David Stone Martin

David Stone Martin (1913–1992)

JAZZアルバムには思わずジャケ買いをしたくなる物が多いが、イラストでジャケ買いしていたのはほとんどデビッド・ストーン・マーチン作。
ベン・シャーンの影響もあるでしょう。
























昨年、生誕100周年とかで紙ジャケ仕様がまとめて発売されたけれど、できればこういうのはレコードで欲しいものです。





































最近入手した紙ジャケCD

ILLINOIS JACQUET COLLATES　David Stone Martin 10inch Collector's Selesction

ALL OF ME
PASTEL
SPEEDLINER
LATER FOR THE HAPPENIN'
GROOVIN'
WRAP YOUR TROUBLES IN DREAMS
COTTONTAIL
WEARY BLUES

アルバムジャケット一口解説≪早乙女道春≫

このデッサンから感じることは、デヴィッド・ストーン・マーチンがいかにお洒落な男であったかということだ。スーツを着た人物をこのように描き出す為には、モデルを見てデッサンを繰り返すことはもちろんだが、自らもスーツを何着もテーラーで作った経験が必要なのだ。実際当時はそれが当たり前だった。ひるがえって現在は情報だけはあふれていて、身体の経験というのはどんどんできなくなっている。そうなればスーツをかっこ良く描きだすことは限りなく不可能に近くなり、誰も理解しなくなることは必然のことに思われる。


ジャズ・グラフィックス―デヴィッド・ストーン・マーチンの世界 [ペーパーバック]