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「名美という名の女」
「ヌードの夜」1993年 アルゴピクチャーズ 監督:石井隆
長い間ヤクザの行方にゆすられていた女・名美はようやく“普通”の男にプロポーズされ、これまでの悲惨な生活にピリオドを打とうとしていた。そんな時見かけた「何でも代行屋・紅次郎」のビラで、名美は次郎(村木)と知り合う。始めは単なる“客と代行屋”だった名美と村木。しかし名美が行方に殺意を持ったときから、二人の運命的な捩れた愛が始まる…。
村木と名美の物語でいったいどんだけ稼ぐんでしょう。これは石井隆自ら監督作として何本目になるのか、石井隆ワールドとしては一つの完成形なんじゃない。全て観てるわけじゃないけど・・・
そこには勿論、ミューズの余貴美子の存在が大きい。実のところ見るまでは顔と名前が一致しない方だったんですが、一遍で気に入っちゃいました。
余貴美子当時37歳の演じる土屋名美の成熟度と儚さを兼ね備えた妖艶さが素晴らしい。
相変わらずの粘着質なカメラワークとともに石井ワールドを際立たせる音楽。
音楽は安川午朗。
ジャジーなサウンドで夜を包みこむ。やくざ行方(根津甚八)の経営するのホストクラブでのナイスな選曲。
エンディングの魂消えるような余貴美子の歌。
何でも代行屋・紅次郎(本名村木哲郎:竹中直人)がすぐに名美を探し出しちゃったり、行方の弟分、仙道(椎名桔平)が紅次郎の事務所に速攻で駆けつけたりといった御都合主義的展開も石井ワールドの中での事、あまり気にせんほうが良さそう。
埠頭でふと消える名美の遠景や、ラストでの例によってのオカルト展開での名美の最後の言葉・・・「面白かった、もっと見せて」
今回、回転して見せるのは村木の方だったてのも微笑ましい。私、けっこう好きですわよ。
キレキレの同性愛者椎名桔平のシャドーボクシング、やくざの兄ぃがはまる根津甚八、村木の同級生オカマの田口トモロヲと、脇役陣も充分な存在感でした。
悪夢のシーンでトンボのブリキおもちゃを使っていて、面白いなと思っていたところ、鑑賞翌日にたまたまBALTANさんのブログでこんな記事がアップされているのを読みました。
ダンブリング効果
なぁるほど・・・
さて、この物語。17年後はどうなるのでしょうか。鑑賞準備OKね!
銀座シネパトス
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「ヌードの夜」1993年 アルゴピクチャーズ 監督:石井隆
長い間ヤクザの行方にゆすられていた女・名美はようやく“普通”の男にプロポーズされ、これまでの悲惨な生活にピリオドを打とうとしていた。そんな時見かけた「何でも代行屋・紅次郎」のビラで、名美は次郎(村木)と知り合う。始めは単なる“客と代行屋”だった名美と村木。しかし名美が行方に殺意を持ったときから、二人の運命的な捩れた愛が始まる…。
村木と名美の物語でいったいどんだけ稼ぐんでしょう。これは石井隆自ら監督作として何本目になるのか、石井隆ワールドとしては一つの完成形なんじゃない。全て観てるわけじゃないけど・・・
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そこには勿論、ミューズの余貴美子の存在が大きい。実のところ見るまでは顔と名前が一致しない方だったんですが、一遍で気に入っちゃいました。
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余貴美子当時37歳の演じる土屋名美の成熟度と儚さを兼ね備えた妖艶さが素晴らしい。
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相変わらずの粘着質なカメラワークとともに石井ワールドを際立たせる音楽。
音楽は安川午朗。
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ジャジーなサウンドで夜を包みこむ。やくざ行方(根津甚八)の経営するのホストクラブでのナイスな選曲。
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エンディングの魂消えるような余貴美子の歌。
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何でも代行屋・紅次郎(本名村木哲郎:竹中直人)がすぐに名美を探し出しちゃったり、行方の弟分、仙道(椎名桔平)が紅次郎の事務所に速攻で駆けつけたりといった御都合主義的展開も石井ワールドの中での事、あまり気にせんほうが良さそう。
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埠頭でふと消える名美の遠景や、ラストでの例によってのオカルト展開での名美の最後の言葉・・・「面白かった、もっと見せて」
今回、回転して見せるのは村木の方だったてのも微笑ましい。私、けっこう好きですわよ。
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キレキレの同性愛者椎名桔平のシャドーボクシング、やくざの兄ぃがはまる根津甚八、村木の同級生オカマの田口トモロヲと、脇役陣も充分な存在感でした。
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悪夢のシーンでトンボのブリキおもちゃを使っていて、面白いなと思っていたところ、鑑賞翌日にたまたまBALTANさんのブログでこんな記事がアップされているのを読みました。
ダンブリング効果
なぁるほど・・・
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さて、この物語。17年後はどうなるのでしょうか。鑑賞準備OKね!
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銀座シネパトス
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摩訶不思議なことと写真と、妖怪や魔物が好きな私です。
でもね妖怪・魔物から歴史の勉強を教わりました。
また、遊びにきてね!!
いつも、写真と短文、拝見してますよ。
また、忘れたころにコメント寄せるかもです。
どうぞ、よろしく。