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「プリディスティネーション」2014年 米 監督:マイケル・スピエリッグ/ピーター・スピエリッグ
1970年、ニューヨーク。とあるバーを訪れた青年ジョンは、バーテンダーに自身が歩んだ人生を語る。それは女性として生まれて孤児院で育ち、付き合っていた流れ者との子を宿すも彼に去られ、さらに赤ん坊を何者かに誘拐されたという壮絶なものだった。それを機に男性として生きることを選んだジョンに、バーテンダーは未来からやって来た時空警察のエージェントだと明かす。驚く彼を自分の後継者に選んだバーテンダーは、装備を託すとともに宿敵である爆弾魔との対決に臨んでいく。
これは、ロバート・A・ハインラインによる「輪廻の蛇」を基にしたSFサスペンス。時空を往来する犯罪者を取り締まるエージェントと出会い、その仲間になった青年が繰り広げる戦いと彼が抱える宿命を活写する。というぐらいの情報のみであらすじさえ調べずに観賞。自分としては珍しい事ですが、これが大正解。
ネタバレしてはいけないタイプ。
時空エージェントの話のはずが、青年ジョンの半生語りが延々と続き、「あれ?」となる。ただ、この半生がメチャクチャ面白くて引き込まれる。ついに時空警察エージェントが正体を明かしてから、時空を飛び回るわけだが、なんとなくこうじゃないかなというこちらの推測を大いに上回る仕掛けにビックリ。
少なくとも、あの面白かったジョンの半生がほんの序の口である事を知る。
伏線回収も見事な感じで気持ち良い。けれど、当方のこんにゃく頭では1度の観賞だけでは堪能しきれない。
これは何度も何度も観ていろんな事を確かめたくなる。昔ながらの入替無しの連続上映だったら、確実に2、3回居残りしてたでしょう。再度チケット購入して観に行くのは銭も暇もないので、初体験の記憶が薄れた頃、レンタルして徹底的に観たいですね。
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時代を遡り、過去の自分と平気で遭遇してしまうシチュエーションがミソ。
使い古されたタイムトラベルものでもまだまだ充分面白いものが作れるって事。
原作のロバート・A・ハイラインはSF界では基本の基というものらしいけれど、読んだことありません。「輪廻の蛇」はわずか20数ページの短編との事。脚本の勝利ですね。そんなに短いのなら立ち読みしてみますか。
ふたなりちゃんを演じたセーラ・スヌークが美人じゃないけど女でも男でも魅力的キャラ。
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こんな画像を見るといかにもSFチックな作品と思えるでしょうが、そんな生易しいものではありません。
小楽器ケースのような携帯型タイムマシンのダイヤル式時間合わせのアナログ感など、小道具の拘りも好ましい。
プリデスティネーション=宿命。面白かった。満足!
ユナイテッドシネマ豊洲
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1970年、ニューヨーク。とあるバーを訪れた青年ジョンは、バーテンダーに自身が歩んだ人生を語る。それは女性として生まれて孤児院で育ち、付き合っていた流れ者との子を宿すも彼に去られ、さらに赤ん坊を何者かに誘拐されたという壮絶なものだった。それを機に男性として生きることを選んだジョンに、バーテンダーは未来からやって来た時空警察のエージェントだと明かす。驚く彼を自分の後継者に選んだバーテンダーは、装備を託すとともに宿敵である爆弾魔との対決に臨んでいく。
これは、ロバート・A・ハインラインによる「輪廻の蛇」を基にしたSFサスペンス。時空を往来する犯罪者を取り締まるエージェントと出会い、その仲間になった青年が繰り広げる戦いと彼が抱える宿命を活写する。というぐらいの情報のみであらすじさえ調べずに観賞。自分としては珍しい事ですが、これが大正解。
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ネタバレしてはいけないタイプ。
時空エージェントの話のはずが、青年ジョンの半生語りが延々と続き、「あれ?」となる。ただ、この半生がメチャクチャ面白くて引き込まれる。ついに時空警察エージェントが正体を明かしてから、時空を飛び回るわけだが、なんとなくこうじゃないかなというこちらの推測を大いに上回る仕掛けにビックリ。
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少なくとも、あの面白かったジョンの半生がほんの序の口である事を知る。
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伏線回収も見事な感じで気持ち良い。けれど、当方のこんにゃく頭では1度の観賞だけでは堪能しきれない。
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これは何度も何度も観ていろんな事を確かめたくなる。昔ながらの入替無しの連続上映だったら、確実に2、3回居残りしてたでしょう。再度チケット購入して観に行くのは銭も暇もないので、初体験の記憶が薄れた頃、レンタルして徹底的に観たいですね。
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時代を遡り、過去の自分と平気で遭遇してしまうシチュエーションがミソ。
使い古されたタイムトラベルものでもまだまだ充分面白いものが作れるって事。
原作のロバート・A・ハイラインはSF界では基本の基というものらしいけれど、読んだことありません。「輪廻の蛇」はわずか20数ページの短編との事。脚本の勝利ですね。そんなに短いのなら立ち読みしてみますか。
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ふたなりちゃんを演じたセーラ・スヌークが美人じゃないけど女でも男でも魅力的キャラ。
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こんな画像を見るといかにもSFチックな作品と思えるでしょうが、そんな生易しいものではありません。
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小楽器ケースのような携帯型タイムマシンのダイヤル式時間合わせのアナログ感など、小道具の拘りも好ましい。
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プリデスティネーション=宿命。面白かった。満足!
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ユナイテッドシネマ豊洲
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映画好きで良かったと思えるようないい作品でした
何と言っても、サラ・スヌーク!!!
イーサン・ホークが霞むぐらい、サラ・スヌークが大活躍してて素晴らしかったですね。
あの顔だからこその役柄…というか、彼女はこれで一躍“今年イチオシの女優No.1”に輝きました。
ジェサベルは、DVDで見てもきっと眠くならないし、きっと大丈夫ですよ
今年は新作も頑張ってますよ。
サラ・スヌーク一押しですか。なんたってあの顔ですもんね。
ジェサベルは残念ながらDVDになっちゃうのかな。
つくづくシアターNが惜しまれます。
あのコンセプトを引き継ぐ劇場現れないかしら。