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「ベット・ゴードン エンプティ・ニューヨーク」
「エニバディズ・ウーマン」1981年 米 24分 監督:ベット・ゴードン
Anybody's Woman
「ヴァラエティ」に先駆けて、ニューヨークのポルノ映画館「Variety」を舞台に作られた短編作品。タイトルはサイレント期から活躍した女性映画監督ドロシー・アーズナーによる1930年製作の同名のハリウッド映画作品に由来する。
「ヴァラエティ」のエチュード的短編で自主制作感が強い。主演の女子は「ヴァラエティ」よりビッチ感あるが、やはりサンディー・マクローの方が良いと思う。同日に観れたのは良かった。
「エンプティ・スーツケース」1980年 米 52分 監督:ベット・ゴードン
Empty Suitcases
職場のあるシカゴと恋人の居るニューヨーク。2つの都市を行き来する女性が抱える疎外感と孤立感が考察される実験的で闘争的な作品。国際映画祭などで上映され高い評価を得た。
この中編も実験的要素が強い。
ナレーションで進行していくスタイルは爆弾製造法からフェミニズム要素まで。退屈しがちな所、恐らく無許可使用の楽曲などで所々好ましくなる。
バンクに乗せてのファッション撮影。
「オール・オブ・ミー」の完ぺき口パク。
トーキング・ヘッズ「サイコキラー」
川辺での痴話喧嘩が笑える。
ナレーション主体かと思ったらラストは文字情報のみになった。
ビリー・ホリディの声を持つ白人女性。
若松孝二の所の出口出もNYだと女になるのか、面白い。
中途半端もシンメトリーの多用も嫌いじゃない。
渋谷 シアターイメージフォーラム
2024年12月
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