漂流Ⅱ

2013-01-21 23:54:16 | Weblog

  晴れ。珍しいくらいの晴れ。

 地元青森では公共建築物は立ち尽くし、無用なまでに設計事務所・建設会社が多いので新しい建物はなかなか獲得できない状態が続いている。

 そんな中でも、老人介護福祉関連は依然、新規参入も多いし、それなりに建設は続いている。弘前近郊は建ちすぎて認可をなかなか認めてくれないまでになった。そこでぼちぼち動き始めているのが、「介護サービス付き高齢者住宅」なるものの建設。皮肉な事に、大都市圏では空きが無くて困っている介護施設が、青森ではけっこう空き部屋が目立っているのだ。地方は極端に収入が少ないので、安い施設でないとなかなか入れない。そこである程度動ける人は先の「介護サービス…」と相成る。まだこれからだろうが、きっとここ数年でどんどん建っていくと思う。いわゆる「ミソもクソも」参入してしまうので、アパート経営のようにすぐ飽和状態になってしまうのが目に見えている。

 介護福祉関連建設ラッシュが終われば、また長い氷河期が訪れるんだろうなぁ…。


漂流

2013-01-21 00:06:46 | Weblog

  雪時々曇り。

 「老人漂流社会」なるNHKスペシャルを見て衝撃を受けた。行き場の無い老人のなんと多いこと、これから更にこの問題は大きくなることが容易に想像できる。体は動かず、行き場が無いとは日本の社会福祉は完全に崩壊している。無理も無い話しでシステムを考えてる連中は、年金収入百万円とかそういうクラスの人たちの生活を分かっていないのだ。老人達はなぜか皆涙していた。どうしようもないものね。

 何だか自分の将来を見たような気になり、相当驚かされた。今更どうこう出来ないが、不安を拭い去ることは出来ない。無論、今はまだ若いのであと四、五十年先の話。そこまで現世人類の社会が存続しているかも怪しいところだが、いくら能天気な私でも非常に不安を覚えてしまう。