松園先生といぶりたけのこ

2018-07-01 17:25:04 | 絵画鑑賞、創作

  晴れ、所により雨。結局、津軽地方は全然降らなかった。

 雨天予報だったので、朝練の準備は全くしていませんでした。朝起きて外を見ると、何と青空が……。準備していなかったので、今日は予定通り岩手県立美術館へ出動しました。

 

 コレ。今回も密かに一番乗り・貸切状態を目指してましたが、開館前から既にそれなりの人が。残念ながら独占状態の快感を味わうことは叶いませんでした(笑)。入場してすぐ、上村松園作「志ゃぼん玉」が。この作って、むしろ後からとか会場の真ん中にどーんと展示した方が良かったのでは? 順路の次から始まる、鏑木さんとかの作が全て霞んでしまって正直、絵に対する思いとか、そういうレベルの差の比較対象になってしまいます。ま、一応は見ましたが。

 特別展示品として、円山応挙の子犬と藤の絵なども来ており、これら特別展示品は図録に掲載はないもののむしろこちらの方が見応えあったかも知れません。びっくりしたのは本阿弥光悦の書が来ていたこと。松尾芭蕉、良寛と三名の句などが並んでいました。本阿弥光悦の書って、やっぱり凄かったんですね。書はぜんぜん分かりませんが、少なくとも光悦の書が凄いということは分かりました。数々の名作を生み出した作家さん達の書、書簡なども展示。刀剣の前に三島由紀夫の書が展示されていたのには何かしら意味があるんでしょうか? 全然無関係と思いますが、そこのところ、どうも勘ぐってしまいます(笑)。三島先生の書も見れて満足でした。

 常設展は先日も見ていたので、今回も万鉄五郎の自画像と、掛け軸を鑑賞して撤収します。

 帰りの高速道路は覆面パトカーが縦横無尽に駆け巡る有様でしたが、私は法廷速度遵守のスマートドライバーなのでぜんぜん関係ありません。一台、猛スピード(170kmは出てたんじゃない?)で駆けるバカ〜が覆面パトカーに追われて逃げようとしてましたが、敵うはずもなく先導されてました。80km規制区間なので、一発免停確定ですね。そんなに急がなくても目的地は逃げないよ?

 帰り道、半田屋で昼食後、今回も餅祭りを期待していましたが、なんと、ずんだ餅を販売しているサービスエリアを素通りしてしまい無残にも楽しみの一つは打ち砕かれました。

 

 腹いせにバター餅を二つ買い、トドメに「いぶりたけのこ」まで購入。これで私の欲望はやや満たされましたが、ずんだ餅の魅力には敵いません(笑)。

 長く眠く疲れた高速道路からようやく下りて、弘前市のBUTTON UP CLOTHINGさんに立ち寄って気になっていたジーンズを物色。残念ながらサイズが大きくて合いませんでしたが、別のオススメ品を合わせて下さいました。ありがとうございます。ライブイベントのチケットも購入して帰還。虫だらけの車のフロント周りを洗って軽く絵を描いて楽しい休日が終わりですね。