がんばっている中村幸春氏の瀬野川便りが届きましたので読んでください
彼ががんばって瀬野川の再生が出来ました1釣り人でもこれだけのことができる。
今年もカジカやドンコが確認できました。
2002年頃に、瀬野川で生物調査をしていると始めてカジカを捕獲
しかも翌日、中国新聞で瀬野川で44年ぶりのカジカ捕獲成功と大きく取り上げられました
私も名前は知っていましたが、この魚は?と思いハゼ研究家に画像を添付しました
すると、「中卵型のカジカです」
しかも、山間部では希に見かけることができますが、都市部で見ることはほとんどできないとのこと
そのときの感動は今でも鮮明に記憶している
その時予感がしたのは、この1匹カジカが瀬野川の未来を変えるかもしれない?
瀬野川からの叫び声が聞こえた感じ
これから10年20年後の瀬野川は、カジカやドンコ、ウナギなどがウヨウヨ泳げる川になるかもしれない
息子達と必死で探し求めたテナガエビも今ではたくさん見かけることができるようになりました
他の河川でカジカやドンコは、簡単に捕獲でことは、ほとんどありません。
瀬野川は瀬戸内海に接した長さ約30kmほどの小規模な河川ですが、ダムや河口堰がなく多くの生き物の産卵生息地になっています。
バックヤードになっていると言われます。
このバックヤードの意味は、太田川などの大河川から流下した稚魚が、遡上しやすい環境が残り、また生息可能な中州や草木が茂る河川が瀬野川なのです。
2013年5月18日 加藤春紀君、裕紀君と瀬野川探索会初参加の岩井陸君 駿君の兄弟が瀬野川下流で捕獲に成功しました
しかも去年に続き、カジカは稚魚を5匹程捕まえました
ドンコやウナギ、テナガエビ、チチブ、メダカも捕獲成功
撮影後は元の場所に戻しました。
加藤春紀君の話では、「大変川底が汚れている」と感じたそうです
上流で行われている浚渫工事が終わらないと、いくら環境を残す工夫をしても、下流域の環境は良くなりません
最上流部から海まで、もって言えば、山から海までを守らないとダメ
瀬野川は地元住民と行政が協力し合い、治水と生物多様性環境を残す工法を取り入れる工法を行っています。
広島県下では見かけなくなった貴重な生物がたくさん生息しています
多くの子供達にありのままの自然を体験してもらいたいと思います。
画像の説明
0024 カジカ 上方からの撮影「、胸びれが特徴
0025 チチブ
0026 テナガエビ♂2000年頃はほとんどいませんでしたが、今ではたくさん生息しています
0027カジカ
0029 ドンコ 広島県では絶滅危惧種に2年程前から指定
0031 瀬野川メダカ たくさん生息しています
0032ウナギ 絶滅危惧種に指定されます
瀬野川調査をしてくれた、右から加藤春紀君、裕紀君 岩井駿君、陸君
この子達が未来の瀬野川を守り続けていくと思います。