「ま」マダイ
あざやかな 淡きピンクの美しさ
女王の名は マダイなり
蒼き海底よりチラチラとピンクの色をかがやかせて上がってくるマダイ。
女王と呼ぶにふさわしい美しさを持ったこの魚は、遠い昔からお祝いの席にはかくことの出来ない魚です。
サシミ、煮付け、焼き物と何でもござれである。
このマダイ、磯からはなかなか釣れないが、日本を遠く離れたニュージランドでは同種であろうマダイの50センチ級が磯から入れ食いで釣れる。
友人6人でヒラマサが目的で釣行した折、ヒラマサが釣れずにマダイばかりがよく釣れた。
このマダイはイワシやアジの切り身で釣ったが、その本来の目的は大ヒラマサ釣りであったので道糸もハリスも大仕掛けであった。
何の心配もいらずに食ってくるので釣っては放し、釣っては放しの楽しみだけの釣りで、やりとりをするスリルもないのである。
この様に釣れると釣人は勝手なもので、釣っていてもスリルがないために釣りが乱暴になり楽しみが薄れていく。
このときの目的であるヒラマサは結局釣れずであったが、此処には大ヒラマサが磯から釣るという楽しみで日本からも多くの人々が釣行する。
エサは現地調達(というよりオキアミなどは持ち込み禁止)で磯釣り前に湾内でアジ釣りをして、ブクブクで生かして磯にあがるのであるがこれが大変でした。