函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

秀吉は侍ではないのです!!

2009-06-16 | 歴史
上杉の義を貫くと宣言して上洛した景勝でしたが、無口では
どうしようもありません
ストレスが溜まる一方です

北政所には『黙っているのが得になる事もあるが、話をする
のも駆け引きの内』とまで言われてしまいましたね
魑魅魍魎が住む権謀術数の都では義は全く意味を成さないの
です
どうやら景勝は兼続が側にいなければたち行かない様ですね

景勝主従の世話役・お涼、そのお涼の助言で金の太刀袋に替
えたのは正解でしたが、謁見した秀吉は謙信所蔵の太刀より
も金の太刀袋にしか興味を示しません
秀吉らしいといえば秀吉らしいのですが…

そんな秀吉を見て『侍とは言えぬ』と幻滅する景勝
上杉にとって神とも言える謙信の刀に見向きもしないのです
から怒るのも当然ですよね。
成り上がり者の金好き、今の時代にも同じ様な事が…

しかし秀吉は単なる黄金好きなだけではありません
秀吉は全国の金山・銀山などを直轄地としてしまうのです。
上杉が景勝の代に征服した佐渡も後に秀吉のものとなります
戦を続けるには大金が必要、その金を押さえれば戦は続けら
れません
景勝が言った言葉もそういう意味では当たっていますね
秀吉は侍ではなく政治家だったのです


兼続に愛の告白をしたお涼ですが、福島正則を投げ飛ばした
のにはでしたね!!
コメディーの様な映像には笑うしかありません
軽さを通り越して喜劇を見ている感じになったのは僕だけで
しょうか???
賤ヶ岳七本槍の筆頭・福島正則は武人として有名ですが、内
政にもかなりの手腕があった武将なのです
あんなただの酔っ払いの様な描かれ方をされたのでは見も蓋
もありません。
登場人物に濃淡をつけるのは仕方ありませんが、少し度が過
ぎている様な気がしてならない僕なのです

余談ですが、福島正則の家臣に槍で有名な可児才蔵がいます。
可児才蔵も愛宕権現を厚く信仰していたといいます
この時代の武将には愛宕権現を信仰していた武将が多かった
様ですね



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