もしかして?大竹しのぶ
巫女姿でと登場したオババ役の老女。
声を聴いてもしや?と思っていましたが、やはり
大竹しのぶでしたね
「雪には気を付けろ。」と実朝の行く末を暗示す
るかのような一言。
「雪は滑るから。」と切り返す和田義盛の言葉に
は吹き出してしまいます
それにしても特殊メイクの技術には驚かされます
義時の妻・のえは相変わらずしおらしい態度です
が、三浦義村だけは騙せなかった見たいですね
「必ず男の子を生んで北条家の家督にして見せます。」
「そうでなければ、あんな辛気臭い男に嫁ぎません。」
と…
義時も踏んだり蹴ったりの言われようですね
三つ指をついて義村に挨拶するのえですが、米粒の
付いた左手を隠したのを義村は見逃がしませんでし
た
女性を見る目と言うよりも、人間観察は八田知家よ
り義村の方が数段上です
その観察力が有ったからこそ、カオスな時代を生き
抜く事が出来たのかも知れませんね
畠山重忠の母親は三浦義明の娘です
北条義時、三浦義村、和田義盛とは従兄弟関係にな
ります。
武蔵の有力者である父と、相模の有力者の娘が母な
のですから血統的には関東の武士の中でもピカイチ
です
そのうえ、武にも文にも才能があったと言われてい
ますからケチのつけ様がりません
頼朝にも何かと重宝されていたのも頷けますね
武蔵野守は平賀朝雅ですが、軍事や警察権を実質的
に握っていたのは秩父党の惣領重忠です
幼い将軍を盾に権力の頂点を極めた北条時政にとっ
て、意のままにならない畠山重忠はもはや邪魔者で
しかなかったのでしょうか?
時政は武蔵の武士達に自分に従う様にと起請文まで
書かせたと言われています
権力の魔物にとり付かれた時政の露骨な暴走が始ま
ります