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映画『東京家族』について

1946年の精神

2017年09月28日 | 映画『東京家族』
 今年の英国労働党大会は凄かった。ツイッターを通じて見ているだけでもその熱気が伝播してくる。






































































































































































































 今の日本に必要なのは確かな言葉と、あの飢餓と貧困のなかにも輝いていた清々しい青空、「1946年の精神」だろう。




























































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『君の名は。』

2017年09月24日 | 映画『東京家族』
 ある切っ掛けがあって、昨年来話題になっている映画『君の名は。』を観た。映画館ではなく、「Google Play」を使い、短い睡眠も含み、二度中断しながらPCで観た。その夢のなかに、濃密な映画のイメージの奔流が変形して次々と押し寄せてくる、こんな経験をしたのは初めてだった。夢にイメージが地続きで直結してくるのだ。それほど、何気ないひとつひとつのシーンにも籠もる情熱が、観る人ひとりひとりの感情を直接射抜く、類い稀な映画だった。

 先行する映画群へのオマージュもいくつか気づいたが、これは若い『君の名は。』ファンのための愉しみだろう。

 論理的に考えると、何故恐ろしいほど美しい彗星の飛翔が、個人の心、または時間と同期するのかは判らない。けれども、映画は夢、そのふたつもまた地続きなのだ。






























“めぐりあはむのちの世までの形見かな 鳥も今はの山のはの月”


“遠ざかる道のそなたを思ひやれば 涙河をやせきとゞむらむ”


“かきつくるあとに光のかゝやけば 暗き道にも闇は晴るらむ”



 ―『明恵上人歌集』

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