おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

ルヴァンカップ 1stラウンド

2024年12月22日 10時23分21秒 | サッカー

2025シーズンのYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦の組合せが決まりました。

ファジアーノ岡山の1回戦は、3月20日(木)の祝日開催になりました。14時キックオフ、ミクニワールドスタジアム北九州で行われるギラヴァンツ北九州との対戦となりました。

昨年からJリーグの全60クラブが出場するレギュレーションに変更されたこのカップ戦は1stラウンドをトーナメントで争います。

ミクニワールドスタジアム北九州(北九州スタジアム)|九州への旅行や観光情報は九州旅ネット

ミクニスタジアム周辺地図

何度も行きたいと思いながら行けていないミクニワールドスタジアムですが、今回初めて参戦できそうです。小倉駅から徒歩10分圏内という抜群のアクセスを誇り、スプラッシュヒットもあるという海沿いの立地。J3のホームスタジアムにはもったいない立派な施設です。

【2025JリーグYBCルヴァンカップ ファジアーノ岡山対戦カード】
◇1stラウンド 1回戦
 2025年3月20日(木) 14:00
 ギラヴァンツ北九州 vs ファジアーノ岡山
 会場:ミクニワールドスタジアム北九州

リーグ戦とも天皇杯とも違った戦い。そのトーナメント表は以下の通りです。

 

 

 

J2、J3のクラブにとってもチームのアピールチャンスとなるルヴァンカップ。

そして、今まで行ったことのなかった地域へ行ける機会を広げてくれるこのカップ戦は、Jリーグの楽しみ方を膨らませてくれる存在として楽しめたら良いと考えています。

まずは、過去の関係性から考えても、非常に楽しみなギラヴァンツ北九州戦を楽しみに待ちたいと思います。

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日生で美味いカキオコに出会う!

2024年12月21日 07時18分53秒 | グルメ

先日、カキオコを食べたくなって日生を訪ねました。

JR赤穂線の日生駅です。昔からの漁村の風情を残している港町ですが、近年はカキオコが一大ブームを呼んで活気を呈しています。

 

平日なので店休日のところもあり、はてさてどこに行くかと考えた時、日生駅からは一駅赤穂方面に進みますが、寒河駅最寄りの「たまちゃん」に決めました。たまちゃんは一番を争う人気店で開店前から行列ができることも多いらしく、この日も入店待ちの方が見られました。

 

入店方法や注文方法が流石と思わせるものがあって、待ち時間があっても室内で待てますし、電話番号を記入できるので車で待つこともできます。混雑時には周辺の観光もできたりします。

地図の色が変わっている部分にピンが刺さっています。拡大すると以下のようになります。

  

全国から多くの方が訪れる人気店なんですね。リサーチ不足で入りましたが、良い店に来ました。

 

店内には各界の著名人のサインが多く掲げられています。

3種類頼んで、みんなでシェアしました。

牡蠣がたっぷり入っていて、中はふんわりで味付けにも種類があって色々な味を楽しめます。

滅茶苦茶美味しかったです。

カキオコが地域の町おこしに大きく貢献していると改めて感じたところです。

ご馳走様でした。ありがとうございました。

もし、岡山にお越しの際は岡山市から少し東に足を延ばして、兵庫県境の日生までお立ち寄りいただけると幸いに存じます。

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「新プロジェクトX」の不振と平成という時代の難しさ!?

2024年12月20日 04時50分29秒 | 日記

『ブラタモリ』レギュラー復活にファン歓喜も・・・打ち切りが懸念されるNHK「“伝説”の番組」
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/jisin/entertainment/jisin-https_jisin.jp_p_2412553

※以下、引用です。

12月19日、NHKは人気番組『ブラタモリ』が来年4月にレギュラー復活することを発表した。

『ブラタモリ』レギュラー復活にファン歓喜も…打ち切りが懸念されるNHK「“伝説”の番組」

『ブラタモリ』は、タレントのタモリ(79)が全国各地の街を訪ね歩き、その街に残る歴史や地理などを学術的な視点で掘り下げる教養バラエティ。ゲスト専門家の解説や、博覧強記のタモリがアナウンサーと共に展開するトークも見どころの一つで、’08年のパイロット版放送以降、レギュラー版としては計4シリーズが放送されていたが、’24年3月に終了した。

多くのファンを魅了した人気番組の復活に際し、NHKは公式サイトで以下のコメントを寄せている。

《「ブラタモリ」が、来年4月からレギュラー放送として復活します。番組のコンセプトはそのままに、街道を歩くシリーズものなど、新しい試みにも挑戦し、より幅広い世代の人に地域の魅力を届けます》

復活のニュースはXでも大きな反響を呼び、かつての視聴者からは歓喜の声が上がっている。

《「ブラタモリ」がレギュラー復活!?待ってました!!!! 街道シリーズも楽しみすぎるし、タモリさんの探究心にまた毎週会えるなんて最高》 《ブラタモリ復活本当に嬉しい!!受信料を払っている甲斐があるってもんよ…ブラタモリが終わった時に受信料払いたくないとまで思ったもの》 《ブラタモリ復活嬉しい!!あまりテレビを見ない私がほぼ毎週見てた数少ない番組。春が待ち遠しい》

いっぽう、今後の動向に注目が集まるのは、今年4月から放送されている同局“伝説”のドキュメンタリー番組『新プロジェクトX〜挑戦者たち〜』だ。

「『新プロジェクトX』は、’15年から土曜19時30分〜20時15分の枠で放送された『ブラタモリ』の第4シリーズの後番組として、今年4月から放送が始まりました。’00年〜’05年に放送された前身の『プロジェクトX』は、働く現場で奮闘する“無名の人々”にスポットを当てた人気シリーズで、数々の名作回を生み出しました。

ただ、一部の放送回では事実誤認といった指摘が多く上がった番組でもあり、新シリーズでも会社の業績に貢献した人物が“番組で一切取り上げられなかった”といった批判が親族から寄せられるなど、波紋を呼んだこともあります。そのほか、視聴者からは次第に“マンネリ化している”“ネタ切れ”といった声も高まるなど、かつてほどのインパクトがあるとは言えないでしょう。

いっぽうの『ブラタモリ』が今年11月に特番として3夜連続で放送された際には、ナレーションやテーマ楽曲に一部改変が加えられていたものの、大きな反響を呼んでいました。復活した『ブラタモリ』の放送枠はまだ発表されていませんが、『新プロジェクトX』を打ち切って、かつてと同じ土曜19時30分の枠で放送される可能性も十分にあるでしょう」(テレビ局関係者)

実際、Xでもこんな声が上がっている。

《土曜夜のゴールデンタイムに新プロジェクトXはちょっとだからやっぱりブラタモリなのか??》 《ブラタモリ復活と聞いて、最初に思ったのはプロジェクトXの打切りだった》 《やっぱりキッカケはプロジェクトXがパッとしなかったからかな?》


出典:https://minkara.carview.co.jp/userid/2364047/blog/47657601/

「新プロジェクトX」の不振の原因は明らかに平成という時代の弊害であると考えています。前シリーズの「プロジェクトX」が評価された背景には取り上げた昭和という時代にあったと考えます。目標に辿り着く為には手段を選ばず、犠牲もいとわない昭和という時代が高度成長を支え、日本の成長を促進したことは誰しもが認めるところだと思います。どんな困難も無理難題も昭和という時代背景には乗り越えなければならない壁でした。それに挑む人々は常に命懸け、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もある」という諺にも後押しされるように「死んでもやり遂げる」という強い決意が感じられたからこそ、昭和の荒波を乗り越えてきた年代の視聴者に受け入れられたのでしょう。

時代が変遷した平成のコンプライアンス重視、制約の多いこの時期に巨大プロジェクトが発動されにくく、緒に就いたとしてもかつてのような大きな成果を得にくいというのは仕方ないことです。加えてバブル崩壊とともに失われた30年に日本の活力は失われ、身命を賭してまで取り組む意義が見出せず、挑む気力を失ってしまった人々に昭和の時代のような一発逆転が生まれなくなったことを責めるわけには行きません。番組に共鳴できない視聴者が増えたことで、評価を下げてしまったとしてもそれはある程度予測可能なことではなかったでしょうか? まず、平成に昭和の頃のような実りを求めても、それは困難であると言わざるを得ません。平成をそんな時代にしたことには多くの政治家や真実を報道するのを忘れたマスメディアに大きな責任があります。令和になってもそれは何も変わっていません。そんな時代に感動を呼ぶ事業が出現しないのは明らかです。

打ち切りになったとしても仕方ないと割り切れば、後継番組に『ブラタモリ』が充てられたとしても、それを苦々しく思う視聴者は僅かになったと考えるのが妥当ではないかと感じます。土曜日のゴールデンタイムには明るさと楽しさが求められると考えたら、NHK上層部もそのような決断をするのではないかと思います。ただ、『ブラタモリ』がいつまで制作できるかを考えるとかなり未知数です。いずれにしても、これからの番組編成にはNHKも民放も苦悩するのは間違いないだろうというのが今回の結論です。

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ファジと沖田神社

2024年12月19日 22時06分41秒 | 日記

今年、来年と地区の氏子総代なんてことになっていまして、今日は沖田神社に集金分を収めに参りました。年末年始は何かと忙しいことも多くなりますね。

風が強く寒いことは寒かったのですが、お天気に恵まれました。

沖田神社は、備前国藩主池田綱政の時代に、新しく開拓された沖新田の産土神として建立されました。

沖新田は岡山藩の家老、津田永忠が綱政の命を受けて元禄5(1692)年1月11日に着工されました。その工事は当時としては恐るべき急ピッチで進められ、信じられない短期間で潮留の築堤、疎水、検地を終え、約2000町歩の広大な新田が開かれました。

元禄7(1694)年4月、沖新田全体の産土神として社を建立するため、京都の吉田殿(当時の神祇官)に見垣近江の守を派遣し神の来臨を請願、同年5月23日に沖田神社の神宣が下されました。当初は御野郡(現在の岡山市南区福島)の住吉宮に鎮座されましたが、元禄7年9月3日に、旧沖田神社(岡山市中区沖元宮地在の古宮様)へ遷宮しました。しかし境内の土地が低いため大風、高潮、洪水の被害を受け、拝殿まで水が入り込む事があった為、宝永6(1709)年に現在の場所に移転しました。

明治の廃藩置県後には郷社となり、大正12年5月25日に県社に昇格しています。

引用と出典:http://www.okita-shine.com/index2.html

 

この地域に育った我々にとっては、その存在が非常に大きい氏神様です。そして、ファジアーノ岡山の本社所在地と隣接する練習拠点の政田サッカー場が位置する岡山市東区升田も沖新田にあり、ファジアーノ岡山の氏神様もこの沖田神社になります。

ファジの幟がはためいているのもそういう理由がありまして、毎年新年の必勝祈願が行われており、その様子を当ブログで紹介したこともありましたね。しかし、今年はファジアーノ岡山が悲願のJ1昇格を果たしたこともあって、様子がいつもの年末と若干異なっています。

J1昇格を果たしたことで社にも喜びが溢れていました。来年の絵馬には「J1昇格」に代わるどのような祈願の言葉が書かれるのかにも興味深いことですよね。

サポーターの皆さん、お立ち寄りの機会がありましたら「祝J1昇格」の巨大絵馬にお参りして、幾ばくかの募金もしていただけると幸いに存じます。

私は神社やクラブの回し者ではありませんが、チームの更なる飛躍を祈願できればこれ以上の喜びはありませんね。

よろしくお願い申し上げます。

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「八方」で中華そばを頂く!

2024年12月18日 22時47分31秒 | グルメ

岡山市東区西大寺上2丁目にある「八方」にお邪魔しました。ランチタイムにはいつも長蛇の列で入れないことが多く、日頃は中々足が向きにくい西大寺で一番の人気店、最近ではメディアの露出も増えて一言さんもかなり訪れることが多いようで、益々入れない店の一つになっています。

この「八方」の原点は奉還町で営業していた食堂の「日の出」です。

岡山の皆さんには馴染みの深い奉還町商店街。名前の由来は大政奉還の際に失職してしまう池田藩の家臣たちに支払われた「奉還金(家禄奉還金)」を元手に武士たちが商売を始めた場所に由来します。しかし、そこは武家の商法で、武士が開いた店はほぼほぼ失敗して倒産、現在の奉還町で残っている店は戦後の焼け野原に開店した店舗が殆どとなっています。天満屋を中心とした表町商店街や岡山駅東口に発展した駅前商店街と比較すると、やや寂れた風情を感じることの多い奉還町商店街ですが、その分個性的な店が多く、マニア受けする商店街になって来ました。

戦後に誕生したものの中に岡山ラーメンがあります。その岡山ラーメンの礎を作ったラーメン店の一つが「日の出」だったと伝えられています。現在はJR赤穂線西大寺駅前にある「八方」はこの日の出を原点にしています。

西大寺税務署やふれあいセンターの近隣にあり、かつては岡山市役所の西大寺支所、西大寺消防署(現在は西大寺南1丁目に移転)などもあって、お昼時は官公庁の職員の昼食一番人気の店でもあります。更に西大寺高校の近隣でもあって、午後の営業では高校生も多く訪れるようです。

 

ということで夕食には少し早い時間帯に伺ったのですが、既に店内は満席で入店待ちの方がちらほらと見られました。昼食時よりも回転が遅い夕食時ということもあって1時間余り待って入ることができました。

頼んだのは定番の中華そばとご飯です。ラーメンライスは王道です。最近は徳島ラーメンなどの人気もあって、ラーメンはご飯のおかずという考えが主流になっていますから、ラーメンを頼めばご飯というのが当たり前になって来ました。

魚介だしに豚骨醤油を加えたやや甘めのスープが特徴の八方の中華そば。中華そばですが焼豚が沢山入っていてボリュームもあります。八方名物となった「カツそば」はこの中華そばにとんかつが丸々一枚入りますので、胃腸の調子の良いときがお勧めです。人気メニューですが、食べ切れないことがありますのでご注意ください。

大変美味しくいただきました。ご馳走様でした。

最近はファジのJ1昇格に向けた戦いが生活の中心にあったこともあり、中々グルメネタをかけていませんでしたが、オフシーズンになったので、2月中旬の開幕までは少し書きたいと思っています。

よろしくお願い申し上げます。

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弱小地方クラブの光となれるならJ1で頑張る意味は見出せそうだ!?

2024年12月17日 23時04分59秒 | サッカー

J1昇格を決めた直後のyahooに掲載された記事です。転載します。


岡山のJ1昇格が我々に教えるもの 成功を支えたカルチャーと「30年計画」

https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/2024120800001-spnavi

大島和人 2024年12月8日 10:45

※以下、引用です。

シティライトスタジアムのスタンドが「臙脂」で染まっていた 【(C)J.LEAGUE】
 
12月7日にJ1昇格プレーオフ決勝が開催され、ファジアーノ岡山がベガルタ仙台を2-0で下してJ1昇格を決めた。岡山のプレーオフ挑戦は2016年、22年に次ぐ3度目で、2009年のJ2昇格から16季目の悲願達成だった。

新幹線の改札を出る瞬間から、岡山の街は「スタジアム」の空気だった。駅員や売店スタッフがファジアーノレッドの法被を身にまとい、構内は選手の旗がはためいている。張り出されたポスターには「全員で勝つ」の5文字が強調されていた。このクラブが地域に根づいた、特別な存在であることが否応なしに伝わるビジュアルだった。

「5度目の挑戦」が実った木山監督

木山監督にとってもJ1昇格は「悲願」だった 【(C)J.LEAGUE】
 
プロスポーツは令和日本の数少ない成長産業だ。Jリーグも楽天、サイバーエージェント、ミクシィ、メルカリ、DeNAとIT企業の参入が相次いでいる。そういった企業の牽引もあり、各クラブとも事業規模の拡大が進んだ。

しかしファジアーノは特定の企業に依存せず、一人ひとりのサポーターや地域の企業が薄く広く支える「市民クラブ」だ。決勝の先発11名のうち8名はJ1のリーグ戦未出場で、お金で人材を集めている気配はない。全員が献身的にボールを追い、タフに競り合う――。それがファジアーノの質実剛健なフットボールだ。

J2は2位以内が自動昇格で、3位から6位のクラブが1枠を懸けたプレーオフに臨む。準決勝、決勝ともスコアが90分で同点だと「リーグ戦の上位」が勝ち上がるレギュレーションだ。5位・岡山は6位・仙台に対してアドバンテージを持っていた。

さらに岡山は20分に末吉塁が左サイドからループシュートを沈め「実質2点差」の余裕が生まれる。

仙台は後半開始と同時にオナイウ情滋を投入し、右サイドの「ウイングバックの背後」を突く狙いから試合の流れを引き戻す。岡山はこの悪い流れを耐えると、60分に191センチの大型FWルカオを投入して反攻に出る。61分にはルカオの突破から本山遥のダメ押しゴールが生まれ、岡山は2-0で勝ち切った。

木山隆之監督にとっては5度目のJ1昇格プレーオフで、初の突破だった。彼は水戸ホーリーホックを皮切りにジェフ千葉、愛媛FC、モンテディオ山形、ベガルタ仙台、そして岡山と6クラブの監督経験がある。一方で決勝敗退2度(2012年/19年)、準決勝敗退2度(2015年/22年)という戦績から、悲運の気配が漂っていた。

彼は12年も漂っていた暗雲を振り払った。

「跳ね返されるたび、自分自身だけでなく、様々なものが大きく変わります。自分のことより、周りの人たちをハッピーにできなかったという思いが強いです。でもそれを何とか覆していこうと思いながら、岡山で指揮を執り始めています。ジェフで(2012年に)初めてプレーオフに行ったときは、自分自身の未熟さを感じました。(2016年に)愛媛でプレーオフへ行ったときは、クラブ規模を考えればそれ自体が快挙だったと思います。一概に4回負けたから4回ダメだったわけでなく、色んな思いを持ちながらやった10年でした。確実に言えるのは、そういった経験が着実に自分自身を強く大きくしてくれたことです」

監督、選手が語るファジアーノのカルチャー

本山遥は身体を張ったプレーでもチームを助けた 【(C)J.LEAGUE】

決勝は途中出場でピッチに入った神谷優太にも負の記憶があった。彼は清水エスパルスの選手として、昨年のJ1昇格プレーオフ決勝で悔しい思いをしている。清水は後半アディショナルタイムに東京ヴェルディの「勝ち越しPK」を喫して昇格を逃したが、PKにつながるボールロストは彼のプレーだった。

神谷は試合後にこう口にしていた。

「岡山に来たときから、本当に『このチームをJ1に上げる』という気持ちだけでした。(悔しさは)それでしか解消できません。だから今日はそれができて本当によかったです」

2点目を決めてこの試合のヒーローになった本山は大卒3年目だが、やはり悔しさを糧にしてきた。今季は様々なポジションを転々とし、ベンチ外が続いた時期もある。しかし最後は右ウイングバックとしてチームに取って欠かせない存在になった。

本山は中高とヴィッセル神戸のアカデミーでプレーしていたが、古巣に対しては反骨心を隠さない。

「自分にオファーをくれなかったクラブでもあるので、その悔しさをプロになってから忘れたことはありません」

在籍経験のある選手が揃って口にするのがファジアーノの「真面目さ」だ。木山監督はそれをこう表現する。

「大げさな言い方かもしれないですけど、もう間違いなくチームのために全員が本当にすべてを投げ打って仕事をしています。クラブに入ってきたときにそのような空気を感じて、そうなっていくのだと思います。それはもう間違いなく、我々のクラブの大きな財産です。献身性は失ってはいけない、武器にしていかなければいけない、最も大きなことです」

今季途中に加入した神谷はこう口にする。

「真面目なのがすべてプラスに行っていて、マイナスな真面目さがありません。選手同士が話し合うときも、みんな『聞く耳』と『話す意思』の2つを持っている。そういうところはここに入ってすごく感じます」

本山はこう振り返る。

「ウイングバックで試合に出るようになって、ある練習のあとに、嵯峨理久選手が『ハル(本山)は悔しい思いをしていたけど、今こうやって試合に出ている姿を見てパワーをもらっている』と言ってくれました。嵯峨選手だけでなく全員の『チームのためにやる』というエネルギーが強くて、出るからにはやるしかないと本当に毎試合思わされています」

献身性は強制で引き出せるものではない。しかしファジアーノは自然と全員がすべてを投げ打つ、挫けずに努力を続けるカルチャーが備わっている。

木村オーナーが作り上げたもの

試合後に喜びを分かち合う木村オーナー(左)と木山監督 【(C)J.LEAGUE】

ファジアーノの良き文化を作り上げた立役者は、誰を置いても木村正明オーナーだろう。彼は2006年にゴールドマン・サックス証券の幹部を辞し、帰郷してクラブの株式会社化とともに代表取締役に就任した。18年3月にはクラブの代表取締役を退任し、Jリーグの専務理事を4年間務めたが、22年からクラブに復帰している。

2006年当時のファジアーノは「中国サッカーリーグ(CSL)」に所属していて、まずJFL(当時は3部相当)昇格が大きな目標だった。同年のCSLを制して地域リーグ決勝大会(現・全国地域サッカーチャンピオンズリーグ)に進出するも、決勝ラウンド3位で昇格に届かなかった。

「当時はみんな岡山の子で、アマチュアの選手でした。『俺がお金を集めてくるから、プロ化に踏み込む』と言ったら、選手25人のうち19人が退団したんです。自分が来たばかりに、彼らのプレーする場を奪ったことは事実です。そのときは本当に辛かったし、今も夢に出てきます。ただ彼らが自慢できるようなクラブを作るのが、自分にできる唯一のことでした。今日は彼らも観戦に来てくれて、一緒に喜び合えて良かったです」(木村オーナー)

当時はライブドア事件、村上ファンド事件で社会が騒然としていた時期。六本木ヒルズのオフィスで仕事をしていた木村オーナーにもその「風評被害」が及び、営業面で苦戦した時期もあったという。しかしクラブは踏みとどまり、2007年にJFL、翌年にはJ2への昇格を決めた。

岡山は兵庫県、広島県に東西を挟まれている。兵庫にはタイガースとヴィッセルがあり、広島にはカープとサンフレッチェがある。一方で岡山はファジアーノが誕生するまでプロ野球、J1どころかプロスポーツさえない土地だった。

「僕は『何も無くていいですか? スポーツチームがなくてもいいですか?』と問いたくて、岡山に帰ってきました。チームが必要だと色んな方が認めてくださって、今はこういう景色になっています」(木村オーナー)

シティライトスタジアムの記者席はすぐ左にVIPエリアがあり、岡山の政財界要人と思しき方々が「ノリノリ」で試合を楽しんでいた。昇格が決まると木村オーナーは古参のサポーターからスーツ姿の紳士まで、様々な方々と抱き合い、喜びを分かち合っていた。それは木村オーナーとクラブが18年かけて積み上げた人の「縁」と「絆」だろう。

「30年計画」の実現に向けて

木村オーナーは次の夢に向かう 【(C)J.LEAGUE】

ファジアーノは岡山という土地に深く根ざし、すでに「なくてはならない」存在となっている。もっともJ1昇格がクラブのゴールではない。木村社長は2006年の会社設立時に、このような「30年計画」を立てていた。

「『3年でJリーグ昇格、7年で練習拠点、10年で1万人、15年でJ1に昇格、20年でフットボールスタジアム、25年でACL出場、30年で(サッカー以外も含めた)すべてのスクールを作る』という30年計画でやっています。2006年は役員が5人で、社員は2人しかいなかったんですけど、役員合宿を3回して決めた計画です」

J2昇格は2009年、政田サッカー場の開場は2013年で、まさに計画通りだった。J1昇格は予定より3年遅れの18年目に実現した。次のステップは「フットボールスタジアム」「ACL(AFLチャンピオンズリーグ)」だが、J1昇格と同等以上に高いハードルになる。

J1昇格プレーオフは満員で、約1万5000人収容のスタジアムの外には仙台サポーターも含めて「チケット難民」があふれた状態だった。相手がJ1のビッグクラブとなれば、このキャパシティでは不足だ。またクラブの経営規模はJ2でも「中の中」「中の下」で、決してビッグクラブではない。20億円弱の年間予算はJ1定着を目指すなら、どう考えても心もとない。

J1昇格は成長に向けたチャンスだが、同時に試練でもある。一方で「何があっても屈せず、全力を尽くすカルチャー」をピッチ内外で彼らは持っている。

木村オーナーは言う。

「明日からは『お金がない』とまた地元のメディアで言い続けます。新潟は2003年11月23日に、4万人のビッグスワンでJ1昇格を決めました。でもウチは15000人しか目撃者がいなかった。お金とスタジアムは絶対に必要です。明日からもう休む暇なく、私も営業をしまくろうと思っています」

岡山の成果は、地方の市民クラブでも夢が見られるという証明だ。一方で「ここまでやらないとゼロからJ1まで届かない」という教訓も我々に教えてくれる。

ストーリーの続きが、今から楽しみだ。


 

かなり無理を続けながら辿り着いたJ1ですが、何とかJ2を16年かけてトップリーグに届いたことを素直に嬉しく思います。ファジがJ2で費やした年月はサガン鳥栖の13年を上回って、史上最も遅いJ1昇格になりました。

J1に挑むことへの実感は中々湧かないというのも事実です。それは不安とも恐れとも言えそうですが、それ以上に期待もかなりあります。初めて見るJ1の景色がどのようなものか? 岡山がJ1クラブの試合を開催するのに相応しい場所となる為にもクラブと共に街も人も成長しないといけません。大都会「岡山」と揶揄され、馬鹿にされている内は岡山が更に発展することはないのではないかと感じています。

J1昇格はゴールではなくスタートです。スタート地点にやっと立った段階で今後のことを心配するよりも、新たな戦いの場に踏み出す喜びとサッカーを楽しむ文化を創造する為にまだまだ頑張らないといけません。

開幕に向けてクラブがどのような動きを見せるのか?

注目しながらこのオフを過ごします。

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2025シーズン ファジアーノ岡山 試合日程について

2024年12月16日 23時15分30秒 | サッカー

2025シーズンをJ1で戦うファジアーノ岡山。試合日程が発表されましたが、詳細を確認しましょう。

何しろ、クラブ発足から20年、J2昇格から16年間をJ2の沼にはまり続けて来ましたから、初のJ1リーグでの戦いと言われても中々ピンときません。

 

J1に上がるのはこれ以上ない苦難の道でしたが、J1に残ることは更に難しい最高難度の厳しい戦いです。

私が生きている間にJ1で戦うファジの姿が見られるかどうかという不安はここに解消されました。次は名実ともに日本のトップクラブに昇り詰めることができるかどうかという難題に挑むこととなります。

出典:https://www.sanyonews.jp/article/1650687

親会社も大型スポンサーも持たない地方の弱小クラブが日本サッカーの最高峰での戦いを生き抜いて行く為には、気力や闘志だけでは如何ともし難いことには間違いありません。それでも、この最高峰の舞台に立つことが大事なのです。それはJ1を戦わないと理解できないことが数多くあるからです。まずは、その舞台をどのように戦い抜くのかが重要な課題となりますね。

出典:https://www.fagiano-okayama.com/

では、先日発表された来季のJ1リーグの試合日程について、ファジアーノ岡山関連のスケジュールを確認していきましょう。

ファジはJ2に16年間いましたから、その間にJ1からJ2に降格してくるクラブも結構ありました。その為、J2での対戦記録が残る対戦相手も結構あります。ファジを除くJ1の19クラブで、J2を含めたリーグ戦でファジとの対戦がないクラブと言えば、鹿島アントラーズ・浦和レッズ・川崎フロンターレ・横浜F・マリノス・サンフレッチェ広島の5クラブに限定されます。オリジナル10でJ2降格したことがない鹿島と横浜M、ファジがJ2に在籍した16年の間にJ2に降格していない浦和・川崎・広島の5つのクラブとリーグ戦では初対戦します。この内、鹿島と川崎とは天皇杯での対戦がありますから、公式戦に限定すれば初対戦となるのは、浦和・横浜M・広島の3クラブになります。J1で32番目の昇格クラブとなったファジアーノ岡山は、名立たる強豪を相手にJ1の戦いに挑むのです。

リーグ戦と並行してルヴァンカップも開催されますから、結構ハードな日程をこなさないといけなくなります。どれだけの新戦力を上積みしないといけないのか? J1昇格プレーオフを戦ってきたチームにとっては圧倒的に短く、出遅れたシーズンオフ期間に選手補強に取り組まないといけません。何しろ、2025シーズンの開幕までは既に2ヶ月を切っているのですから。

「全員で勝つ!」をプレーオフスローガンとしてJ1昇格プレーオフの2試合を戦い、2試合とも無失点で勝ち抜いた堅牢な守備力を前面に押し出して、相手の隙をついてゴールを奪う強かな攻撃をプラスしないといけません。それでも勝つのは難しいトップリーグですから、覚悟を持って挑んでいく必要があります。

出遅れた補強戦線に何とか食らいついて、選手補強、重点的なところは1人で打開してフィニッシュまで持って行ける屈強なFW、特に外国人選手の獲得が急務と言えそうです。

更に言えば、J1昇格と同時にホームグロウン制度ものしかかって来ます。J2では2名必要だった当該選手数がJ1では4名必要となります。現状でファジに在籍するホームグロウン選手は、阿部・太田・山田の3人だと思います。この中で山田の来季契約は微妙な位置にありますから、これ以上減るとなれば来季のA契約選手数がその分だけ減ることになります。このホームグロウン制度をクリアする為にはユースからの昇格選手を増やす必要に迫られます。これも難しい選択になりますね。

様々な難題を克服しながらJ1の荒波を渡って行かないといけない、新たな試練のシーズンはもう目の前まで迫っています。乗り越えてほしいものですね。

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第97回選抜高校野球大会 21世紀枠 各地区推薦校の9校

2024年12月15日 06時59分56秒 | 高校野球

段々とどうでも良い話題になって来ましたが、ネタとして継続しようと思います。

これに関しては高野連の賢明な判断を期待することすらできないとある意味諦めに似た感覚になっています。

  

勿論、推薦校に選ばれて甲子園出場に期待を抱いているOBや関係者の皆さんには大変申し訳ないと感じていますが、だからと言って一定以上の成績を残してきた一般枠での出場を目指す学校に先んじて出場するということが理不尽だと思わないのであれば既に感覚がずれていると言えそうです。

岡山県は一昨年まで神奈川県と並んで9校の地区推薦校に一度も選ばれていなかったのですが、昨年遂に岡山城東が推薦されました。これで地区推薦校に一度も選ばれていないのは神奈川県のみになったのですが、今年その最後の砦も高野連によって切り崩されようとしています。それは後程と致します。

では、北海道を除いた各都府県から発表されていた推薦校を確認します。

都道府県      学校名 秋季(都府県)        大会成績 都府県  発表日
       
青森 八戸(県立) ベスト8 11月13日  
岩手 久慈(県立) ベスト4 11月7日
秋田 秋田工(県立) ベスト8 11月7日
山形 山形市商(市立) ベスト16 11月8日
宮城 仙台第一(県立) ベスト8 11月12日
福島 ふたば未来学園(県立) ベスト4 11月7日
茨城 日立商(県立) ベスト8
11月8日
栃木 宇都宮工(県立) 準優勝 11月6日
群馬 利根商(組合立) ベスト4 11月2日
埼玉 川口市立(市立) ベスト8 11月8日
山梨 甲府城西(県立) ベスト4 11月8日
千葉 千葉黎明(私立) 優勝 10月23日
東京 淑徳(私立) ベスト4 11月5日
神奈川 横浜清陵(県立) ベスト8 11月14日
長野 県小諸商(県立) ベスト8 11月18日
新潟 新潟(県立) ベスト8 11月8日
富山 富山北部(県立) 準優勝 11月15日
石川 小松工(県立) 準優勝 11月8日
福井 大野(県立) ベスト4 11月11日
静岡 桐陽(私立) ベスト8 11月7日
愛知 名古屋たちばな(私立) ベスト4 11月5日
岐阜 岐阜総合学園(県立) ベスト8 11月7日
三重 桑名工(県立) ベスト16 11月11日
滋賀 水口(県立) ベスト8 11月8日
京都 山城(府立) ベスト4 11月5日
奈良 奈良(県立) 準優勝 11月11日
和歌山 紀央館(県立) ベスト8 11月11日
大阪 市岡(府立) ベスト16 11月8日
兵庫 西宮東(市立) ベスト8 11月6日
岡山 岡山東商(県立) ベスト4 11月8日
鳥取 米子西(県立) ベスト8 11月7日
広島 竹原(県立) ベスト8 11月8日
島根 大田(県立) ベスト4 11月11日
山口 西京(県立) ベスト4 11月14日
香川 高松東(県立) ベスト4 11月8日
愛媛 今治北(県立) ベスト8 11月6日
徳島 板野(県立) ベスト8 11月6日
高知 高知小津(県立) ベスト8 11月11日
福岡 育徳館(県立) 準優勝 11月14日    
佐賀 小城(県立) ベスト8 11月11日
長崎 壱岐(県立)                    準優勝 11月5日
熊本 熊本商(県立) ベスト8 11月7日
大分 大分豊府(県立) ベスト8 11月11日
宮崎 延岡(県立) ベスト16 11月8日
鹿児島 隼人工(県立) ベスト8 10月15日
沖縄 宮古(県立) ベスト4 10月23日

選抜の独自性を示すという意見で継続されてきた制度ではありますが、県高野連によっては毎年選出に苦慮している傾向も見られるので、やはり見直し、撤廃に舵を切る勇気が求められるように感じます。何より、今更「21世紀枠」の名前が陳腐化しています。

今回発表された地区推薦9校です。

北海道 釧路江南
東北 久慈(岩手)
関東・東京  横浜清陵(神奈川)
東海 名古屋たちばな(愛知)
北信越 小松工(石川)
近畿 山城(京都)
中国 大田(島根)
四国 高松東(香川)
九州 壱岐(長崎

各県の回り持ちになってきたように感じます。前々から言ってきたように最低条件は地区大会8強以上と思っているので、そもそも地区大会に出ていない学校は論外だと考えます。恵まれない環境下で勝ち抜く力を示してこその選抜大会出場であるなら、それが示せなかったなら選考の机上に乗るべきではないという気持ちに変わりはありません。

一般枠と合わせて出場校決定を待つことにしましょうかね。

コメント (2)
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vs ベガルタ仙台 初のホーム開催のJ1昇格プレーオフで悲願達成! 昇格の為のストーリー、ここに完結。次のステージを生き抜く為にもっと成長しないといけません!

2024年12月14日 05時36分53秒 | サッカー

J1昇格の開かなかった扉を遂に開いた一戦、ベガルタ仙台戦を振り返ります。

 

リーグ戦5位のチームが昇格したことがない、山形と対戦したチームが昇格したことがない、木山監督は過去4度のプレーオフで敗れてJ1昇格を果たしていない。これまでのプレーオフの歴史はファジアーノ岡山に不利なデータを示していました。それらの障壁を全て打ち破らないと悲願達成はできません。目指す場所へあと1勝で届くのですから。

何度も言うように、ファジがJ2に昇格してから16年間、一度も昇降格することなくJ2を戦い続けて来ました。ファジよりも長く同条件で戦い続けているクラブは水戸ホーリーホックのみとなりました。しかし、昨年J1から降格して15年間J2に在籍し続けたオリジナル10の東京ヴェルディがJ1昇格プレーオフを経て昇格を果たしたように、耐え続けて強くなっていけばJ1の扉は開くということを教えてもらいました。

 

過去に示された我々に不利なデータを打ち破り、J1昇格を果たしてこそ歴史の扉は開かれます。

そして、雉の戦士たちはそれを遂に果たしました。

J1昇格プレーオフ決勝のスコアとスタッツです。

 

⚽末吉の先制ゴールはシュートなのか、それともクロスなのか? その議論は決めた本人にもよく分からなくなってきたようです(笑) しかし、結果的に「勝たないといけない」仙台の選手たちにとっては非常に重い1点になったことは間違いありません。そして後半、ルカオの突進から本山が決めた2点目が決定的なものになりました。仙台が昇格する為には3点が必要になったのですから。

そして、16年間開かなかったJ1の扉が開く瞬間がやって来ました。

 

J1昇格プレーオフ決勝でベガルタ仙台を「2-0」で下して遂にJ1昇格を決めました。

準決勝で一昨年の仇を討ったモンテディオ山形戦、決勝ではベガルタ仙台をホームで破りました。全てが思い描いたシナリオを上回る結果で悲願を達成したのです。

来季はJ1で戦うファジアーノ岡山。足りないものは数多くあるでしょう。チームが、選手が成長するだけでは中々勝つことは難しいと思います。

来季のJ1のリーグ戦スケジュールが発表されました。

出典:https://www.fagiano-okayama.com/

大事なのはスタートです。ホームで開幕できることをアドバンテージとできるように、スタートダッシュを決めましょう。今までとは対戦相手のレベルが大きく違ってきます。

それでも、プロの仕事は勝つことです。難しい課題に果敢に挑み成果を上げて行く。

J1でも全員で勝ちましょう。よろしくお願い申し上げます。

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写真で振り返るJ1昇格プレーオフ決勝 「J1に行きたい」気持ちの強い方が昇格できる!? それを信じて戦った選手たちが自ら掴み取ったJ1昇格。雉の飛翔伝説は今後も長く続くことを願います。

2024年12月13日 06時53分20秒 | サッカー

ファジアーノ岡山がJ1昇格を決めた12月7日(土)のベガルタ仙台戦を写真で振り返ります。何しろ、16年間を昇格も降格もすることなく"魔境"J2の底なし沼にはまり続けた地方の弱小市民クラブが、追い求め続けても辿り着けなかった日本のトップリーグへの厚く固かった扉をプレーオフの試練を経て開いたのですから、その喜びと言ったら例えようがありません。

 

対戦相手はリーグ戦6位のベガルタ仙台。リーグ戦の順位によりホームのCスタで決勝を戦えるようになったのは大きな幸運でした。

 

いつもより枚数が多くなりますが、この歴史的な試合を写真で振り返りたいと思います。

試合内容に関してはまた別の機会に書きたいと思っていますのでご容赦ください。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2-0」での快勝。苦節16年の年月を超えて、遂に到達したJ1です。

 

 

ベガルタ仙台の応援風景は「これぞJ1!」という素晴らしいものでした。我々もJ1に相応しいサポーターにならないといけませんね。それがクラブの後押しにもなります。

  

そしてJ1昇格決定セレモニーです。

 

何度も跳ね返されてきたJ1への道。遂に自らの力で掴んだ昇格。長きに渡る思い出が走馬灯のように駆け巡り、そして喜びが爆発しました。

 

さあ、いよいよ来季は雉がJ1の空高く舞い上がります。憧れ、望み続けて届かなかったJ1に戦いの場を移すファジがどのように戦うのか、どのような成果を得るのか? 楽しみでもあり、不安も大きい来季は2ヶ月余りで開幕します。

 

喜びを大きな力に変えてJ1で旋風を巻き起こしましょう。来季もよろしくお願い申し上げます。

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