最終予選の初戦となったホームでのオマーン戦に敗れた日本は、ここで負ければW杯出場に赤信号がともる大事な中国戦に臨みました。

日本にとっては10月に行われるサウジアラビアとオーストラリアの連戦が前半の山場になります。連勝してしまえばオマーン戦の敗戦を消して仕切り直しとなれますが、引き分けが一つでも入れば面倒臭くなってきて、1敗でもしようものならまたまた赤信号となりかねません。赤信号はやがて青になりますが、この赤信号は中々青にならないのが厄介ですね。
ちなみに、サウジアラビアとオーストラリアは順当に2連勝して勝点を「6」まで伸ばしています。
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*ハリファ・インターナショナルスタジアム
中国 0-1 日本
┌0-1┐
└0-0┘
得点者:
40分 大迫勇也(日)

ただ、全く攻めてこようとしない相手が自陣で厚いブロックを敷いた時に点が極端に取れなくなるのも日本の特徴です。これが長年の伝統でもあり悩みの種なのですが、こればかりは何年たっても克服できません。
表現が悪くて申し訳ないですが、Jリーグでもこの『うんこ守り戦法』を得意とするチームが負けないというのも、日本の伝統になってしまった一因でもあると思っています。
結果は「1-0」で、何だか10月に不安を残したという論調が大勢を占めていますが、とにかく勝点「3」を取ることが目標ですから、それはきっちり果たせており、望みを繋いだのですから結果としては合格点ではないでしょうか?

この試合のスタッツです。
中国 日本
ボール支配率 35% 65%
シ ュ ー ト 3 18
枠内シュート 0 3
パス(成功率) 261(63%) 661(82%)
オフサイド 0 2
F K 20 10
C K 1 6
P K 0 0
数字を見るまでもなく、これで負けたら笑われる内容です。にもかかわらず、結果的には辛勝と言われるのは、取れる場面で取ってないからです。攻撃的に狂相手なら点が取れるが、攻めてこない相手からは点が取れないのでは、アジアを勝ち抜くことはできませんから、課題は得点力に絞るべきですね。「9点取られたら10点取る」つもりでやり尽くすしかありません。

10月は7日にアウェーでサウジアラビアと対戦した後、12日にホームでオーストラリアと対戦します。
とっちに転んでも連勝する以外に生き残る道はありません。
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深夜の中継を地上波でやれというのは、確かに酷な話だと思いますが、メディアの役割は利益だけではないということを忘れてはいけません。

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