昨日、シティライトスタジアムで行われたJ2第20節、ファジアーノ岡山のホームゲームの観戦記です。
対戦相手はここのところ絶好調とも言えるツエーゲン金沢です。暫定順位で、ファジは1試合消化が少ないことになっていますが、順位は金沢の方が上になっています。
ファジは直近5試合で得点が1ですから、深刻な得点力不足と言えます。ミッチェル・デュークがオーストラリア代表に招聘されているこの時期に、如何にしてゴールを割るかを考えないといけません。
「アラウンド・ザ・日本三名園」の一環のこの試合、時節柄大々的な観光誘致という訳にも行かないのか、こじんまりと質素に行われていました。金沢の観光パンフレットなどを岡山市の関係者が配布するというものでした。まあ、仕方ないこととはいえ、今更コロナでもないかなと感じます。隣にワクチン奨励のブースがあるのも皮肉なもので、ワクチン接種による死亡例や健康被害の症例がこれだけ多く出ていても公式には「知らぬ存ぜぬ」を通している政府とメディアの片棒を担ぐことが良いか悪いかに関してはここでは、ノーコメントです。
チアゴアウベスを中心に田中、ムーク、ハンの4人で前線を組むスタメンでしたが、チアゴはトップという選手ではないので、どのように連動して動くのかに注目しました。
デュークのワントップの試合だと、ターゲットがはっきりしているので、逆に相手も読み易いというデメリットがありますが、デューク不在の試合では相手も分かりづらい点があるかも知れません。それがどう出るかで試合の行方が決まりそうです。
では、早速試合に関して話を進めます。
選手入場
整列
ツエーゲン金沢 スターティングイレブン
ファジアーノ岡山 スターティングイレブン
円陣を組んで
試合開始
試合は早々に動きます。最近めっきり減っていたセットプレーからの得点でした。
そして3点目と思われたPKをチアゴ・アウベスが足を滑らせて大きく外すという嫌な流れの中で1点差にされます。
ここからが今までと違う怒涛の新展開でした。
前半でこのスコアはビックリでしたね。
*Cスタ 5,420人
岡山 5-1 金沢
┌5-1┐
└0-0┘
得点者:
6分 本山 遥(岡)
10分 柳 育崇(岡)
26分 林 誠道(金)
34分 ステファン・ムーク(岡)
39分 ハンイグォン(岡)
45+2分 チアゴ・アウベス(岡)
河野のCKから早々に2得点。1点目は柳とバイスにマークが集中するのを逆手にとって、どフリーの本山がヘッドで突き刺しました。2点目は柳がマークにめげずにヘッドで決めました。その後、チアゴのPK失敗の後に1点返された時は流れが変わるかと思われましたが、高い位置で奪って縦に速い攻撃が上手くはまってムークとハンが追加点をあげ、前半のアディショナルタイムにはチアゴ・アウベスが2本目のPKを今度は豪快に決めて5得点。試合は前半で決しました。
後半はレッドカード退場で1人少なくなった相手に対して追加点が奪えず、何となく消化不良の展開になりました。
丹羽と豊田の2枚看板を後半開始から交代投入した金沢に攻め込まれる場面が増え、劣勢の展開に見えましたが、大量点差のあるゲームですから無理せず失点しない試合の収め方を選択したのであればそれはそれで正解かと思います。
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この試合のスタッツです。
岡山 金沢
ボール支配率 46% 54%
シ ュ ー ト 18 12
枠内シュート 5 3
パス(成功率) 417(77%) 582(81%)
オフサイド 2 2
F K 9 12
C K 4 2
P K 2 0
数字だけ見ると互角の展開に見えますが、後半の展開を考えればそれも問題ないと思います。ショートカウンターでシュートを打つ意識を高めて行けば、まだまだこのチームには伸びしろがあると感じました。
この試合の入場者数は、
この数字がどうかと言われれば、この時期になってこれは少ないといえます。上限を設けないと決めてシーズンに入ったJリーグですから、もう少し動員に関しても積極的に行わないとクラブ財政が逼迫してしまいます。コロナに踊る時期は遠くに過ぎ去ったのですから、本気で満員を目指しても良いでしょう。
ヒーローインタビューは先制点の本山です。
彼は関学出身のルーキーなので意識することもないとは言えませんが、ファジでは過去にも岸田や一森など関学出身の選手が在籍しているので、彼らに負けない活躍を期待しましょう。
この大勝に浮かれることなく連勝を重ねて、昇格争いに加わってほしいと願っています。
次節はアウェーのレノファ山口FC戦です。
出典:https://mail.yahoo.co.jp/u/pc/f/
そして、次のホームゲームは6月18日(土)のFC琉球戦です。
これからも全力で応援しましょう。
よろしくお願いします。