8月31日(水)に行われたモンテディオ山形との再開試合、前半11分のファジの間接フリーキックから再開という異例の始まりとなりました。少なくともファジの側に一点の落ち度もなかったあの試合、終了間際に木村が決勝ゴールをあげて「1-0」で勝ったはずのあの試合、前半11分以降がなかったことにされた時は唖然としました。しかし、世間的には「岡山が汚いことをしたのでやり直しになった」ような悪評も多く漂い、被害者であるこちらがあたかも加害者であったかのような扱われ方に正直怒りを覚えたものです。
イオンモール岡山のPV会場近くにはファジアーノ岡山、岡山リベッツ、岡山シーガルズ、トライフープ岡山の紹介コーナーが設置されていて、雰囲気作りになっています。
PV会場は1階のファンクラブ席が80席設けてあり、その周辺と2階、3階などは自由に見ることができて、どれくらい入るのかと思っていましたが、それほどではなく混乱もありませんでした。平日ということで、割とゆったり観戦できました。ファンクラブ席は事前申し込みのあった中からの抽選でしたが、運よく当選したようです。79番と80番でしたから、最終のところへ滑り込んだのかなと思っています。ありがとうございました。
さて、試合結果です。
*NDスタ 4,805人
山形 0-2 岡山
前半:0-1
後半:0-1
得点者:
12分 ヨルディ・バイス(岡)
90+2分 ハン・イグォン(岡)
⚽再開時の間接フリーキックには、かなり入念に練習を重ねたであろうことがうかがえる見事な一撃でした。フェイントを繰り返して相手の出足を止め、3度目の正直で河野が下げたボールを河合が止め、バイスが仕留めるという絵にかいたような、漫画的なシーンでした。このプレーで先制するという筋書だったでしょうから、もし決まらずに試合が進んでいたら中2日のファジに体力的なスタミナに加えて精神的スタミナも消耗したでしょうから、危うい試合展開になっていたことは想像に難くありません。
スタートから3バックを採用していたファジはリードを奪って5バックに移行し、相手にボールを持たせた上でゴール前を固めるエネルギー温存作戦にもっていくことができました。コロナ陽性者がいる為に、連戦でもターンオーバーができない状況下だったので、これは目論見通りの展開に持っていけました。自陣にひいて守る場面が増えたので、かなり危ない場面もありましたが、よく守り切ったと思います。勿論、相手の精度不足にかなり助けられてのものですが、モンテディオ山形もコロナ陽性者が複数出たことで選手層が薄くなっており、その意味ではお互いギリギリの死闘だったので気力を振り絞っての勝利を讃えたい思います。
この試合のスタッツです。
山形 岡山
ボール支配率 58% 42%
シ ュ ー ト 14 8
枠内シュート 4 2
パス(成功率) 556(80%) 298(66%)
オフサイド 1 1
F K 14 10
C K 10 3
P K 0 0
前述のように中2日で臨んだファジにとっては、この数字は狙い通りだったのだと思います。かなり押されているように見えても、体力を温存しないといけない戦いだったのです。
必要なのは勝つことでしたから、必死に耐えて頑張ったご褒美は格別嬉しかったことでしょう。後半ATのハンのごっつぁんゴールもその一環のように思えてきました。
大事なのは次の試合です。中3日でFC町田ゼルビアと戦います。このやり難い相手を下して3連勝してこそ、今後の追撃態勢を確立できるのです。
出典:https://www.fagiano-okayama.com/
皆さん、明日はシティライトスタジアムへ参集しましょう。応援することが一番の後押しであり、選手の力になります。
日曜日はCスタでお会いしましょう。
よろしくお願い申し上げます。