J1昇格の開かなかった扉を遂に開いた一戦、ベガルタ仙台戦を振り返ります。
リーグ戦5位のチームが昇格したことがない、山形と対戦したチームが昇格したことがない、木山監督は過去4度のプレーオフで敗れてJ1昇格を果たしていない。これまでのプレーオフの歴史はファジアーノ岡山に不利なデータを示していました。それらの障壁を全て打ち破らないと悲願達成はできません。目指す場所へあと1勝で届くのですから。
何度も言うように、ファジがJ2に昇格してから16年間、一度も昇降格することなくJ2を戦い続けて来ました。ファジよりも長く同条件で戦い続けているクラブは水戸ホーリーホックのみとなりました。しかし、昨年J1から降格して15年間J2に在籍し続けたオリジナル10の東京ヴェルディがJ1昇格プレーオフを経て昇格を果たしたように、耐え続けて強くなっていけばJ1の扉は開くということを教えてもらいました。
過去に示された我々に不利なデータを打ち破り、J1昇格を果たしてこそ歴史の扉は開かれます。
そして、雉の戦士たちはそれを遂に果たしました。
J1昇格プレーオフ決勝のスコアとスタッツです。
⚽末吉の先制ゴールはシュートなのか、それともクロスなのか? その議論は決めた本人にもよく分からなくなってきたようです(笑) しかし、結果的に「勝たないといけない」仙台の選手たちにとっては非常に重い1点になったことは間違いありません。そして後半、ルカオの突進から本山が決めた2点目が決定的なものになりました。仙台が昇格する為には3点が必要になったのですから。
そして、16年間開かなかったJ1の扉が開く瞬間がやって来ました。
J1昇格プレーオフ決勝でベガルタ仙台を「2-0」で下して遂にJ1昇格を決めました。
準決勝で一昨年の仇を討ったモンテディオ山形戦、決勝ではベガルタ仙台をホームで破りました。全てが思い描いたシナリオを上回る結果で悲願を達成したのです。
来季はJ1で戦うファジアーノ岡山。足りないものは数多くあるでしょう。チームが、選手が成長するだけでは中々勝つことは難しいと思います。
来季のJ1のリーグ戦スケジュールが発表されました。
出典:https://www.fagiano-okayama.com/
大事なのはスタートです。ホームで開幕できることをアドバンテージとできるように、スタートダッシュを決めましょう。今までとは対戦相手のレベルが大きく違ってきます。
それでも、プロの仕事は勝つことです。難しい課題に果敢に挑み成果を上げて行く。
J1でも全員で勝ちましょう。よろしくお願い申し上げます。
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