来春の選抜出場に繋がる高校野球の秋季大会が各地で繰り広げられていますが、岡山県でも地区予選が始まりました。
台風10号の影響で試合予定が若干変わり、第1週は9月1日(日)~9月3日(火)の3日間で行われました。
第1週の試合結果を確認します。
【東部地区】
9月1日(日)
岡山南 400 042 021│13
東岡山工 711 010 110│12
(南)植田・秋元・植田・原田・新井-小寺・高瀬
(東)横山・野崎・丸山・中村-清水
明誠学院 000 000 000│0
岡山東商 103 001 00X│5
(明)岸本・小野-木下
(東)叶-岡本
岡山学芸館 434 2 11│24
瀬戸・操山 000 1 0│ 1
(5回コールド)
(学)青中・吉井・幸田・的場-佐藤・前田
(合)中村・横内・濱田・中村-子原
興 陽 208 007│17
邑 久 200 010│ 3
(6回コールド)
(興)佐野・藤原-神田
(邑)平賀・赤坂・小西-伊藤・大西
和気閑谷 100 001 001 │3
岡山工 200 010 001x│4
(和)中川-福原
(岡)森下-鳥山
岡山城東 000 100 010 5│7
岡山商大附 000 100 100 0│2
(延長10回タイブレーク)
(城)宮脇・岡部・片山-木村・野崎
(商)清水・富山・吉田-多田・杉本
9月2日(月)
西大寺 010 000 000 4│5
創志学園 001 000 000 1│2
(延長10回タイブレーク)
(西)正司・金光-西館
(創)宮上・伊藤・明星-桑田
岡山・吉備 0 0 0 00│ 0
岡山理大附 16 16 8 00│48
(5回コールド)
(合)谷本・菊池・中村-菊池・矢吹・菊池
(理)尾澤・三浦・兼田-清水・津村・西川
岡山一宮 200 000 100│3
岡山朝日 000 002 32X│7
(一)大森・大平-三品
(朝)竹内・中村・幸田-三宅
岡山芳泉 000 150 020│ 8
岡山大安寺 102 103 12X│10
(芳)定家・石井・田中-宮本
(大)古田-和田
9月3日(火)
岡山白陵 000 00│ 0
関 西 724 2X│15
(5回コールド)
(白)前田-村上
(関)後藤・堀江・太田-山本
御鷲緑倉 000 00│ 0
就 実 206 2X│10
(5回コールド)
(合)綾・歳森・西村-藤原
(就)山下・岡田-高島
【西部地区】
9月1日(日)
総社南 113 50│10
高 梁 000 00│ 0
(5回コールド)
(総)石井・白井-岡・小川
(高)肥田・西村-島田
倉敷商 102 110 3│8
倉敷天城 100 000 0│1
(7回コールド)
(商)淺野・河野・小林-妹尾・青木
(天)瀧本・栗原・吉田-佐々木
倉敷翠松 010 000 000│1
玉野商工 000 000 000│0
(翠)宮井-伴藤・山形
(玉)坂田-岡﨑・鈴木京
倉敷工 020 502 0│9
笠岡工 000 000 0│0
(7回コールド)
(倉)陶山・浅野間・新免・若松-岡
(笠)横溝・太田・松尾-高森
倉敷南 100 000 010│2
水島工 000 000 21X│3
(南)髙見・石田・佐々部-洲崎
(水)岡-中川
倉敷古城池 200 021 104│10
玉 野 201 020 001│ 6
(古)尾﨑・藤本-三宅
(玉)石尾・片山・下村・三宅・森-青木
9月2日(月)
作陽学園 100 000 001│2
玉野光南 103 100 20X│7
(作)井上・後藤・森-神出
(光)倉嶋・石井-溝口・松下
9月3日(火)
興譲館 000 200 001│3
金光学園 003 000 12X│6
(興)小林・西谷-嶋本
(金)塚村・中田-土屋
方谷學舎 000 010 000│1
玉島商 010 120 00X│4
(方)藤井-有元
(玉)寺内-水松
【北部地区】
9月1日(日)
津 山 工 000 00│ 0
岡山県美作 703 0X│10
(5回コールド)
(津)山﨑・花房・山中・井口-山本
(美)廣瀬・岡田・桑田-逢坂
津山商 420 24│12
林 野 100 00│ 1
(5回コールド)
(津)庄司・芦田-光井
(林)橋本・谷口・福原-神田
9月2日(月)
勝 山 033 15│12
津山高専 001 00│ 1
(5回コールド)
(勝)山本・大盛-妹尾
(専)寺師・山下-三宅
津山東 000 001 0 │1
津 山 010 000 7x│8
(7回コールド)
(東)荒牧・新田-藤井
(津)神谷・松本・神谷-内田
第1週は波乱なしかと予想していましたが、何と我が母校の西大寺が創志学園を下しました。延長タイブレークの末の勝利ということなので個人的には釈然としませんが、勝ったことで1位校での予選通過の可能性が高くなってきました。1位校で県大会に出場するとシードされて2回戦からの登場になります。トーナメントを優位に進められますから、何としても予選の残り2試合には勝って1位通過してほしいと思います。
ここで、延長タイブレークが何故釈然としないのかという理由について私見を述べます。タイブレークが駄目な理由は一つです。それは、「公平でない」からです。従来の延長戦の規定であれば、ノーアウトランナーなしから始まるので、まあルール上も感覚的にも公平であると言えます。しかし、継続打順のノーアウト1・2塁からスタートするタイブレークでは、前の回に直近で凡退した2人が無条件で塁上にいる状況からスタートします。つまり、自らの努力で出塁していないランナーの走塁技術や足の速さによって有利不利が違ってきます。更にその回の先頭打者のバントの巧拙や打撃技術の格差によって、攻撃の幅に差異が出て来ます。これが本人の努力によって出塁したランナーを置いての攻撃なら不公平だとは言いません。
また、延長の表の攻撃で複数得点が入ったとしたら、裏の攻撃での作戦が変って来ます。高校野球の場合はそこにメンタル面での不公平も加わって来ますよね。得点が入りやすくなることで延長を早く切り上げて選手の身体的負担を軽減するというのが、このルール導入の根拠でしたが夏の甲子園の決勝がタイブレークで決着したことで、タイブレークの不公平さがクローズアップされました。結局、議論は大きな拡がりを見せることなく収束しましたが、タイブレークの持つ大きな問題点の議論を蔑ろにしている限り高校野球の未来は暗いと思っています。サッカーでのPK戦よりも明らかに不公平であるタイブレークは個人的に即時撤廃を強く望みます。
尚、各地区予選の第2週は9月7日(土)・8日(日)に実施される予定です。
7日からは関西学生野球連盟の秋季リーグ戦が始まり、8日には大相撲九月場所が初日を迎えます。
ファジの試合を含めて非常に多忙な日々となります。しかし、それを楽しめるように頑張りたいと思っています。
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