秋田に着いたのは、午後5時を少し回った時でした。風の便りに長崎が6点取って徳島を粉砕したとか、清水が大苦戦してやっとこさいわきを振り切ったとか、仙台が下にピッタリくっついて来たとか、色々と聞こえて来ました。
雑音にとらわれることはなく、昨年に続いて秋田の地に降り立ちました。
改札を出れば、昨年と変わらぬ風景が待っていました。
なまはげも秋田犬も優しく迎えてくれたのです。
対戦相手やアウェーサポーターをリスペクトする表示も同じです。
秋田の皆さんは実に暖かいと心底感じます。アウェーに優しい土地はきっと栄えるに違いないと勝手に思っています。それは一昨年訪れた盛岡でも感じましたし、昨年から今年と連続で訪れたいわきでも感じました。
夕食は稲庭うどんをいただきました。ご馳走さまでした。
明日の試合では正々堂々と戦いましょう。
よろしくお願い申し上げます。
しかも、このSとYの両チームはサポーター同士も敵意むき出しですから、今回の出来事もさもありなんという気持ちです。1名が無期限の入場禁止ということですが、この無期限というのは無期懲役と一緒でいずれ恩赦があるのでそれほど厳しい措置とは思えません。サポーター団体も「元メンバー」というような歯切れの悪い言葉で弁明していますが、印象は悪いでしょうね。
どちらもJ1にいたクラブですが、サポーターの中に驕りがあったとすれば厳に戒めるべき事象と思います。
こういうことが起こるたびに、それを反面教師として自らを律することを忘れずにいたいものです。
コロナと私自身が首都圏在住になったので。。
今年こそは、と思っていますが、個人的なことながら私自身、1人暮らしになって精神状態も安定し、きっとこれからは盆暮れ正月くらいしか岩手にはいかなさそうで、つまり足を延ばして秋田に行くチャンスもその機会くらいです。そこを、今年は逃さないようにしたいとは思っています。
この秋田、まあ岩手辺りでも、いや、日本の地方部ではほとんどそうか?地元の人と話していると、「ジモトが好きな人」と「ジモトに何の愛着を持っていないらしい人」に分かれるのが特徴的です。大学の時、先生が他県から来た学生が「秋田は何にもない、早く帰りたい」という人があまりに多かったので、「いいところを見つけて帰るようにしてくれ」と言っていたのを未だに覚えています。私の場合、秋田では本当に友人やサークルの先輩後輩たちに助けられ、宝石のような時間だったので、つまり秋田が好きなのですが。
まあ、私自身は出自が転勤族の家庭で「生まれ故郷」がないことをずっとコンプレックスに思ってきたので、岩手でもそういう人にたくさん遭いましたが、「ジモトに愛着を持たない、それが通常だと思っている若者など」には、もう少し自分の郷土を誇りに思ってほしいです。生まれ故郷がないことを悩んできた私の願いです。素晴らしいジモトの資源がいっぱいあるのだから。
さて、何やら同じ東北のJ2で残念な話が聞こえてきましたね。プロ野球や大相撲でも最近、スポーツ観戦者のマナー低下が危惧されてきていて、残念です。
せめてスポーツの現場に行く人たちには、原点に立ち返って欲しいですね。