帰宅してからも中々取りかかれずにこんな時間になってしまいました。初日と2日目の三段目取組結果をまとめて取り上げます。
岡山駅で在来線に乗り換えようとしていた時、隣のホームにスーパーやくもが入線しました。国鉄型特急として最後まで残ったこの車両も新型への切り替えが決まり、昭和の芸術的車体を見られるのもあと僅かです。このやくもに乗ったことのある方はご存知でしょう。旧式の振り子電車ですから振動が尋常ではなくて、常に外の景色を見ていないと確実に酔うという恐ろしい特急です(笑) それも新型になれば伝説となるのでしょう。時の流れは時に極めて残酷です。
話を戻します。2日目までを終えて幕内上位陣の成績は、照ノ富士、御嶽海、貴景勝が1勝1敗で正代は2連敗。先場所は5勝10敗に終わったカド番場所の正代の元気のなさは相変わらずです。気力を振り絞るという言葉は彼にはないのでしょうか? 同じくカド番の御嶽海も不安定で苦手力士が多いという難点は克服できていません。勝ち越すのがやっとの貴景勝とあわせて3人の大関に期待できない場所が続きます。重ね重ね、朝乃山への理不尽な制裁が悔やまれてなりません。昭和の頃には横綱が銃刀法違反で取り調べを受けても何のお咎めもなかった甘い甘いコンプライアンスの角界が表面だけ取り繕っても結果は悲惨になるだけです。そこに相撲協会の闇が見え隠れしています。
では、初日と2日目の三段目取組結果です。左側が勝ち力士です。
【初日】
八女の里 突き落とし 出羽の空
夏野登岩 寄り切り 朝虎牙
颯雅 突き出し 魁佑馬
櫻井 寄り切り 最上桜
越ノ龍 叩き込み 美
琴乃秀 寄り切り 吉野
丸勝 寄り倒し 千鵬
東輝龍 寄り切り 爆羅騎
新隆山 押し出し 安齋
大青山 寄り切り 銀星山
陽孔丸 押し出し 鬨王
旭将里 寄り倒し 隆翔生
千代天富 突き出し 北の峰
美浜海 肩透かし 多良浪
土佐清水 寄り切り 芳東
聖冴 押し出し 木瀬の海
春雷 押し出し 牧尾
村山 押し出し 西園寺
隈ノ竜 押し倒し 香富士
羅王 叩き込み 向田
玄界鵬 引き落とし 竹岡
美登桜 上手投げ 荒雄山
勝呂 押し出し 翔傑
小滝山 寄り倒し 常川
西太司 上手出し投げ 克乃富士
若錦翔 押し倒し 龍司
漣 叩き込み 常陸號
頂 寄り切り 大場
家島 寄り切り 天王山
大ノ蔵 押し出し 翠桜
錦国 上手投げ 琴ノ藤
北勝丸 突き落とし 秋良
大雷童 叩き込み 魁新丸
隠岐の浜 寄り切り 豊雅将
琴大龍 押し倒し 和山
千代雷山 上手投げ 藤乃若
日向龍 掬い投げ 琴大進
佐田ノ輝 寄り切り 魁清城
時乃平 寄り切り 勝誠
大元 押し出し 北勝龍
西太司は克乃富士を下して幸先良く白星スタートしました。相手によっては大きな相撲を取ることが効果的な場合もあります。前に圧力をかけることを続けていれば、色々な技も出るでしょう。今場所も早い時期に勝ち越してほしいと思います。
続いて、2日目の三段目取組結果です。同様に左側が勝ち力士です。
【2日目】
謙信 叩き込み 濱洲
篠原 寄り切り 大乗
飛燕力 押し出し 宮乃富司
朝阪神 押し出し 冨蘭志壽
栃岐岳 突き落とし 天
北勝岩 押し出し 秋定
千代北海 叩き込み 菅原
川村 寄り倒し 昂輝
坂林 寄り切り 暁
花房 押し出し 佐田ノ国
若ノ勝 押し出し 千代大和
北洋山 押し出し 朝心誠
津軽海 浴せ倒し 本間
濱ノ海 寄り倒し 竜輝
錦竜 上手投げ 優力勝
朝乃丈 寄り倒し 大翔宗
絢雄 押し出し 北勝栄
稲葉 突き落とし 龍成山
家の島 寄り切り 飛騨野
琴挙龍 寄り切り 鷹翔
宮田 腕捻り 高馬山
益湊 押し出し 坂井
虎徹 寄り切り 剛力山
寛龍 小手投げ 永田
出沼 押し出し 東照山
藤伊吹 押し出し 朝氣龍
大賀 寄り切り 恵比寿丸
嘉陽 押し出し 許田
琴手計 引き落とし 大翔成
朝天舞 押し出し 寺尾海
満津田 送り出し 庄司
朝乃山 寄り切り 剛士丸
小原 叩き込み 瀬戸の海
大海 押し出し 千代大宝
和歌桜 突き落とし 大畑
清乃海 引き落とし 柏王丸
宮城 押し出し 毅ノ司
羽出山 寄り切り 千代の勝
琴隆成 寄り切り 田中山
魁郷 押し出し 川渕
諒兎馬 寄り切り 出羽大海
三段目西22枚目から再出場する朝乃山は順当に勝って初日を出しました。当然ですが、アクシデントでもない限り、この位置で負けるはずもなく、さりとて三段目優勝したとしても本人にとっては喜べないのも事実です。複雑なところですが、最もケアが必要なのは今場所対戦することになる対戦相手ではないでしょうか?
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3日目の取組です。
【3日目の取組】
八女の里 - 篠原
夏野登岩 - 飛燕力
朝阪神 - 颯雅
栃岐岳 - 櫻井
越ノ龍 - 北勝岩
昂輝 - 吉野
琴乃秀 - 丸勝
東輝龍 - 坂林
花房 - 新隆山
大青山 - 若ノ勝
北洋山 - 陽孔丸
津軽海 - 旭将里
濱ノ海 - 千代天富
錦竜 - 美浜海
朝乃丈 - 土佐清水
北勝栄 - 芳東
春雷 - 稲葉
村山 - 家の島
琴挙龍 - 隈ノ竜
羅王 - 宮田
剛力山 - 坂井
虎徹 - 美登桜
出沼 - 寛龍
勝呂 - 小滝山
藤伊吹 - 大賀
西太司 - 若錦翔
漣 - 嘉陽
琴手計 - 頂
家島 - 朝天舞
大ノ蔵 - 満津田
朝乃山 - 錦国
小原 - 北勝丸
和歌桜 - 隠岐の浜
豊雅将 - 千代大宝
清乃海 - 琴大龍
羽出山 - 宮城
千代の勝 - 藤乃若
千代雷山 - 日向龍
魁郷 - 時乃平
諒兎馬 - 大元
3日目に西太司が対戦するのは、放駒部屋の若錦翔です。平成25年7月初土俵の25歳、最高位は三段目17枚目です。西太司とは初顔合わせになります。体格では西太司が上回っているので、相手の出足に要警戒ではありますが、こちらも攻撃的に戦って、連勝することが大事です。
高温多湿な名古屋での本場所、体調維持に気を配って好成績を残してほしいと願っています。
よろしくお願いします。