米韓首脳会談の結果、餓死者が大量発生による北朝鮮・金王朝崩壊をひたすら待つ道が見えてきた

2005年06月12日 14時06分22秒 | 北朝鮮問題
北朝鮮核問題で共同歩調確認 米韓首脳会談 (朝日新聞) - goo ニュース

 アメリカのブッシュ大統領と韓国の盧武鉉大統領との首脳会談が行われた。盧大統領が「韓米両国はうまくいっている」と言い、ブッシュ大統領が「同盟は非常に強固です」と強調している。
 だが、客観的に見て、米韓関係には、「隙間風」が吹いている。はっきり言えばブッシュ大統領は、盧大統領を信用はしていない。小泉首相に寄せる信頼感からは、程遠い。
 歓迎の仕方がそれを如実に示している。小泉首相がブッシュ大統領の別荘や牧場に呼ばれて接待を受けているのに比べれば、月とスッポンの違いがある。
 今回の米韓首脳会談で、一体何が決まったのか、わけがわからない。ただ単に北朝鮮に時間を与えるにすぎないのではないかという疑問が残る。北朝鮮が、6か国協議に出席したとしても、事態が直ぐに好転することは期待できないだろう。
 金正日総書記がアメリカに望んでいるのは、金王朝転覆を企図せず、金正日総書記及び家族の生命の保障することのみであり、北朝鮮国民の生存は、どうでもよいのである。
 こんなエゴイステックな手前勝手な金正日総書記の都合のよい願望をアメリカがそうやすやすと実現するとは到底考えられない。リビアのカダフィ大佐とは雲泥の差である。
 韓国が金大中前大統領以来続けている「太陽政策」は、聞こえはよいが、これは、北朝鮮の暴発を極力回避し、韓国国民の生存のみを考える政策である。
 北朝鮮に食糧や肥料の援助をして、支配層が生き延びられるようにしてはいても、すべての北朝鮮国民を丸抱えで食わせて行くことまでは考慮していない。200万人、300万人の餓死者が出ようとも知ったことではないというのが、「太陽政策」の本質である。北朝鮮からミサイルが飛んできて、ソウルはじめ韓国中が火の海にされるよりはましだという計算している。
 中国やロシアはどうか。これらも「厄介者」が豆満江を越えて、大挙して雪崩を打って北朝鮮から逃げてきて欲しくはない。金王朝が崩壊すれば、当然、混乱状態に陥り、避難民が発生するからである。
 中国領内には、北朝鮮2000万人のうち、400万人が逃げてくるとも予測されている。だから、できれば、北朝鮮国内で餓死してくれれば、もっけの幸いと考えている。            北朝鮮という「奇形の国」をつくった中国もロシアも、本当に無責任である。韓国もズルイ。アメリカは、金正日総書記及びその家族を許さず、いつでも「攻め込む態勢」を維持している。
 日本は、アメリカの意向や了解を得なければ、北朝鮮問題を解決できない。日本人拉致被害者を日本政府が独自で救出できない状態にある。
 北朝鮮は、支配層は「良い暮し」ができても、国民の大多数は、結果的に周囲の国々から「兵糧攻め」にあっている状態にある。何も食べないで、じっと「餓死」するのを待つか、子どもたちをはじめ家族を捨ててでも自分だけ助かるために、「脱北」するかとかない。
 これが現状であるなら、日本としてとれる道は、もはやただ一つである。それは、「北朝鮮の国民の大半」が餓死して内部から崩壊するのをひたすら待つということである。
 こいなるとやはり、日本人拉致被害者の家族が小泉首相に強く求めているように、「経済制裁」するしか、妙手はないだろう。
 6か国協議を開くのは構わないが、北朝鮮にいたずらに時間を与えるだけになるのが明白であれば、取敢えずは、6か国協議を開いて、その後にしばらく様子を見て、埒があかないのを確かめて、そこでいよいよ「経済制裁」を断行すればよい。餓死者が大量発生し金王朝は、確実に崩壊するだろう。北朝鮮国民には、大変気の毒ではあるが・・・。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする