◆何と言う偶然か、昨日、最新の拙著「民主党 派閥抗争史」(共栄書房刊)の見本本が届けられた。11日に全国書店に配本されるそうである。そして、本日、民主党の小沢一郎代表が代表選挙立候補の届出を行い、他に立候補者がなく、「3選」が決まった。
◆民主党は、代表選挙というお祭り騒ぎを無しにしたので、自民党総裁選挙の陰に隠れて存在感が失われると憂慮されている。けれども、いたずらに騒げばよいというものではなく、麻生太郎幹事長が各地の演説会場で、繰り返し発言しているように、総裁選挙は、総選挙でもないのにすでに「小沢一郎民主党との戦い」という様相を濃厚に示している。これは、乱立している総裁候補者にみな、共通している点である。総裁候補者は、全員が、「麻生太郎で決まり」と悟っており、「敵」は、小沢一郎のほかにはいない。従って、総裁候補者は、動き回り、演説すればするほど、国民・有権者に「小沢一郎民主党」を浮き立たせてしまうという結果を招くのである。「動かざること山の如し」ではないけれど、民主党は、自民党のようにジタバタして、「小沢一郎民主党」の名前を霞めさせるよりも「ただ1点、小沢一郎民主党」をいやがうえにも国民・有権者に意識してもらった方が得策である。その役目を自民党の総裁候補者が担っているとすれば、何と言う利口な作戦であろうか。解散・総選挙に突入した途端、「動くこと雷霆の如く」に変じて欲しい。
◆報道機関の世論調査によれば、自民党の支持率が回復し、民主党が下げているという。これに気をよくしているのが、自民党である。どんどん舞い上がり、いい気分になるがよい。これに対して、民主党には、危機感がみなぎり始めている。ようやく目が覚めてきたようである。自民党総裁候補者という他人のために、現職の衆議院議員や立候補予定者が、自分の選挙区を疎かにしている間に、ぐるぐる「地回り」した方がよい。
◆小沢代表は、「3選」が決まった後の記者会見で、「政権交代」の意味と意義を端的に説明していた。女性記者から「革命」の意味を聞かれて、「革命のつもりで戦う」と強い決意を示していた。小池百合子が「改革」という言葉を使って決意表明していのとは、対照的に「最後の一戦」に臨む覚悟の違いを印象づけていたのには、頼もしさを感じた。ついでに、最新の拙著「民主党 派閥抗争史」(共栄書房刊)の幸先のよさを、小沢代表に保証されたような気分にも誘われた。これは、あくまでも我田引水である。
板垣英憲マスコミ事務所

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◆民主党は、代表選挙というお祭り騒ぎを無しにしたので、自民党総裁選挙の陰に隠れて存在感が失われると憂慮されている。けれども、いたずらに騒げばよいというものではなく、麻生太郎幹事長が各地の演説会場で、繰り返し発言しているように、総裁選挙は、総選挙でもないのにすでに「小沢一郎民主党との戦い」という様相を濃厚に示している。これは、乱立している総裁候補者にみな、共通している点である。総裁候補者は、全員が、「麻生太郎で決まり」と悟っており、「敵」は、小沢一郎のほかにはいない。従って、総裁候補者は、動き回り、演説すればするほど、国民・有権者に「小沢一郎民主党」を浮き立たせてしまうという結果を招くのである。「動かざること山の如し」ではないけれど、民主党は、自民党のようにジタバタして、「小沢一郎民主党」の名前を霞めさせるよりも「ただ1点、小沢一郎民主党」をいやがうえにも国民・有権者に意識してもらった方が得策である。その役目を自民党の総裁候補者が担っているとすれば、何と言う利口な作戦であろうか。解散・総選挙に突入した途端、「動くこと雷霆の如く」に変じて欲しい。
◆報道機関の世論調査によれば、自民党の支持率が回復し、民主党が下げているという。これに気をよくしているのが、自民党である。どんどん舞い上がり、いい気分になるがよい。これに対して、民主党には、危機感がみなぎり始めている。ようやく目が覚めてきたようである。自民党総裁候補者という他人のために、現職の衆議院議員や立候補予定者が、自分の選挙区を疎かにしている間に、ぐるぐる「地回り」した方がよい。
◆小沢代表は、「3選」が決まった後の記者会見で、「政権交代」の意味と意義を端的に説明していた。女性記者から「革命」の意味を聞かれて、「革命のつもりで戦う」と強い決意を示していた。小池百合子が「改革」という言葉を使って決意表明していのとは、対照的に「最後の一戦」に臨む覚悟の違いを印象づけていたのには、頼もしさを感じた。ついでに、最新の拙著「民主党 派閥抗争史」(共栄書房刊)の幸先のよさを、小沢代表に保証されたような気分にも誘われた。これは、あくまでも我田引水である。
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