◆まさかと思っていたことが、いよいよ現実化してきた。自民党の加藤紘一元幹事長が、10年も前に言い始めていた。「年金開始70歳」という話である。厚生労働省の社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)の年金部会が10月11日、厚生年金の支給開始年齢を将来的に68~70歳に引き上げるための議論を本格的にスタートさせ、3つの案を提示したというのだ。社会保障政策問題に前々から熱心に取り組んでいるが一斉に報道している。
国家公務員の年金支給が60歳から開始されている現在でも、その格差が疑問視されているのに、格差をさらに広げ、おまけに、消費税「5%→10%」へのアップが「2015年」あたりに設定されている状況を見れば、現在の野田佳彦政権がいかに財務省に完全操縦された「苛き政府」であるかを示している。いずれこの反撃が、国民有権者の間から噴出してくるはずである。
◆それにしても、政府与党というのは、馬の鼻面にニンジンをぶら下げるのと何ら変わりのない「あこぎなやり方」をするものだ。この調子だと、いつか「75~80歳」へ引き上げという荒行もやりかねない。平均余命がどんどん長くなっているのをいいことにして、国民有権者がいつまでも「馬」同様に扱われることに黙っているわけがない。
もうこうなると、天寿といわれる「125歳までは絶対に長生きして、掛けた年金保険料を取り戻してやる」とムキになって長生きするか、さもなくば杜甫が「70古来稀ない」と述べたように、70歳までに早々とこの世におさらばすることを固く心に決めて、掛け金を払わないで行くのかの二者択一しか道はない。とくに国民年金などはこの手で行くのが最善の道かも知れない。
◆現在の厚生年金や国民年金制度は、「人生70年」時代の賜物で、定年55歳で会社を退き、60歳から70歳あたりまで支給を受けて、死ぬことを大前提に設計されていた。このため、掛け金を蓄積し、そのなかから、豪華な施設を林立させたり、各種団体を設立して、役人がどんどん天下りできるようにしていた。
要は、国民のための制度というよりは、役人が甘い汁を吸うための制度でもあったのだが、それが長寿社会の実現によって、基本設計に狂いが生じてきたため、苦渋しているというのが現状である。
この意味で、高度福祉国家といわれる北欧(スウェーデン・デンマーク)の制度を改めて学び直し、かつ、日本にふさわしい制度を設けることが求められている。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
小沢一郎元代表は、刑事裁判中で「沈黙」しているが、民主党と自民党、国民新党の「TPP反対派」が大同団結して、政界再編の要になる可能性が大だ
◆〔特別情報①〕
APEC(アジア太平洋経済協力会議、11月12~13日、ハワイ)を控えて、TPP(環太平洋経済連携協定)への参加交渉問題をめぐり、推進派と絶対反対派が、経済団体・労組と農業団体ばかりでなく、与党民主党内、さらに野田佳彦政権内の閣僚らを2分する形で、激突、いまや全面戦争の様相を呈している。
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『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊
もくじ
もくじ
第4章 自・社連合のキーマン・武村正義の危ない政治感覚
― ムーミン・パパのダーティ臭―
クリーンイメージの裏に漂うダーティな臭い
武村正義は、昭和六十一年七月の衆参同日選挙に、自民党から衆議院選挙に立って当選し、安倍派に属した。
リクルート疑獄事件の際、衆参一年生議員による「ユートピア政治研究会」を結成した。平成五年六月、自民党を離党し「新党さきがけ」を結成し、同年八月に発足した八党派による細川連立政権で、内閣官房長官に就任した。
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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.135
第三章 ロシヤ革命と猶太
前回からの続き
千九百十六年二月十四日紐育のイースト・サイド(ユダヤ細民居住地)内に於てロシヤ革命團隊の會議を開き、六十二名の正式代表が顔を合せた。
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「孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学」(PHP文庫)
板垣英憲著(←amazonへジャンプします)
ソフトバンクを3兆円企業に育て上げた稀代の起業家・孫正義。その成功の原動力となったのが、自らの人生・経営哲学を「25文字」の漢字に集約した「孫の二乗の法則」である。これを片時も忘れないことで、孫は幾多の苦難を乗り越えてきた。では、私たちが自分の仕事や人生に活用するにはどうすればいいか。その秘訣を本書では伝授する。「孫の二乗の法則」を本格的に解説した唯一の書、待望の文庫化!(本書カバーより)
国家公務員の年金支給が60歳から開始されている現在でも、その格差が疑問視されているのに、格差をさらに広げ、おまけに、消費税「5%→10%」へのアップが「2015年」あたりに設定されている状況を見れば、現在の野田佳彦政権がいかに財務省に完全操縦された「苛き政府」であるかを示している。いずれこの反撃が、国民有権者の間から噴出してくるはずである。
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第4章 自・社連合のキーマン・武村正義の危ない政治感覚
― ムーミン・パパのダーティ臭―
クリーンイメージの裏に漂うダーティな臭い
武村正義は、昭和六十一年七月の衆参同日選挙に、自民党から衆議院選挙に立って当選し、安倍派に属した。
リクルート疑獄事件の際、衆参一年生議員による「ユートピア政治研究会」を結成した。平成五年六月、自民党を離党し「新党さきがけ」を結成し、同年八月に発足した八党派による細川連立政権で、内閣官房長官に就任した。
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第三章 ロシヤ革命と猶太
前回からの続き
千九百十六年二月十四日紐育のイースト・サイド(ユダヤ細民居住地)内に於てロシヤ革命團隊の會議を開き、六十二名の正式代表が顔を合せた。
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