◆野田佳彦首相は11月5日を目途にTPP(環太平洋経済連携協議)交渉参加を決定する方針という。このTPPでは、24分野(項目)について協議されるそうだが、この24分野というのが、よくわからない。外務省は、このリストはもちろん、米国オバマ大統領が24分野によりTPPにより、いかなる「戦略」を展開しようとしているのかについて、何ら具体的な情報を国民に開示していない。にもかかわらず、いかにも江戸時代の幕府さながらに「寄らしむべし、知らしむべからず」とばかり、「支持せよ」と言っている感が強い。その外務官僚の「マリオネット」となり、踊らされているのが、野田佳彦首相である。どうもこの「どぜう」は、操り人形らしい。
それにしても、マスメディアのテレビ放送各局は10月23日早朝から、「TPP、TPP」とピーピー、キャーキャーうるさかった。とくにうるさかつたのが、フジテレビの「新報道2001」で、「緊急生討論・・・TPP参加で日本はどう変わるのか食卓安全&医療の未来推進VS慎重論客が激論」とやりあっていた。TPP参加積極派は、農業県山形選出の民主党の近藤洋介衆院議員(父・近藤鉄雄元経企庁長官よりは、かなりインテリジェンスに欠ける。)、みんなの党の江田憲司衆院議員、慎重派は民主党の山田正彦元農水相と桜井充衆院議員(医師)、加えて榊原英資元財務官が慎重派的な立場で、激論を戦わせていた。この結果、参加するにしても、民主党は経験が浅く「交渉力」が問われるという危惧だけが残った。そして、いつも言っているように、肝心要のオバマ大統領の「TPPに賭ける国際戦略」は、少しも見えず仕舞いだった。これでは、極秘裏に建造して、秘密作戦を敢行して奄美近海の深海に藻屑と消えた「戦艦大和」のときと、何ら変わらない。またまた米国の餌食になるのがオチだ。
◆ TPP論議で話題になるキーワードの1つが、「24分野」という言葉である。マスメディアが報ずるところによると、TPP交渉では、以下の「24分野」が協議されるらしい。
1.主席交渉官協議、2.市場アクセス(工業)、3.市場アクセス(繊維・衣料品)、4.市場アクセス(農業)、5.原産地規制、6.貿易円滑化、7.SPS、8.TBT
9.貿易救済措置、10.政府調達、11.知的財産権、12.競争政策、13.サービス(クロスボーダー)、14.サービス(電気通信)、15.サービス(一時入国)、16.サービス(金融)
17.サービス(e-commerce)、18.投資、19.環境、20.労働、21.制度的事項、22.紛争解決、23.協力、24.横断的事項特別部会。
しかし、これらの項目を見ると、OECD(経済協力開発機構=欧州諸国を中心に日・米を含め30ヶ国の先進国が加盟する国際機関)から1980年代に、日本が「各分野の規制緩和」を勧告されて以来、30年になる。私は、毎日新聞政治部にいて、厚生省記者クラブに配置されていた。このころは、製薬業界が色めき立っていた。これを受けて、厚生省薬務局を中心に、欧米から薬がドッとなだれ込んでくるのを防ごうと躍起だった。薬の許認可するのに必要な検査基準が欧米とは違うという理由を力説して、規制撤廃に激しき抵抗、拒否したのである。日本人と欧米人とは、体型も体質も違うことを考えれば、合理的な理由であった。こうして障壁を守ってきたのである。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
米国オバマ大統領が進めるTPPには、「金」に代えて「食糧」により世界制覇戦略が仕込まれており、経団連の米倉弘昌会長は住友化学の農薬ビジネスで協力か
◆〔特別情報①〕
今回、オバマ大統領は、TPPを武器に日本の障壁を突破しようとしている。米国には、ドナルド・ラムズフェルド元国防長官がいる。彼は、1997年~2001年間インフルエンザ特効薬タミフルを開発し、その特許を所有しているバイオテック企業ギリアド・サイエンス社の会長を務め、ギリアド社の株式を多数保有し、トリ・インフルエンザの懸念が沸騰の際には、同社の株式が高騰し、巨利を得ている。
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『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊

もくじ
第4章 自・社連合のキーマン・武村正義の危ない政治感覚
― ムーミン・パパのダーティ臭―
武村正義の危険な政治献金感覚
さらに、武村正義は、就任早々の平成五年八月十日のNHK番組「新閣僚に聞く」のなかで企業献金について、
「性悪説はとらない。これさえ禁止すれば腐敗はなくなるとは思えない」
と発言して、企業献金に対する自らの感覚を表明している。
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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.138
第三章 ロシヤ革命と猶太
前回からの続き
第一革命に尽力したる米國のユダヤ財閥ヤコブ・シツフは臨時政府の歩み意に充たず、最早臨時政府は用なし、須く之を倒し、もつと彼が完全に把握出來る政権を以て之に代へようと決心した。人間ばいくらも居るのである、即ちロシヤ革命党の最左翼の大部分はユダヤ人であつた。
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「孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学」(PHP文庫)
板垣英憲著(←amazonへジャンプします)
ソフトバンクを3兆円企業に育て上げた稀代の起業家・孫正義。その成功の原動力となったのが、自らの人生・経営哲学を「25文字」の漢字に集約した「孫の二乗の法則」である。これを片時も忘れないことで、孫は幾多の苦難を乗り越えてきた。では、私たちが自分の仕事や人生に活用するにはどうすればいいか。その秘訣を本書では伝授する。「孫の二乗の法則」を本格的に解説した唯一の書、待望の文庫化!(本書カバーより)
それにしても、マスメディアのテレビ放送各局は10月23日早朝から、「TPP、TPP」とピーピー、キャーキャーうるさかった。とくにうるさかつたのが、フジテレビの「新報道2001」で、「緊急生討論・・・TPP参加で日本はどう変わるのか食卓安全&医療の未来推進VS慎重論客が激論」とやりあっていた。TPP参加積極派は、農業県山形選出の民主党の近藤洋介衆院議員(父・近藤鉄雄元経企庁長官よりは、かなりインテリジェンスに欠ける。)、みんなの党の江田憲司衆院議員、慎重派は民主党の山田正彦元農水相と桜井充衆院議員(医師)、加えて榊原英資元財務官が慎重派的な立場で、激論を戦わせていた。この結果、参加するにしても、民主党は経験が浅く「交渉力」が問われるという危惧だけが残った。そして、いつも言っているように、肝心要のオバマ大統領の「TPPに賭ける国際戦略」は、少しも見えず仕舞いだった。これでは、極秘裏に建造して、秘密作戦を敢行して奄美近海の深海に藻屑と消えた「戦艦大和」のときと、何ら変わらない。またまた米国の餌食になるのがオチだ。
◆ TPP論議で話題になるキーワードの1つが、「24分野」という言葉である。マスメディアが報ずるところによると、TPP交渉では、以下の「24分野」が協議されるらしい。
1.主席交渉官協議、2.市場アクセス(工業)、3.市場アクセス(繊維・衣料品)、4.市場アクセス(農業)、5.原産地規制、6.貿易円滑化、7.SPS、8.TBT
9.貿易救済措置、10.政府調達、11.知的財産権、12.競争政策、13.サービス(クロスボーダー)、14.サービス(電気通信)、15.サービス(一時入国)、16.サービス(金融)
17.サービス(e-commerce)、18.投資、19.環境、20.労働、21.制度的事項、22.紛争解決、23.協力、24.横断的事項特別部会。
しかし、これらの項目を見ると、OECD(経済協力開発機構=欧州諸国を中心に日・米を含め30ヶ国の先進国が加盟する国際機関)から1980年代に、日本が「各分野の規制緩和」を勧告されて以来、30年になる。私は、毎日新聞政治部にいて、厚生省記者クラブに配置されていた。このころは、製薬業界が色めき立っていた。これを受けて、厚生省薬務局を中心に、欧米から薬がドッとなだれ込んでくるのを防ごうと躍起だった。薬の許認可するのに必要な検査基準が欧米とは違うという理由を力説して、規制撤廃に激しき抵抗、拒否したのである。日本人と欧米人とは、体型も体質も違うことを考えれば、合理的な理由であった。こうして障壁を守ってきたのである。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
米国オバマ大統領が進めるTPPには、「金」に代えて「食糧」により世界制覇戦略が仕込まれており、経団連の米倉弘昌会長は住友化学の農薬ビジネスで協力か
◆〔特別情報①〕
今回、オバマ大統領は、TPPを武器に日本の障壁を突破しようとしている。米国には、ドナルド・ラムズフェルド元国防長官がいる。彼は、1997年~2001年間インフルエンザ特効薬タミフルを開発し、その特許を所有しているバイオテック企業ギリアド・サイエンス社の会長を務め、ギリアド社の株式を多数保有し、トリ・インフルエンザの懸念が沸騰の際には、同社の株式が高騰し、巨利を得ている。
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もくじ
第4章 自・社連合のキーマン・武村正義の危ない政治感覚
― ムーミン・パパのダーティ臭―
武村正義の危険な政治献金感覚
さらに、武村正義は、就任早々の平成五年八月十日のNHK番組「新閣僚に聞く」のなかで企業献金について、
「性悪説はとらない。これさえ禁止すれば腐敗はなくなるとは思えない」
と発言して、企業献金に対する自らの感覚を表明している。
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第三章 ロシヤ革命と猶太
前回からの続き
第一革命に尽力したる米國のユダヤ財閥ヤコブ・シツフは臨時政府の歩み意に充たず、最早臨時政府は用なし、須く之を倒し、もつと彼が完全に把握出來る政権を以て之に代へようと決心した。人間ばいくらも居るのである、即ちロシヤ革命党の最左翼の大部分はユダヤ人であつた。
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