◆大阪府の橋下徹知事が、辞職して大阪市長選挙(11月27日投開票)にくら替え出馬するとう。目的は自ら提唱している「大阪都構想」(大阪府と大阪市などの再編)への支持を訴えることにあると力説している。だが、これは、かなり理解し難い行動だ。大阪府政と大阪市政をオモチャにしている。
第一に、大阪都構想を実現するのに、なぜ知事を辞職して大阪市長選に出馬しなくてはならないのかが、よくわからない。
政令指定都市の1つである大阪市が大阪府のなかにあり、「二重行政」になっていることから行政のムダをなくする必要性があるというなら府と市の話し合いで、一本化すればいい話である。たとえば、府と市の「浄水場」が近くにあるのがムダというなら経営形態を1つにするとか、どちらか効率の悪い方を廃止するとか、手段方法はいくつもあるハズだ。
第二に、橋下徹知事の行動は尋常ではない。どうも大阪市の平松邦夫市長との感情的なもつれを「選挙闘争」の場で決着しようとしている感が強い。
「私的な感情」を「公的な選挙」で果たそうとするのは、邪道である。何と言っても橋下徹知事は、一期目であり、任期は2012年2月5日である。任期を全うしないで府政を放棄して、別の選挙に出馬するというのは、無責任極まりない。
第三に、橋下徹知事は、2008年1月に無所属で当選して知事に就任して以来、大阪府全体の経済再生や景気浮揚に何ら実績を残していない。早い話が知事として「無能さ」をさらけ出したまま辞任するということである。「おもろいこと」が大好きな大阪人も、これで呆れ顔だろう。
第四に、「大阪維新の会」による政治集団を設立して、何か目新しい政策を打ち出して大阪府民に「希望を配る」のかと思いきや、具体的に出してきたのは、公立学校の教職員に対する「国歌君が代と国旗日の丸」の強制と「知事の教育委員会への介入権限強化」をめざす条例案を成立させようとして教育現場を混乱させただけであった。
生産的なことの成果は、何ら残していない。
第五に、超右翼的なパフォーマンスや、「大阪都構想という本来、国政マターのテーマ提起によって、マスメディアへの露出を演じたのみで、これらは、いずれも「自分だけが目立ちたい」という私的な欲望を満たすことを目的とした府政の私物化以外の何ものでもない。
◆いわばタレント弁護士が地方自治体の長という極めて地味で地道な公務を粛々と実行しなければならない公職に飽きて、今度は目先を変えて、衆目を浴びたいだけの「自己顕示欲」を維持するのが目的としか思えない。あわよくば、国政へかけ上がるための手段としか考えていないのではないかと疑われても仕方がない。
また、これを煽りたてて喜んでいるマスメディアも実に見識がない。日本テレビの番組「ウェーク」(10月22日午前8時~9時30分)などはその最たるもので、ひたすら面白がっている。男性コメンテーターなどは、東日本大震災の被災者のことを気づかっているのか、喪服かと見間違うような黒い服を着込んで、ズラリと並んでいるにもかかわらず、まるで「お祭り騒ぎ」しているかのような映像は、チグハグで実におかしい光景である。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
カタールがギリシャの金鉱山開発に資本参加、その背後でロスチャイルド財閥が覇権再構築を図ろうとしている「世界戦略」が透けて見えてくる
◆〔特別情報①〕
ギリシャ財政危機が、欧州連合(EU)の金融危機を招いているなかで、ギリシャ支援の動きが、活発化している。その支援の好材料となっているのが、「ギリシャ北部ハルキディキの金鉱山」にあった。この金鉱山から金を掘り出せば、ギリシャ財政危機は、一気に解消されるからである。散発的にバラバラに報道されている現象的な情報が一見無関係に見えていても、これらをつなぎ合わせて読み解いてみると、世界で起きていることの実像と本質が見えてくる。
つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
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『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊
もくじ
第4章 自・社連合のキーマン・武村正義の危ない政治感覚
― ムーミン・パパのダーティ臭―
武村正義の危険な政治献金感覚
さらに、武村正義は、就任早々の平成五年八月十日のNHK番組「新閣僚に聞く」のなかで企業献金について、
「性悪説はとらない。これさえ禁止すれば腐敗はなくなるとは思えない」
と発言して、企業献金に対する自らの感覚を表明している。
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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.138
第三章 ロシヤ革命と猶太
前回からの続き
第一革命に尽力したる米國のユダヤ財閥ヤコブ・シツフは臨時政府の歩み意に充たず、最早臨時政府は用なし、須く之を倒し、もつと彼が完全に把握出來る政権を以て之に代へようと決心した。人間ばいくらも居るのである、即ちロシヤ革命党の最左翼の大部分はユダヤ人であつた。
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「孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学」(PHP文庫)
板垣英憲著(←amazonへジャンプします)
ソフトバンクを3兆円企業に育て上げた稀代の起業家・孫正義。その成功の原動力となったのが、自らの人生・経営哲学を「25文字」の漢字に集約した「孫の二乗の法則」である。これを片時も忘れないことで、孫は幾多の苦難を乗り越えてきた。では、私たちが自分の仕事や人生に活用するにはどうすればいいか。その秘訣を本書では伝授する。「孫の二乗の法則」を本格的に解説した唯一の書、待望の文庫化!(本書カバーより)
第一に、大阪都構想を実現するのに、なぜ知事を辞職して大阪市長選に出馬しなくてはならないのかが、よくわからない。
政令指定都市の1つである大阪市が大阪府のなかにあり、「二重行政」になっていることから行政のムダをなくする必要性があるというなら府と市の話し合いで、一本化すればいい話である。たとえば、府と市の「浄水場」が近くにあるのがムダというなら経営形態を1つにするとか、どちらか効率の悪い方を廃止するとか、手段方法はいくつもあるハズだ。
第二に、橋下徹知事の行動は尋常ではない。どうも大阪市の平松邦夫市長との感情的なもつれを「選挙闘争」の場で決着しようとしている感が強い。
「私的な感情」を「公的な選挙」で果たそうとするのは、邪道である。何と言っても橋下徹知事は、一期目であり、任期は2012年2月5日である。任期を全うしないで府政を放棄して、別の選挙に出馬するというのは、無責任極まりない。
第三に、橋下徹知事は、2008年1月に無所属で当選して知事に就任して以来、大阪府全体の経済再生や景気浮揚に何ら実績を残していない。早い話が知事として「無能さ」をさらけ出したまま辞任するということである。「おもろいこと」が大好きな大阪人も、これで呆れ顔だろう。
第四に、「大阪維新の会」による政治集団を設立して、何か目新しい政策を打ち出して大阪府民に「希望を配る」のかと思いきや、具体的に出してきたのは、公立学校の教職員に対する「国歌君が代と国旗日の丸」の強制と「知事の教育委員会への介入権限強化」をめざす条例案を成立させようとして教育現場を混乱させただけであった。
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また、これを煽りたてて喜んでいるマスメディアも実に見識がない。日本テレビの番組「ウェーク」(10月22日午前8時~9時30分)などはその最たるもので、ひたすら面白がっている。男性コメンテーターなどは、東日本大震災の被災者のことを気づかっているのか、喪服かと見間違うような黒い服を着込んで、ズラリと並んでいるにもかかわらず、まるで「お祭り騒ぎ」しているかのような映像は、チグハグで実におかしい光景である。
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◆〔特別情報①〕
ギリシャ財政危機が、欧州連合(EU)の金融危機を招いているなかで、ギリシャ支援の動きが、活発化している。その支援の好材料となっているのが、「ギリシャ北部ハルキディキの金鉱山」にあった。この金鉱山から金を掘り出せば、ギリシャ財政危機は、一気に解消されるからである。散発的にバラバラに報道されている現象的な情報が一見無関係に見えていても、これらをつなぎ合わせて読み解いてみると、世界で起きていることの実像と本質が見えてくる。
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『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊
もくじ
第4章 自・社連合のキーマン・武村正義の危ない政治感覚
― ムーミン・パパのダーティ臭―
武村正義の危険な政治献金感覚
さらに、武村正義は、就任早々の平成五年八月十日のNHK番組「新閣僚に聞く」のなかで企業献金について、
「性悪説はとらない。これさえ禁止すれば腐敗はなくなるとは思えない」
と発言して、企業献金に対する自らの感覚を表明している。
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第三章 ロシヤ革命と猶太
前回からの続き
第一革命に尽力したる米國のユダヤ財閥ヤコブ・シツフは臨時政府の歩み意に充たず、最早臨時政府は用なし、須く之を倒し、もつと彼が完全に把握出來る政権を以て之に代へようと決心した。人間ばいくらも居るのである、即ちロシヤ革命党の最左翼の大部分はユダヤ人であつた。
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