不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

石破茂前防衛相言う「テロとの戦い」のための「給油継続」は、実は「テロ支援」に逆転変化している

2008年09月19日 15時32分45秒 | 政治
◆政府、自民党は、インド洋での海上自衛隊による給油を延長継続する法案の国会成立に熱を入れているけれど、本当に継続してよいのか、軍事情勢から見て疑問を感じさせられる。しっかり検証してみる時期になっている。
 というのは、給油先のパキスタン政府が、いまやタリバンとアルカイダの味方になっているからである。「いまや」というという言い方は、正確ではなく、もともと味方同士であったのを見過ごしていただけにすぎない。パキスタン政府は、アメリカ・ブッシュ政権の「犬」には心底からなれなかったのである。当たり前である。イスラム世界の同胞同士であるから、白人の味方であるはずはない。
◆ソ連軍侵攻によってパキスタンの逃れたアフガニスタンからの難民の子どもたちが、イスラム教の宗教学校で厳しい教育を受け、故国アフガニスタン独立のために立ち上がった。これが、タリバンである。クリントン政権時代には、アフガニスタン全土の約90%を実効
支配するまでの大勢力に成長していた。一方、アメリカCIAの手先としてソ連軍と10年戦争を戦わされたアラブの青年戦士たちの残党が、アルカイダの母体である。アメリカCIAの義勇兵募集に応募してアラブ世界の各国から参加し、CIAに訓練されて、ソ連軍を見事打ち破った。このなかに、オサマ・ビン・ラディンがいたのである。育ての親は当時、CIA長官だったブッシュ大統領のパパ・ブッシュである。
◆オサマ・ビン・ラディンら勇敢なる戦士たちは、ソ連軍との10年戦争後、それぞれの
故国に帰ったものの、だれも知られていない「浦島太郎」だった。だが、ソ連軍との激戦のなかで、政治意識に目覚めていたので、貧富の差などの矛盾を痛感し自国政府にキバを向けるようになった。サウジアラビア王国出身のオサマ・ビン・ラディンは、王族約5000人がオイルマネーを独占使用し贅沢三昧し続けている姿を目の当たりにし、王政打倒を目指すようになる。同時に王政を支持して民主化を阻むアメリカにも敵対するようになり、テロを頻繁に行うようになる。オサマ・ビン・ラディンらの過激な反政府行動に危機意識を募らせたサウジアラビア王国政府は、オサマ・ビン・ラディンをスーダンに追放した。国連により「お尋ね者」になったオサマ・ビン・ラディンは、勝手知ったるアフガニスタンルに舞い戻り、タリバンと手を結んだ。以後、アルカイダが増殖し始める。
 よくよく考えれば、タリバンをつくったのは、ソ連、いまのロシアであり、アルカイダの育ての親は、アメリカCIAであった。しかも、タリバンもアルカイダも、パキスタンの諜報機関・ISIと密接な関係にあり、それは、いまでも変わりはない。否、タリバンを養成しアフガニスタンに送り込んできたのは、ISIと見られている。
 パキスタンのムシャラク前大統領は、アフガニスタン空爆を決断したブッシュ大統領にムリヤリ協力を迫られ、内心は嫌々ながら、タリバン、アルカイダと戦わされてきた。アフガニスタンには、パキスタンの領土・領空を通らなければ行けないのである。
ムシャラク前大統領は、実は本気ではなかった。パキスタンの諜報機関・ISIに暗殺されるのを恐れたらである。そのムシャラク前大統領は、「独裁者」という批判を浴びて、退陣に追い込まれた。その後、パキスタンは、民主化に動き出したものの、連立政権の不安定さや、現政権の統治能力が弱く、軍部やISIを十分にコントロールできず、結局、政情不安が続き、ついにパキスタン軍とISIが、タリバン、アルカイダと完全に寄りを戻し、アメリカ軍や国連活動支援部隊(ISAF)に敵対して、各地で戦闘が続いている。
◆つまり、何が言いたいかと言えば、海上自衛隊がインド洋でパキスタン海軍に給油活動を続ける子とは、間接的にタリバン、アルカイダを支援するというまったく馬鹿げた結果になっているということである。石破前防衛相が「テロとの戦い」とこれも馬鹿の一つ覚えのように演説している姿は、見るに堪えないのである。「テロとの戦い」がいまや「テロ支援」に加担しているという滑稽な姿になっているのが、実態なのである。こんな阿呆な前防衛相の言葉に、賢明なる日本国民は、決してダマされてはならないのである。
【参考文献】拙著「ブッシュの陰謀」(KKベストセラーズ刊)を是非とも参照されたい。

板垣英憲マスコミ事務所

にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

与党の自民党・公明党は、官僚に対するコントロール不能状態に陥っている

2008年09月19日 02時01分18秒 | 政治
◆現政権与党の自民党・公明党は、官僚に対するコントロール不能状態に陥っている。今回の「毒入り米(コメ)事件」は、農林水産官僚の暴走を放置していた結果であった。
年金記録漏れ事件は、さらに「消された年金記録6万9000件問題」発覚にまで拡大している。この事件は厚生労働官僚・社会保険官僚を野放ししていたために発生した。
大分県教育委員会ナンバー2をはじめとする汚職事件は、文部科学官僚の怠慢から起きている。教員採用をめぐる不正事件は、大分県に止まらないことは、国民の多くが薄々感じていることであるにもかかわらず、実態解明をしようとしない。サボタージュを決め込んでいる。
国土交通省などの「居酒屋タクシー問題」は、税金の詐取、あるいはタクシー運転手との贈収賄事件が明らかであるのに、司直への告訴告発の動きが見えない。
検察・警察官僚を含んだ各省庁官僚による「二重帳簿事件」も、税金の詐欺・横領事件の疑いが濃厚であったけれど、いつの間にかウヤムヤにされている。数え上げたらキリがない。これらの事件さえ解消する意欲を持っていないのが、政権与党である自民党、公明党は、統御能力を失っている。
それどころか、自民党総裁選挙により誕生が確実視されている麻生太郎政権の閣僚や自民党役員名簿が乱舞し始めるなど、与党政治家たちは、国民・有権者の生活をそっちのけにして、ポスト争いに狂奔する始末である。そのくせ、自民党総裁選挙の候補者たちは、「国民のため政治生命をかけます」などと歯の浮いたような嘘っぱちを並び立てている。これ こそ、国民・有権者を騙す「詐欺行為」ではないか。まったく嘆かわしい限りである。
◆官僚が政治を壟断し、国民の利益を省みず、「官僚の、官僚による、官僚のための官僚天国」という名の「権力構造」と「利権構造」をつくり上げ、行政の無責任体質、税金の無駄使い、組織の硬直化を招き、多大の弊害と害悪を国民にもたらしている。
◆こうした官僚が跳梁闊歩する醜悪な体制づくりを許したのは、「官尊民卑の観念」に取りつかれた、以下のような11人の政治家たちであった。
①吉田茂(外務官僚出身)―「官尊民卑」思想の権化、池田勇人、佐藤栄作、橋本龍伍らの官僚政治家を養成。「吉田山脈」を形成。
②岸信介(商工官僚出身)―「資源エネルギー」を官僚の支配下に置き、党人派を敗退させ、石油、鉄鋼関係など基幹産業トップの天下り先を独占。
③池田勇人(大蔵官僚)―大蔵官僚を秘書団に抜擢、官僚政治の路線を強化。 
④佐藤栄作(鉄道官僚)―7年8か月の長期政権下で、人事権を掌握・駆使し、官僚政治を確立。  
⑤福田赳夫(大蔵官僚出身)―「東大法学部卒・大蔵官僚を人間扱いし、これ以外は、間視する大蔵省最優先の超エリート主義を堅持。
⑥大平正芳(大蔵官僚出身)―「大蔵賞亜流」でありながら、大蔵官僚主流を重用、東大法学部卒・大蔵官僚を娘婿に選ぶ。
⑦中曽根康弘(内務官僚出身)―官僚組織をフル活用してバブル経済を現出。
⑧宮沢喜一(大蔵官僚出身)―「東大法学部卒・大蔵官僚」以外は、間扱い。  
⑨村山富市(地方官僚出身=自治労幹部)―下級官僚をバックにのし上がった「労働貴族」の代表者。自治労既得権の擁護者。
⑩橋本龍太郎(大蔵官僚出身・橋本龍伍の長男、父の遺志を継ぐ)―「厚生族・環境族のドン」として官僚以上に官僚体質、厚生利権、環境利権を独占。とくに環境庁を環境省に昇格させる。社会保険庁の無責任体質を放置した最大の責任者。
 ⑪福田康夫(大蔵官僚出身・福田赳夫元首相の遺志を継ぐ)―旧大蔵官僚・現財務官僚の掌に乗り、自主性を発揮しようとしなかった暗愚の宰相。
◆これらの分身・協力者が現在でも政治機構や官僚組織の隅々に巣くっており、日本を滅ぼす官僚政治家と官僚群の罪と罰を問い、堅牢強固な官僚体制を木っ端微塵にし、いまこそ真に国民の奉仕者たる官僚体制を再構築する方策を考える必要がある。

板垣英憲マスコミ事務所

にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「毒入り米(コメ)事件」は、福田首相と農水省の脳性マヒ、自民・公明与党の痴呆症を天下にさらけ出した

2008年09月17日 22時55分24秒 | 政治
◆この事件は、もう「毒入り米(コメ)事件 」と呼ぼう。米穀加工販売会社「三笠フーズ」の「事故米横流し事件」が、日本全国に渡る「広域事件」に発展してきている。「米」を「水」にたとえれば、水に猛毒を投入したのと同じような大事件として捉えなくてはならない。
◆この事件は、主犯=農林水産省、共犯=三笠フーズ、幇助犯=事件米を転用した24都府県377業者(延べ381業者)である。被害者=「毒入り米」を口にした一般消費者という構図である。主犯と共犯が、贈収賄関係にあるというのは、由々しき事態である。
 幇助犯である全国の業者は、まるで被害者のような顔で振舞っているけれど、そもそも「格安の米」を購入するときに「疑問」に思わなかったのであろうか。焼酎「美少年」の造り酒屋が、「格安の米」を使っていたというのには、裏切られたような気分に陥ったものである。つまり、「安かろう、悪かろう」を承知していたフシがある。この点で、「犯罪グループ」に仲間入りしてしかるべきである。
◆中央省庁が主犯格となる最近の事件の最大の特徴は、全国に広がっているという点である。たとえば、「年金の記載漏れ事件」しかり、「林野庁の不正事件」しかり、今回の「毒入り米事件」しかりである。これは何を物語っているかと問えば、ズバリ「官僚の腐敗である。言い換えれば、自民党・公明党与党が、中央省庁とその地方組織をコントロールすることができなくなってといるということである。まさに「統治能力不全」が全国的に起きているのである。
◆それ以上に大問題なのは、自民党、公明党与党が、こんな大事件が発生しているにもかかわらず、国会を召集したがらないという事態である。
 福田康夫首相はいまや「名がかり首相」であり、脳性マヒ状態に陥っており、自民党、公明党与党の大幹部たちは、国会において、農林水産省や悪徳業者を追及しようという意志さえ示さず、こちらは「痴呆状態」に転落してしまっている。
 こうなると、頼りになるのは民主党など野党が過半数を占めている「参議院」である。衆議院が解散されていないので、「緊急集会」を開く条件は揃っていないけれども、参議院の独立性に鑑み、参議院議長の権限で「自律的に召集」して、国会機能を果たしてもらわなければならない。
 衆議院が機能不全を惹起しているのであれば、もう衆議院はいらない。自民党総裁選挙に立候補している小池百合子のような「一院制」論者は、参議院を廃止して、衆議院だけでよいと主張しているけれど、これは逆である。むしろ「参議院だけの一院制」にすればよいのだ。なぜなら、半数が3年置きに改選されるので、残りの半数は常に機能しており、これで十分なのである。参議院が衆議院のコピーであるといわれているくらいであるから、『参議院一院』だけで国会は成り立つ。

板垣英憲マスコミ事務所

にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国難競って大襲来だぞ、自民党は、総裁選挙でノンキにお祭り騒ぎしている場合か!

2008年09月16日 23時30分32秒 | 政治
◆米証券大手「リーマンブラザーズ」が、破産した。サププライムローンの大損失が、ついに命取りとなった。前身は、「クーン・ロエブ商会」である。日露戦争のとき、日本は、この商会から戦費調達を援助された恩のある会社である。ロスチャイルド系(ユダヤ系)財閥の一角を占めていた有名金融機関である。
しかし、ブッシュ政権は、この名門金融機関を切り捨てた。サブプライムローンで最大の損失を被ったシティグループ系のメリルリンチ(山一證券を乗っ取り)も、見捨てられた。おまけに、ロスチャイルド系金融機関の牙城「AIG」も倒産の憂き目を味わわされている。
◆なぜ、ブッシュ政権は、シティグループ系及びロスチャイルド系の金融機関を見捨てたのか? 答えは、簡単である。この金融悲劇の背景には、「ロックフェラー財閥」のなかの「お家争い」がある。ロックフェラー3世の末子(5男)で本家を僭称してきたデイビッド・ロックフェラー(御歳・93歳、シティグループ・オーナー、チェイス・マンハッタン
銀行会長、エクソン・モービル・オーナー)とロックフェラー家嫡流のジョン・デビッドソン・ロックフェラー4世(ゴールドマンサックス・オーナー)との「お家争い」がある。忘れてはいけない。ブッシュ政権の財務長官であるヘンリー・ポールソンのことを。この人物は、ゴールドマンサックスのCEO(最高経営責任者)であり、ロックフェラー4世は、民主党の現職上院議員(ウエスト・バージニア州選出)である。ちなみに、日本の政治家では、民主党の小沢一郎と自民党の与謝野馨と親しい。
◆あのデイビッド・ロックフェラーに可愛がられたのは、小泉純一郎元首相と竹中平蔵元金融担当相、それにデイビッド・ロックフェラーが「ポスト小泉」を期待したのは、「AA」、すなわち、安倍晋三と麻生太郎であった。
しかし、ブッシュ大統領の心変わりで、アメリカの政策はガラリと変り、「イラクからの脱出・北朝鮮へのシフト」であった。安倍晋三も、その尻拭い役の福田康夫も、ましてや、麻生太郎もすでに、ブッシュ大統領に見捨てられているのである。そのことを知らない福田も麻生も、「絶望的な未来」をバカのように信じている。そこに、自民党と公明党の底知れない「救い難さ」がある。
アメリカの政権を根底から支えてきたのは、ロックフェラー財閥である。いまや本家を取り戻してきたロックフェラー4世は、中国・胡錦涛国家主席と親密である。ゴールドマンサックスは、CEOを務めたポルソン財務長官以来、中国とは、一体的に世界戦略を展開してきている。この戦略を最も忠実に遂行できる日本の政治家は、小沢一郎ということらしい。自民党政権は、遂に終焉を迎える。
◆鮮の金正日の異変、事故米の大量流出事件発生、中国の原子力潜水艦の領海侵犯、リーマンブラザーズ破産による世界金融恐慌の危機などと、国難が競って襲来している。こんな大事なときに、自民党は、総裁選挙というお祭りにうつつを抜かしている。「阿呆の骨頂」である。もはや担当能力なし」と判定せざるを得ない。これが本当の戦争になったらどうするのか。誠に情けない限りである。
板垣英憲マスコミ事務所

にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海上自衛隊のイージス艦「あたご」は、国籍不明の原子力潜水艦に「爆雷投下」すべきであった

2008年09月15日 20時51分22秒 | 政治
◆海上自衛隊のイージス艦「あたご」が、大ヒットを放った。四国の足摺岬沖で、約1キロメートル先の海上に国籍不明の原子力潜水艦の潜望鏡が突き出ているのを発見したというのである。明らかに領海侵犯の潜水艦である。
◆領土は言うに及ばず、領海、領空侵犯者を発見した場合、まずは、威嚇射撃して追っ払うのが、国際ルールである。日本の漁船が、ロシア(旧ソ連)の領海や領空を侵犯したというだけで、銃撃されてきた過去の苦い経験を想起するだけで、このことは、自明の理である。
◆海上自衛隊の潜水艦及び対潜哨戒能力は、世界最高水準にある。点ではなく、面で対潜哨戒しているからである。日本を取り巻く各国の潜水艦の動静は、大体把握している、今回は、中国の原子力潜水艦であることを割り出している。
◆海上自衛隊の能力から言えば、威嚇の意味で、イージス艦「あたご」は、国際ルールに従って爆雷を投下すべきであった。その後で、徹底的に追跡し、威嚇し続けるのである。仮に爆雷によって、中国海軍の原子力潜水艦が、深海で撃沈したとしても、それは、領海侵犯の当然の報いである。中国海軍に海上自衛隊の恐ろしさを思い知らせるべく、今後は、国籍不明の艦船、潜水艦が領海侵犯しているのを見つけた以上、直ちに撃沈すべきである。海上自衛隊は、帝国海軍の誇りをいい加減取り戻すべきである。石破茂前防衛相が言う「国際貢献できる日本」になるための、これが大前提である。
板垣英憲マスコミ事務所

にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小沢一郎が公明党・太田昭宏と高木陽介を「落選」させれば、日本は救われる!

2008年09月14日 21時51分41秒 | 政治
◆公明党の高木陽介選挙対策委員長が、TBSの番組で「(民主党の小沢代表が東京12区に国替えするという説に)ウェルカムだ。小沢さんは相手の大将だから、(こちらは)保守系と協力がきっちりできる。『刺客』が注目された郵政解散を『インチキだ』と言った本人が刺客になるのか。興味深い」(読売新聞9月14日付、朝刊13面「政治面」)と語ったという。早くも、公明党が、「小沢戦略」に反応し始めたということである。
◆しかし、「刺客を放つ」立場の総大将が、「刺客になる」という言い方は、勘違いも甚だしい。「小沢戦略」は、単なる「戦術」ではない。すなわち、公明党の太田昭宏代表を落選させるべく攻め立てることによって、公明党による自民党候補者支援の力を削ぎ、首都決戦に勝利しようとする高等戦術である。自民党候補者は、いまやその毒牙にかかり、自立心を喪失しかかっている。公明党・創価学会に見放されたら、生きていけない、つまり当選できないほど魂を抜かれている。従って、小沢戦略は、一見すると奇策に見えても、その実は、「戦わずして勝つ」ほどの起爆力を持った作戦である。「興味深い」と偉そうに軽々しく言って無視して済むような奇策ではない。何しろ、小沢一郎自ら本隊を率いて繰り出していくのであるから、メディアは、集中取材するに決まっている。
◆公明党は、保守党系の牙城である自民党にすり寄りすぎて、いまや「平和と福祉の党」ではなくなっている。日本国憲法に違反の疑い濃厚な「海外派兵」に賛成し、高齢者をいじめる「後期高齢者医療制度」に賛成したいかがわしい政党に成り下がっている。しかも、日本が目指すべき将来像を少しも示していない。もはやこんな「蝙蝠政党」は、要らない。
◆この際、小沢民主党は、高木陽介選挙対策委員長を「落選」させるべく、東京11区に「刺客部隊」を投入して、殲滅を図るべきである。公明党の選挙対策委員長を殲滅する作戦こそ、自民・公明与党態勢を根底から壊滅させる絶大な威力を発揮する。同時に、小沢民主党は、民主党政権樹立の暁に、言論弾圧にかかわる矢野問題の真相解明を目的に、創価学会の実質的な最高責任者・池田大作名誉会長の国会喚問を次期総選挙の「選挙公約」としてマニフェストに掲げる必要がある。戦後政治の歪みは、宗門である日蓮正宗大石寺から「仏敵」として破門されたうえに「平和と福祉の党」を恣意的に損ねたこの男一人の罪業を追及することにより、かなり正すことができると、小生は信ずるからである。
にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング
板垣英憲マスコミ事務所
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公明党・太田昭宏代表が「落選」したときの「泣きっ面」を是非見てみたい

2008年09月13日 21時22分48秒 | 政治
◆民主党が、次期総選挙に向けて「第1次公認」を発表し、この名簿のなかに、小沢一郎代表の名前がなく、先送りされた。策士・小沢代表が本領を発揮し始めたのであり、勝負がどうなるか。大概のメディアが、「岩手4区から太田昭宏代表の「東京12区」に選挙区替えするのではないか」と観測しているだけに、ワクワクしてきた。太田代表が落選すれば、公明党・創価学会、とくに池田大作名誉会長のメンツは丸つぶれである。最晩年になって、恥をかけば、まさに「晩節を汚す」ことになるからである。外野で見ている「野次馬」にとって、こんな醍醐味はない。だから、余計に面白い。   
◆次期総選挙は、「首都決戦」になるので、メディアは、その象徴となる「東京12区」に一斉に駆けつけてくる。「小沢一郎、東京12区から出馬」との観測だけで、メディアも気が気ではない。「麻生太郎圧勝」という結果が丸見えの自民党総裁選挙どころの騒ぎではなくなってきたのである。福田康夫首相は、「お祭り騒ぎ」をアテ込んだのだろうが、早くも、「誤算」は、免れない。国民・有権者の大半は、スパイスの効いたお祭り騒ぎに胸を躍らせるものなのである。「池田大作名誉会長に寵愛されてきた公明党の太田昭宏落選」の姿を見れることの方が自民党総裁選挙よりも、よほど楽しみである。
◆「自民党総裁選挙・次期総選挙」が渾然一体となって進行している。福田首相は、「自民党総裁選挙」と「次期総選挙」を連続させようと目論んだのであろう。だが、その戦術は、すでに破綻を来たしている。解散・総選挙が、早まり、「10月26日投票」となれば、総裁選挙が終る前から総選挙態勢で早め早めに事前の選挙運動に走り出した方が有利となる。立候補予定者は、それだけ早く、濃度も濃く、選挙区内を回れるからである。民主党にとっては、自民党には、「総選挙にかまけてもらっていた方がよい」ということになる。
◆国民・有権者は、いままでに見たこともないものを見たがる性質がある。それは、「お化け屋敷」に入る客の心理によく似ている。太田昭宏代表が落選したときの泣きっ面、支持母体・創価学会の信者たちの真っ青な顔を見てみたいのと併せて、もっと見てみたいのは、「小沢一郎総理大臣の勇姿」である。近ごろ、国民・有権者の間では、「小沢一郎に一度、政権を取らせてみたい」「小沢一郎総理大臣の姿を見て死にたい」という声が急激に高まりつつある。これもひょっとしたら「怖いもの見たさ」の心理状況によく似ている。小泉純一郎元首相が「小池百合子を支持する。一票入れる」と慌てて表明したけれど、これも低調気味の総裁選挙にテコ入れして、メディアを引きつけようという下手な芝居である。何か、手遅れのような気がしないでもない。いずれにしても、「公明党・太田昭宏代表の泣きっ面」を是非とも見てみたい。

板垣英憲マスコミ事務所

にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

だれも日本の将来像を語らない空しい自民党総裁選挙

2008年09月10日 18時30分00秒 | 政治
◆全国各地で「秋祭り」が開催されるなかで、最大の「茶番劇・自民党総裁選」(主催・自民党)が9月10日告示され、予定通り、麻生太郎、与謝野馨、石原伸晃、石破茂、小池百合子の5人が立候補届出した。もう一人、立候補資格はないけれど、次期総選挙に連動して行くことになるので、陰の候補者「民主党・小沢一郎」を含めて、「5人+1人」の茶番劇が22日まで繰り広げられる。飲めや歌えの大騒ぎとなるか否かは、「愚かな国民、有権者」の「うかれ気分」次第となる。
◆午後2時から自民党本部で共同記者会見が行われ15人が順次、記者からの質問に答えていた。事前に、質問者と質問内容が決まっていたらしく、こちらも「ヤラセ」が見え見えであった。外国メディアからも大勢が詰め掛けていたものの、みな、「傍観者」を強いられていて、「報道管制」したの記者会見なるが故に、ズバリ、突っ込んだ質問は皆無。
◆この結果、5人全員の答えを総括すると、ほとんどカスのような内容に終始した。
 ①これからの日本の進路、将来像をだれも語らなかった。
 ②「官」とどう戦うかの決意も気迫も展望も全く無し。
 ③肝心な憲法改正についての見解が聞かれなかった。
 ④格差解消のパンチある政策が皆無。
 ⑤靖国神社公式参拝についての信念を表明することがなかった。
◆次期総選挙のための「自民党の顔」を決める総裁選の割には「見るに堪えない」がズラリ。
 ○口の歪んだ麻生太郎
 ○病み上がりで声も弱々しい与謝野馨
 ○「大輔・花子」の大輔ソックリの顔デカ石破茂
 ○父・石原慎太郎、叔父・石原裕次郎に数段落ちる石原伸晃
 ○目つきが「サギっぽい」政界マダム・小池百合子
 どれもこれも、ガッカリな顔ばかり。
 これで政権を委ねようと思うのはバカの骨頂。
 この結果、ますます浮き立ってきているのが「小沢一郎」だ。
「お背低く、色黒く、見苦しき男ぶり」と評された第三代将軍・徳川家光公が生き写しとまで言われるほど似ていたという祖父・徳川家康公を思い出させるほど「ブ男」である小沢一郎が、いよいよ「日本の顔」になりそうな予感が高まってきている今日このごろである。
板垣英憲マスコミ事務所
にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

このごろ読売新聞の「社説」が面白くない

2008年09月09日 22時05分52秒 | 政治
◆言論機能の中心をなすので「社説」であるから、独自の主張を述べるのはよいとしても、論説が押しつけがましい。9月9日付朝刊の「社説」は「小沢代表3選」を取上げ、「政権公約して説得力を持たせよ」と述べているけれど、政党のトップリーダーに求める要求としては、「細かすぎる」という感は免れない。
◆一国の首相もそうであるように政党の代表は、まずもって、この国をどうするのかの大きな方向を示せばよいのである。にもかかわらず、この「社説」は、官僚答弁でも期待するかのように、「財源はどうする」「インド洋の給油はどうする」などと、重箱のスミを突っつくことに終始している。
◆読売新聞の「社説」は、現在の財務省はじめ各省庁、そして特殊法人が既得権益化している予算をアプリオリに認めたうえでの立場に依拠して、この枠に囚われており、「改革」への意欲が微塵も感じられない。それ故に、小沢一郎に「財源論」をワザと仕掛けているように受取れる。海上自衛隊による「インド洋の給油」についても、単に日米同盟重視にこだわり、「給油」と「テロとの戦い」についての検証をしてみようという意欲すら感じられないのである。イラク戦争は、アメリカの事実上の敗北となっており、欧米のマスコミは、「ブッシュの戦争」について、その是非を含めて検証する報道を行っている。
◆米兵の戦死者は、すでに5000人にも達しようしているのに、読売新聞は、この戦争の本質にすら切り込もうとはせず、馬鹿の一つ覚えのように日米同盟重視を喧伝し続けている。あまりにも単細胞な頭脳である。小沢一郎の防衛論にこそ、真実が隠されていることをもっと掘り下げて分析、評価すべきであろう。いまのままでは、むかしからの読売新聞の別称である「与太者」を世の中に晒し続けるのみである。
板垣英憲マスコミ事務所

にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自民党総裁候補者が動き回れば、動かざる「小沢一郎民主党」の名前が却って意識される不思議な力学作用

2008年09月08日 18時46分15秒 | 政治
◆何と言う偶然か、昨日、最新の拙著「民主党 派閥抗争史」(共栄書房刊)の見本本が届けられた。11日に全国書店に配本されるそうである。そして、本日、民主党の小沢一郎代表が代表選挙立候補の届出を行い、他に立候補者がなく、「3選」が決まった。
◆民主党は、代表選挙というお祭り騒ぎを無しにしたので、自民党総裁選挙の陰に隠れて存在感が失われると憂慮されている。けれども、いたずらに騒げばよいというものではなく、麻生太郎幹事長が各地の演説会場で、繰り返し発言しているように、総裁選挙は、総選挙でもないのにすでに「小沢一郎民主党との戦い」という様相を濃厚に示している。これは、乱立している総裁候補者にみな、共通している点である。総裁候補者は、全員が、「麻生太郎で決まり」と悟っており、「敵」は、小沢一郎のほかにはいない。従って、総裁候補者は、動き回り、演説すればするほど、国民・有権者に「小沢一郎民主党」を浮き立たせてしまうという結果を招くのである。「動かざること山の如し」ではないけれど、民主党は、自民党のようにジタバタして、「小沢一郎民主党」の名前を霞めさせるよりも「ただ1点、小沢一郎民主党」をいやがうえにも国民・有権者に意識してもらった方が得策である。その役目を自民党の総裁候補者が担っているとすれば、何と言う利口な作戦であろうか。解散・総選挙に突入した途端、「動くこと雷霆の如く」に変じて欲しい。
◆報道機関の世論調査によれば、自民党の支持率が回復し、民主党が下げているという。これに気をよくしているのが、自民党である。どんどん舞い上がり、いい気分になるがよい。これに対して、民主党には、危機感がみなぎり始めている。ようやく目が覚めてきたようである。自民党総裁候補者という他人のために、現職の衆議院議員や立候補予定者が、自分の選挙区を疎かにしている間に、ぐるぐる「地回り」した方がよい。
◆小沢代表は、「3選」が決まった後の記者会見で、「政権交代」の意味と意義を端的に説明していた。女性記者から「革命」の意味を聞かれて、「革命のつもりで戦う」と強い決意を示していた。小池百合子が「改革」という言葉を使って決意表明していのとは、対照的に「最後の一戦」に臨む覚悟の違いを印象づけていたのには、頼もしさを感じた。ついでに、最新の拙著「民主党 派閥抗争史」(共栄書房刊)の幸先のよさを、小沢代表に保証されたような気分にも誘われた。これは、あくまでも我田引水である。

板垣英憲マスコミ事務所

にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする