「何だオメェ・・負けちまったのかよ、だらしねぇ・・」
「はい、油断しました!カッハッハッハ・・・・」
神取は電話で藤原嘉明に北斗戦の結果を報告していた。
油断なんて言い訳にならん、と藤原は笑った。
あまり落ち込んだ様子の無い神取に、藤原は少しだけ安心した。
当り障りの無い会話がしばらく続いたが、北斗との再戦に話が及ぶと神取の声が一変した
「藤原さん・・確実に相手の腕を折るには、どうしましょう?」
「腕を折るって・・オメェ、物騒な事言うんじゃねぇよ、まったく・・・」
「でも、藤原さんだったらやりますよね?ボキっと・・やったじゃないですか」
「やめろよ、人聞きの悪い・・・まぁアレだ、相手次第なんだよ」
「相手次第、ですか?」
「どっちにしろオメェ・・ワザと折るなんてのは・・プロじゃねぇぞ・・」
はい、わかってます、と神取は笑った。
「相手がよ、マイッタするより・・そっちを選ぶんなら・・・なぁ?」
慎重に言葉を選びながら藤原が苦笑混じりに答える。
「ええ、たぶんマイッタしないと思います。仕方無いですよね?」
藤原は半ば呆れたように、そうだな、と答えた。
「はい、油断しました!カッハッハッハ・・・・」
神取は電話で藤原嘉明に北斗戦の結果を報告していた。
油断なんて言い訳にならん、と藤原は笑った。
あまり落ち込んだ様子の無い神取に、藤原は少しだけ安心した。
当り障りの無い会話がしばらく続いたが、北斗との再戦に話が及ぶと神取の声が一変した
「藤原さん・・確実に相手の腕を折るには、どうしましょう?」
「腕を折るって・・オメェ、物騒な事言うんじゃねぇよ、まったく・・・」
「でも、藤原さんだったらやりますよね?ボキっと・・やったじゃないですか」
「やめろよ、人聞きの悪い・・・まぁアレだ、相手次第なんだよ」
「相手次第、ですか?」
「どっちにしろオメェ・・ワザと折るなんてのは・・プロじゃねぇぞ・・」
はい、わかってます、と神取は笑った。
「相手がよ、マイッタするより・・そっちを選ぶんなら・・・なぁ?」
慎重に言葉を選びながら藤原が苦笑混じりに答える。
「ええ、たぶんマイッタしないと思います。仕方無いですよね?」
藤原は半ば呆れたように、そうだな、と答えた。