エピソード7 悪魔来襲2
「へぇ~、きれいに使ってんじゃん」
「はあ、まだ荷物全部広げてないんですよ」
「へぇ~」
「あの、お茶入れますから」
「おう、悪いな」
・・・いつもと違う・・・ミョーにやさしい・・・
この優しさがかえって不気味な雰囲気を煽ります。
そして・・・悪魔が動き出しました。
「おい、トイレ借りるぞ。防音設備なんだろ?」
「いやぁ・・・でも音は漏れないですね」
「おう、借りるからな」
Tちゃんはトイレに消えていきました。
F君は気が気ではありません。なにせ、悪魔が事もあろうか「トイレ」に入っているんです。絶対何か仕掛けるに違いありません。
そーっと、トイレのほうを見てみると!
「!!!!」
Tちゃんがドアを全開にして用を足してました。
「な、何やってるんすか!」
「あははは、俺閉所恐怖症なんだよな」
「ドア閉めてやってくださいよ」
「だってせまっくるしいんだもんよ」
「勘弁してくださいよ。音聞こえちゃうじゃないですか」
「大丈夫だよ。これは人間の摂理だから」
「そんなんじゃありません、マナーの問題ですよ」
「・・・わかったよ」
『早く帰ってもらおう・・・それしかない』
F君は出かける私宅をし始めました。でも行く宛はありませんけど。
「おー、すっきりしたなぁ」
「あの、出かけるんですけど・・・」
「お前なぁ、先輩がだよ、菓子折りもってだよ、遊びにきてやったのに、その言い方はないんじゃないの?」
「いや、事前に連絡くれたらよかったんですよ」
「そしたら、お前断ってくるだろうが」
『わかってんじゃんか』
「そんな事ないっすよ。ウェルカムですよ」
「本当か?」
「マジっす(うそピョ~ン)」
「うそピョ~ンとか思ってるんじゃないのか?」
「(ギク!)そんな事あるわけないじゃないですか」
「そか」
もうダメだ・・この人帰らないわ・・・
覚悟を決めたF君。畳の上に座りました。
「出かけないのか?」
「いや、行けないですよ。Tさん放っておけないし」
「さすが、俺の弟分」
『いや、迷惑なんだけどね』
「ここのケーキな・・・うまいんだよ。食おうぜ」
「お茶・・・何でもいいすか?」
「おう、何でもいいぞ」
やはり、ミョーに優しい・・・いや、油断は禁物だ・・・
そして・・・しばらく取り留めの無い話が続き・・・
「悪い、またトイレ借りるな」
「ちゃんと閉めてやってくださいね」
「わかってるよ」
・・・・悪魔は、遂に牙を剥いたのです。
さっきのトイレでの話はあくまでも『前フリ』だったのです・・・
この項つづく・・・
「へぇ~、きれいに使ってんじゃん」
「はあ、まだ荷物全部広げてないんですよ」
「へぇ~」
「あの、お茶入れますから」
「おう、悪いな」
・・・いつもと違う・・・ミョーにやさしい・・・
この優しさがかえって不気味な雰囲気を煽ります。
そして・・・悪魔が動き出しました。
「おい、トイレ借りるぞ。防音設備なんだろ?」
「いやぁ・・・でも音は漏れないですね」
「おう、借りるからな」
Tちゃんはトイレに消えていきました。
F君は気が気ではありません。なにせ、悪魔が事もあろうか「トイレ」に入っているんです。絶対何か仕掛けるに違いありません。
そーっと、トイレのほうを見てみると!
「!!!!」
Tちゃんがドアを全開にして用を足してました。
「な、何やってるんすか!」
「あははは、俺閉所恐怖症なんだよな」
「ドア閉めてやってくださいよ」
「だってせまっくるしいんだもんよ」
「勘弁してくださいよ。音聞こえちゃうじゃないですか」
「大丈夫だよ。これは人間の摂理だから」
「そんなんじゃありません、マナーの問題ですよ」
「・・・わかったよ」
『早く帰ってもらおう・・・それしかない』
F君は出かける私宅をし始めました。でも行く宛はありませんけど。
「おー、すっきりしたなぁ」
「あの、出かけるんですけど・・・」
「お前なぁ、先輩がだよ、菓子折りもってだよ、遊びにきてやったのに、その言い方はないんじゃないの?」
「いや、事前に連絡くれたらよかったんですよ」
「そしたら、お前断ってくるだろうが」
『わかってんじゃんか』
「そんな事ないっすよ。ウェルカムですよ」
「本当か?」
「マジっす(うそピョ~ン)」
「うそピョ~ンとか思ってるんじゃないのか?」
「(ギク!)そんな事あるわけないじゃないですか」
「そか」
もうダメだ・・この人帰らないわ・・・
覚悟を決めたF君。畳の上に座りました。
「出かけないのか?」
「いや、行けないですよ。Tさん放っておけないし」
「さすが、俺の弟分」
『いや、迷惑なんだけどね』
「ここのケーキな・・・うまいんだよ。食おうぜ」
「お茶・・・何でもいいすか?」
「おう、何でもいいぞ」
やはり、ミョーに優しい・・・いや、油断は禁物だ・・・
そして・・・しばらく取り留めの無い話が続き・・・
「悪い、またトイレ借りるな」
「ちゃんと閉めてやってくださいね」
「わかってるよ」
・・・・悪魔は、遂に牙を剥いたのです。
さっきのトイレでの話はあくまでも『前フリ』だったのです・・・
この項つづく・・・