
HIGH SPEED EXLIM ZR800にはAF追従の連写機能がありますが、BS(ベストショット)モードに入っていますので、シャッタースピードの指定はできず露出はプログラムオートとなります。露出プログラムはシャッタースピードが1/500になるようにプログラムされているようです。また、AFエリアは中央固定で、連写速度は秒間5コマ以下となります。よって、鉄道写真で使う場合には望遠側での撮影シーンに限られます。広角側で撮影する場合には、シャッター優先モードでシャッタースピードと連写速度をもっと上げて、置きピンで撮影する必要があります。

ZR800のAFは高速だとはいえ位相差検出方式ではなくコントラスト検出方式となっています。よって、連写中のコマの中にはAFが間に合わずピントが合っていないものもありましたが、おおむねピントの合い具合は良好です。
センサーサイズの小ささを除けばこのハイスピードエクシリムZR800は鉄道写真に使えるデジカメとしては最強といえます。センサーサイズが小さいことにより画質は悪いですが、その分ズーム倍率を稼ぐことができるので、このカメラ1台で広角から望遠まであらゆるシーンに対応できます。
(撮影日:2014年3月4日)
Photo and Write by Itai Taketa (板井岳太):デジカメ写真研究家
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