3歳児健診での感激

3歳児健診に出かけました。
泣く子も少なくて、スムーズな健診でした。

今回の特徴は、第一に虫歯のある方がいて、みんなが複数の虫歯を持っていたことです。３歳の時点ですでに歯科医院に治療に行っているのです。第二に、受け口の方も何人もいました。その中の一人のお母さんは、元々受け口で矯正治療をしていました。矯正を受けた方と話をすると、理解が早く、説明する時間も少なくてすみ、本当に助かります。

矯正治療が身近な存在になりつつあり、普及していっているという実感がわきました。
何と、2世代続いての矯正治療だ！私は少し感激しました。

<よい歯のコンクール＞番外編

毎年恒例の＜岩国市よい歯のコンクール＞が5月22日に開催されました。小学校・中学校のむし歯のない代表達が綺麗な歯並びを競うコンクールです。歯科医師会の一大イベントです。

1位の人と2位・3位の人への対応を観察しました。1位になると、やはり心地良いものです。1位の人だけが県のコンクールに出場できますし、さらに地元有線放送局の取材を受けることができますし、インタビューがテレビで放送されます。このアナウンスメント効果が広く波及して、＜歯や歯並び＞に関しての話題が日常会話の中で頻繁に出るといいなと思いました。

1位の人の取材への対応には感心しました。何の打ち合わせもしていないのに、＜歯垢がないように清潔にし、よい歯を長く保ちたい＞と立派に堂々と答えていました。優れているのは、歯並びだけではありませんでした。

カラフルな矯正VS目立たない矯正

米国人では矯正治療は一般的です。何しろ米国人は、原色を好みます。
矯正治療をして歯並びの綺麗な母親が＜娘の口元をチャーミングにしてほしい＞と、当医院にＬＭちゃんを連れてきました。
ＬＭちゃんの装置にレッドのエラスティクを付けたと思ったら、次回はパープルにしたいとせがみます。
今日は、パープルとブルーを交互に付けたいと言ってきました。

日本人では、矯正治療をする人はそんなに多くはありません。
日本人は、極力目立たない装置を希望します。他人に気がつかれたくないのです。
何時になったら、日本人は自慢して矯正装置を見せびらかすようになるのでしょうか？

ペットの診療が保険診療可能だって？！

日本では獣医と矯正医の診療は自費扱いであるのが、世間の常識でした。

この日本で最近ペットを対象とした保険の加入件数が急増しているそうです。
2010年末時点で約54万件になるとの予測がでました。（富士経済社）
サービス例では、動物のサイズや年齢ごとに毎月2000～7000円の保険料で、診療費の半額が支払われるのです。
つまり、民間保険会社のペット保険に加入すれば、動物の診療費が窓口で5割負担ですみます。

矯正医としては、ヒトの矯正治療費を保険扱いにできる保険を作ってほしいと願っています。
実は、アメリカではこの夢のような民間保険が広く普及してます。
私も、この保険を利用してアメリカ人の矯正治療をしています。
この面では、日本はとっても遅れているのです。