岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

城山三郎氏の「逆境を生きる」

2011-12-19 14:44:53 | 日々のこと
私の尊敬する作家の城山三郎氏の著作は、何度読んでも、教えられるところがあります。「逆境を生きる」を途中まで読んで、以前買って読んだことがあることを思い出しました。何度読んでも。読む途中に数多く目から鱗が落ちる教えに気付きます。以下、その抜粋です。

人間があるべき姿を追い求めるほど、人間は強くいられます。弱い人間を強く支えてくれるのが、次ぎの三本柱であると教えてくれます。この三本の柱とは、セルフ<self>とインティマシー<intimacy>とアチーブメント<achievement>です。

セルフ<self>とは、<自分だけの世界>ということです。本を読むことも、音楽を聴くことも、絵を見たり描いたりすること、あるいは書を見たり書いたりすること、座禅をすることなんかもそうですね。そういう個人だけで完結する世界、思索でも信仰でも趣味でもいい、個だけの世界が重要です。

インティマシー<intimacy>とは、親近性という意味ですね。親しい人との関係、例えば妻、子、親しい友人、古い友人、親近者たち、地域の仲間たち、人間はそういう人たちに支えられている。

アチーブメント<achievement>。つまり、達成っていうことです。目標を立てる、と言っていい。会社の仕事でこんなことをやりたい。あるいは、趣味の世界でもいいですよ、囲碁や将棋で何段になりたい。ゴルフであれば、ハンディキャップいくつになりたい。そういう目標や段階を作って挑んでいく。これもやっぱり人間の支え、生きがいになります。


人間を強くしてくれる三本柱のセルフ<self>とインティマシー<intimacy>とアチーブメント<achievement>、を常々忘れないようにしなければなりません。

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