デフレ経済下の勝者であるセブンイレブンの鈴木敏文氏が、2016年3月10日の日経新聞で景気減速に関して意見を述べています。消費者に近い会社の幹部の実感は、景気の実像に近いと思います。分かり易く、経済の最前線の様子を述べています。
・そもそもモノ余り時代なので、消費者は焦って買う必要がない。限られた所得の中で慎重に商品やサービスを選んでいる。
・賃上げ交渉で、組合の要求額が昨年より低いところが多いことも、消費者の防衛意識を強めている。
・消費者物価指数がなかなか上がらないのは、消費者の選択眼が一段と厳しくなっている証だ。原材料高を転嫁しただけの商品では、消費者は手にしない。単純な値上げは認めないという消費者の意志の表れだ。
・デフレ脱却のためには新しい価値を提供できる商品開発が必要で、それこそ民間の努力と智恵が試される。
・新しい価値を明確に打ち出せる商品は、既存品よりも若干高くても売れる。
・大事なことは、常に新しい商品を出し、既存品よりも改良を怠らないことだ。
・より便利なモノ、少量でもおいしいモノが求められる。消費者ニーズは時代とともに変化する。それに対応していけるかが企業の盛衰を分ける。
実質賃金が下がっており、生活品は満たされており、デフレ下では、待っていれば物価は下がる見通しになります。購買意欲をたきつけるには、仕掛けが必要になります。
本当の仕掛けは、企業秘密・内密にしているようにも感じます。しかし、商品開発に対しての心掛けは参考になります。
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・そもそもモノ余り時代なので、消費者は焦って買う必要がない。限られた所得の中で慎重に商品やサービスを選んでいる。
・賃上げ交渉で、組合の要求額が昨年より低いところが多いことも、消費者の防衛意識を強めている。
・消費者物価指数がなかなか上がらないのは、消費者の選択眼が一段と厳しくなっている証だ。原材料高を転嫁しただけの商品では、消費者は手にしない。単純な値上げは認めないという消費者の意志の表れだ。
・デフレ脱却のためには新しい価値を提供できる商品開発が必要で、それこそ民間の努力と智恵が試される。
・新しい価値を明確に打ち出せる商品は、既存品よりも若干高くても売れる。
・大事なことは、常に新しい商品を出し、既存品よりも改良を怠らないことだ。
・より便利なモノ、少量でもおいしいモノが求められる。消費者ニーズは時代とともに変化する。それに対応していけるかが企業の盛衰を分ける。
実質賃金が下がっており、生活品は満たされており、デフレ下では、待っていれば物価は下がる見通しになります。購買意欲をたきつけるには、仕掛けが必要になります。
本当の仕掛けは、企業秘密・内密にしているようにも感じます。しかし、商品開発に対しての心掛けは参考になります。
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