AIは愛を理解しない

2018年4月16日版の日経ビジネスに慈眼寺（仙台市）の住職　塩沼亮潤・大阿闍梨の記事が出ていました。ここでのAIとは、artificial intelligence の略で、人口知能のことです。

『「愛」という文字は「心を受け取る」と書きます。愛を与え、受け取る心のキャッチボール。それによって人は幸せを感じるのだと思います。愛を理解できないAIは、このやり取りに参加できません。

人は幸せになる行為にAIは何の約にも立たないのです。だから私はAIがどんなに進歩し、経済の中心になったとしても、人の心が支配されることはないと思っています』

「愛」の定義を漢字の形から説明しているのが、新鮮です。「受」の中心に、「心」を描き、「愛」が成り立ちます。

「愛」の意味からは、「真心を受け取る」ことを相互に行うことですよね。

『私は人間が最も幸せを感じるのは、人と人、心と心が通いあった瞬間だと思っています』とも塩沼亮潤・大阿闍梨は述べています。

「愛」と『幸せ』とを、分かり易い言葉で説明しています。

しかし、文字面の理解に優れるAIであっても、「愛」と『幸せ』ともに理解できない感情ですね。