岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

コロナ自粛後を楽観視する世界の指導者への警告

2020-05-21 11:46:56 | 感動した書籍
賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ。

歴史家の磯田道史氏が2020年5月13日の読売新聞にて、コロナウイルスに流行後に、急激に感染波を楽観し、経済活動の再開を急いでいる政治家に警告しています。未だにワクチンを庶民が手に切れることができない現在、的を得た正論です。

スペイン風邪のパンデミック第一波は、1919年に発生し、第三波は1920に発生しています。第二波、第三波と致死率が格段に上がり強毒化しました。

感染の初期段階や感染波が一度弱まった時、政治家が危険を過小評価しがちな点には注意が必要である。
政治家や官僚には処置の失敗を認めたくない心理が働く。
それで最悪の展開を事前には認めにくい。
希望的観測にしがみつつき、本当に状況がひどくなるまで抜本対策をためらいやすい。

この楽観傾向の危険は少数の例外を除き古今東西・万国共通に見られる。
それで感染の初期消火が遅れる悲劇が繰り返されてきた。
この歴史を頭に置いて、世界の政治家は用心してもらいたい。

世界の大国ほど、経済活動の再開に前のめりです。

日本では、従来通りしばらく自粛を継続するのが賢明です。

Slow and steady wins the race.

 広島ブログ
コメント
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