岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

年老いた親の面倒をみる「家族力」の低下

2021-04-09 19:54:15 | 感動した書籍
毎週楽しみにしている中国新聞のコラム 春日キスヨ氏の「夕映えあとさき}からのインスパイアです。

病院からいざ退院というとき、頼るべき家族力がなく支援者が老人施設を探すしかない、そんな切羽詰まったケースです。他人任せで施設に入所した場合、どんな事態が生じるか?ある50代の女性の話。

「コロナで弱った80代の母が退院した後、一人暮らしでは無理というので弟がサービス付き高齢者向け住宅に入所させたんです。でも、『こんな施設に捨てられて!あんなにしてやったたのに』と毎日電話が掛かってくるんです。

子供に尽くした分、母親は「息子が何とかしてくれるはず」「自宅で面倒をみてくれるかも」と期待していたのではないか。
だが、息子の妻が見てくれるとは限らない。息子は、自身に世話をする力がなければ、施設以外の選択肢は思い付かないだろう。

核家族化が進み、両親と離れて住む子供が多いです。都会では住む家も小さい。それでは、両親を引き取ることも難しいです。

恋愛結婚であれば、子供が結婚を決めた際に両親が反対したため、親と子との折り合いが悪いこともあり得ます。

共稼ぎも多く、息子も妻も仕事があれば、親の世話をやくことも難しいです。

年老いた親も面倒・世話を見る家族力が低下しているとの指摘は、最もです。
年老いた母親が、現代版「姥捨て山」に捨てられたと訴える悲痛な叫びには考えさせられる、そんな記事でした。

 広島ブログ
コメント
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