岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

禅の理解は、難解だ

2012-07-06 16:09:20 | 日々のこと
大徳寺の僧侶であった立花大亀氏の<おのれを生かし人を生かす>という本を読みました。禅のことが、やさしい言葉で解説されているとのことでした。しかし、座禅も組んだことのない私には、理解しにくい表現が多く、難解です。その本の中から、一部分を抜粋します。

ー生と死も、ひっきょう、この水と氷のごとくではないか。そこには、なんらの隔たりもあるものではない。水が氷になったというのは、これは人間の観念である。ひとたびかような人間的観念を放棄し去ったとき、そこにあるのは、もはや生死を超越した仮の姿、つまり仮体のみではないか。

聖徳太子のことばを借りれば、<世間みな虚仮。ただ真実は仏法のみ>ということになります。この世の中にあるものはみな、時間の中で仮につくられたむなしいものであって、本質というものはどこにもない。

あるのはただ仏法のみである。仏法とは、<ああ、そうか、そうだったのか?>と気づくことであります。仏(佛)という字は、もともと人偏に弗(はらう)と書きます。つまり、人間から人間的なものをいっさいとり払うこと、つまり目覚めることであります。・・・ー

また、悟りとはわが執着に気づくこととも、書いています。執着し、自我の強い私とは対極の存在が、禅であるような気がします。ということで、禅僧は人間を見る視点は、私とは全く違いますので、新鮮な発想でもあります。

蛇足ですが、私のとっては、論語の方が理解しやすいような気がします。

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澤口俊之氏の<やる気脳を育てる>

2012-07-03 19:13:36 | 日々のこと
澤口俊之氏は、脳科学者です。澤口氏の著者<やる気脳を育てる>のタイトルの本の副題に、子どもの脳がぐんぐん育つと付けられています。

この本のキーワードは、人間性知能<HQ:Humanity Quotient>です。人間性知能とは、人間的な社会生活、結婚生活、子育てなどを適切に行うために進化した知能で、未来志向的行動力と社会関係力というふたつの主な要素をもちます。

未来指向的行動力(Future-directed behavior ability)とは、夢の実現のために行動する能力のことです。社会関係力(Social-relational ability)とは、具体的には他人を思いやったり助けたりする利他性と協調性です。

この人間性知能は、8歳までの<読み・書き・そろばん>で養えるし、ピアノのけいこも効果的です。

幼児期から大人になる過程で、子供が夢をもち、努力をしたら、それを親がほめていくという成功パターンを構築するのが、親の務めにようです。

もう少し前に、この本に出会っていれば、自分の子どもの教育をレベルアップできたいたのにと、残念に思います。小学生の子供さんを持っている方は、是非読まれると参考になる本です。

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