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和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

面談を重ねて思うこと。

2010-05-14 17:10:32 | いつもの日記。
何度も面談を受けるうちに、自分の考えの根本が見えてきたように感じます。
ここらでちょっとまとめておきましょうかね。

僕は、仕事は各ジャンルの専門家が集まってやるべきだと思うんですね。
IT業界でいうと、プログラム組む人はなるべくプログラムに集中して欲しいし、
顧客との折衝をやる人もなるべくそっちに集中して欲しい。
だから、SEとかPGっていうカテゴリがあるんだし。

でも、今の世の中ひとりで何でもできるスーパーマンを求めるフシがあるんですよね。
それがどうも納得いかない。
勿論、そんなスーパーマンがゴロゴロいるわけねぇだろ!ってのもあるんですが。
例えば、ここに3分割できる仕事があるとします。
これを3人のスーパーマンがやるより、3人のエキスパートが集まってやった方が
効率的だと思うんですよね。
単純にそれぞれの専門分野に特化した人の方が得意だろう、ということもありますが、
ついでにお給料もその方が安いでしょう。
何でもできるスーパーマンは、どんな仕事でもこなせるマルチ性ゆえにお高いです。
一方、専門家はそのジャンルにしか精通してない代わりにお安い(ことが多い)です。

こういう考えに至った根本って何なんだろうな、と思って色々考えてたんですが、
多分、バンド経験ですね。
僕は昔から、ギターを持って歌うボーカリストが嫌いでした。
ボーカルならボーカルらしく、歌に専念しなさいよと。
ギター引いてる余裕があるなら、その分の力をなぜ100%歌うことに回さないのかと。
歌にかけるこだわりが尋常じゃなかっただけに、それを少しでも分散化したくなかった
のですねー。
バンドっていうのは、ある意味エキスパートの集まりです。
ドラムはドラムの、ベースはベースの、ギターはギターの役割があります。
そしてそれは他の誰も代わることはできず、兼ねることもできない、はずなのです。
唯一、ボーカルだけがその例外みたいに扱われているんですね。
ギター持って歌うとか、ベース持って歌うとか。
そんなのは、僕に言わせれば邪道なんです。
ギター持ってドラム叩くとかしないでしょ。
それは、各々の楽器に専念するためです。
まぁ、物理的に無理ってのもあるんですけどね。
だから僕は、ギターを持って歌うことは絶対しませんでした。
歌に注ぐエネルギーが1%でも削がれるのは我慢ならなかったし、それはボーカルである
僕の責任だと思ったのです。

さて、話を仕事方面に戻します。
僕は、SEです。
そのくせ、プログラミングは苦手です。
できなくはないですが、専門の人と比べると雲泥の差があります。
でも、僕はこれがマイナスだとは微塵も思ってません。
できないなら、できる人に任せれば良いんです。
僕は、僕ができること――折衝とか管理とか設計とかをやります。
だから、プログラミングが得意な人はプログラミングに徹してれば良いんです。
そういう人って、大体折衝とかソッチ系が苦手ですから。
そこは僕がやります。
ほら、見事に相互補完できてるでしょ?
スーパーマン2人より、僕とプログラム専門家さんの2人の方が効率的ってわけです。

まぁ、結局は、何事も適材適所ってことなんですけどね。
この業界の偉い人達の中には、そこが分かってない人が多いんです。
ムカつくよねー。
コメント
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