cogito ergo sum

日々の雑感・料理レシピ・KinKi Kidsに関することなど…
好きなものを気ままに綴るMy Style♪

文化。 *豚とろのエスニックソース*

2010-03-27 | Weblog
こんばんは。
今日は天候はそれなりによくなりましたけど、なかなか寒い一日。
春を超えて夏のような陽気だった先日からは一転、ここのところまた冬っぽい日々な気がします。
それにしても、今年はずいぶん気温変化に波がありますよね。。。
みなさまも体調を崩されないように、注意されてくださいね☆

さて。
まだそれなりに疲れも引きずっている状態で、今日も一日、私は家でゆっくり過ごしていたのですが、
そんななかでネット等から気になった記事に基づく話から。

昨日、竹下通りでちょっとしたパニックがあったのは、もうよく知られていますよね。
あまりの混雑、パニックのなか、女子中学生らが気分が悪くなって病院に運ばれる騒ぎとなった件。
当初はAKBが現れる、という話で…という感じの報道だったと思うのですが、
実際のところはそもそも「Hey! Say! 7が来る」というデマから始まり、
それがどこかで伝言ゲーム的に「嵐が来る」に変わって、
さらに「AKBのメンバーがいる、来る」に変わったのだとか。
携帯やネットで、そのデマが、ファンや野次馬、近くにいた人たちにものすごい速度で広まって…
ということだったのだとか。
なるほどね…
たしかに、今の時代、日本にあって、非常にありそうな話、
これまで同質の事件事故がなかったのがむしろ不思議なくらい、
そんな、極めて今の日本社会、その空気を象徴するような出来事だな、と思います。

ネットと携帯。
匿名性。
情報のリソースのいい加減さ。
安易に信じる、踊る人々。
過熱的、集中的“アイドル”の扱い。

…思いやりとか、冷静さとか、きちんと物事を見極める力とか、
何かそういうあたりまえなスマートさ、
人間的なあたたかさと、分別、知性と、、、
そういうものがあまりにも欠如している、
そのなかでスピードだけが重視された、その場限りの快楽、
その場さえ、自分さえ、良ければいい、楽しければいい、
それがものすごい大手を振って歩いている、
過ぎれば知らん顔、次々に捨てる、
無責任、確固とした意志、主義主張のなさ、、、
嘆くだけでは始まらないのはわかっているけれど、これでは絶対におかしい、
今考え直さなきゃ、本当に取り返しのつかないことになる、
そう思うような現状が現れているように感じられてなりません。

私は、よく言う「品格」なるものの必要性を言うつもりはありません。
本当の品格は、そうして高らかにうたわれるもの、
商売のタネになったり、都合のよい理由となったり…
そんなものでは決してないと思うから。
もっとそれ以前の当たり前、
それがおかしくなっていないか、
別にどうでもいいじゃん、これでも暮らせるし、楽だし…になっていないか、
そこで“楽”と言っているものは何なのか、
本当に楽しいって何?
今を生きるって何?
自分がここにいるってどういうこと?
なにがしたい?

――もちろん私自身もですが、そろそろ考えませんか?
と思います。

これがこの国の特徴、今の文化だと思うと、あまりにも情けない、
それこそお先真っ暗…

で、文化という話からもう一つ。

今日、さだまさしさんが、新宿の東京厚生年金会館が今月末で閉館し、49年の歴史に幕を閉じることになっているのに対して、

 ホールは文化財であるのに、その認識が日本人にはない、
 こんな文化行政には“バカモノ”と言いたい、

と批判されたとか。
たしかに。
その表現は強いものがあるけれど、まさにその通りだと思います。
日本の文化に対する考え方、姿勢、取り組み方は、やっぱりあまりにも遅れている、
そして、この経済状況の苦しさのなか、ますますひどい方向へ、
文化を無駄と切って捨てる方向へ、なにもかもが安易に進んでいる、
どうしてもそんな傾向があるように思えます。
こうした文化事業に必要なモノに対する認識もそう、
文化活動を行う人に対する社会の受容やバックアップ体制もそう…
感動を大きな財として扱う、
国立のバレエ団員は国家公務員扱いになるなどといった点でも見える、芸術家のバックアップ、身分や生活の保障が当たり前な、
そんなヨーロッパ各国の伝統、社会の姿勢を見ていると、大きな隔たりを感じてしまいます。
もちろん、国が違えば違って当然、
それぞれの国に、それぞれの文脈があるわけで、
そうしたヨーロッパの行いがすべて正しい、日本でもそっくり真似すべき、などとは全く思いません。
でも、この国の文化はこれでいいのか?
先の事件でも見えたような、
“今”のくだらない消費、
スピードだけは早くて、それが何か絶対的によいことのように扱われて、
踊らされる、でもそれを喜んでうけいれる意志なき大衆、
目先の利益、儲けだけのために人心もなにも利用する…
そんな特徴しか挙げられないような“文化”で、現代日本の文化はいいのか??
いいわけがない。
なぜこうなる??
どうすればいい??

、、、と、もう次々私は思ってしまうのですが
う~~ん、いかがなものでしょう。
文化とはむろん良い悪いの範疇にあるものではないけれど、
一概にどうとは言えないけれど、
なにかこう、今のメインストリームには疑問を感じる、一石投じたい気がしてなりません。
すぐれた考えの人、技術をもつ人…
それは過去にも現在にも、まだまだたくさんこの国には眠っていると思うのですが。


今日のレシピです

・豚とろのエスニックソース添え …①
・わかめとトマトのコチュジャンサラダ …②
・多種茸のオイスター&チーズ炒め …③

①の作り方
1 豚とろは塩胡椒をしておく
2 シャンツアイとにんにくを細かく刻む。シャンツアイの葉の部分は少し飾り用にとっておく
3 2とジンジャーパウダー、粗く刻んだアーモンド、カシューナッツ、マカダミア、ごま油、塩を合わせて、エスニックソースを作る
4 1をグリルする
5 3をココット皿に入れて添え、4とレタス、飾り用にとっておいたシャンツアイを盛り付けて出来上がり

②の作り方
1 わかめは水で戻す
2 トマトは完熟のものを用い、粗い角切りに刻む
3 2にコチュジャン、塩少々、ナンプラー、タバスコ、レモン汁、オリーブオイルをからませる
4 1のわかめをしっかりと絞りあげ、3と混ぜ合わせる
5 トマトから出た水分もわかめにドレッシングとしてからませるようにして全体をなじませ、器に盛る

③の作り方
1 しめじ、エリンギ、ふくろたけ、マッシュルームなど好みの茸を数種類合わせて、適当な大きさに切っておく
2 ニンニクと1を炒める
3 オイスターソース、白ワインを加えて炒め煮にする
4 火を止めてパンチェッタと黒胡椒を加える
5 器に盛り付け、おろしたチーズ(ここではペコリーノロマーノ、パルミジャーノなどでもよい)をたっぷりかける


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それでは。