遅ればせながら、K-1 MAX 日本代表決定トーナメントの感想を
書いてみたいと思います。
2月1日に予想を書いてみましたが、優勝は一回戦負けを予想した
城戸選手で見事に予想は外れました(苦笑)
全体的には、一回戦の予想は3勝1敗、展開がほぼ予想通りだった
のは2試合でいい線をいっていたと思いますが・・・
それでは、各試合の感想を。
アンディ・オロゴン VS 山本優弥
1ラウンドは蹴りを有効に使った優弥選手が上手い試合運びをしたと
思いましたが、自信を持ちすぎて2ラウンドにパンチで打ち合って
しまったのは命取りでした。
アンディ選手がダウンを奪取したのは偶然ではないと思います。
打ち合うなら、ミドルで相手をロープに追い込んでからでした。
尾崎圭司 VS 城戸康裕
両者消極的でイエローカードをもらってしまいましたが、試合終了
直前に得意のハイキックでダウンを奪った城戸選手の作戦勝ちという
印象でした。
尾崎選手は体が大きい方ではないので、相手との対格差が大きい時の
戦い方を考えるべきではないかと思います。
TATSUJI VS 前田宏行
TATSUJI選手は自信を持って打ち合ったと思いますが、効かせる
パンチは前田選手の方が一枚上手だった印象です。
ハンドスピードはそれほど変わらない感じだったので、パンチへの
体重の乗せ方が違うのでしょうか?
ボクシングファのしては前田選手の快勝は嬉しいところでしたが、
TATSUJI選手が負ける寸前に解説者のどちらかが「まずいな」と
つぶやいたのは印象的でした(スター候補が消えるから?)。
HAYATO VS 龍二
HAYATO選手の実力が一枚上だと思っていましたが、ダメージを
深く与えているのは龍二選手だったのは間違いなかったです。
執念でHAYATO選手がダウンを奪って勝利しましたが、この試合の
ダメージが後の展開にかなり影響したと思います。
また、万全の準備ができたときは龍二選手は相当な実力をもっていると
感じました。
準決勝
HAYATO VS 前田宏行
序盤はHAYATO選手がコンビネーションで前田選手を突き放し、
徐々にローキックを効かせ始めたように見えましたが、前田選手の
パンチは強烈でした。
HAYATO選手の倒れ方、表情からするとダメージは深刻で、何とか
立ち上がったものの、あのまま2ラウンドに突入していれば、恐らく
KO負けだったのはないかと思います。
今回はパンチ殺しの定番のミドルキックで負けましたが、前田選手の
TATSUJI戦、カラコダ戦で奪ったダウンは偶然ではなく、K-1
ではどの距離でパンチを有効に使えるのか理解していると思います。
アンディ・オロゴン VS 城戸康裕
山本戦でのローキックのダメージを冷静に見取った、城戸選手の作戦
勝ちに感じました。
K-1では、序盤からスパートをかけないと判定で不利になることが
多いのですが、不要なダメージをさけ、勝負所で弱点を突いていくのも
有りなのかなと思いました。
アンディ選手は、才能は誰もが認めるものの、またもトーナメントでの
経験不足を露呈する結果になってしまいました。
決勝戦
HAYATO VS 城戸康裕
今まで慎重な試合ぶりだった城戸選手がいきなり打ち合いに応じ、
強烈なダウンを奪ったのは驚きました。
最初のダウンでほとんど勝負は決まっていたと思いますが、2度の
ダウンの後、あきらめず打ち合ったHAYATO選手がダウンを
奪い返したのは、今までと違い精神面の弱さを克服しつつある証だと
思います。
試合直後は前の2戦のダメージを冷静に見取った城戸選手が勝負を
かけ、見事な優勝を遂げたと思いましたが、後のインタビューで
実は1回戦で足を痛め、決勝では蹴りが使えない状態でパンチで
勝負をかけるしかなかったということ聞いて驚いたところです。
これで、城戸選手は開幕戦の切符を手に入れたわけですが、世界で
勝っていくには、相手のミスを待つだけでなく、自分で試合を作って
いく必要があると感じます。
一つ一つの技のレベルは低くないのですから、作戦次第で十分に
世界レベルの選手と戦えると思います。
書いてみたいと思います。
2月1日に予想を書いてみましたが、優勝は一回戦負けを予想した
城戸選手で見事に予想は外れました(苦笑)
全体的には、一回戦の予想は3勝1敗、展開がほぼ予想通りだった
のは2試合でいい線をいっていたと思いますが・・・
それでは、各試合の感想を。
アンディ・オロゴン VS 山本優弥
1ラウンドは蹴りを有効に使った優弥選手が上手い試合運びをしたと
思いましたが、自信を持ちすぎて2ラウンドにパンチで打ち合って
しまったのは命取りでした。
アンディ選手がダウンを奪取したのは偶然ではないと思います。
打ち合うなら、ミドルで相手をロープに追い込んでからでした。
尾崎圭司 VS 城戸康裕
両者消極的でイエローカードをもらってしまいましたが、試合終了
直前に得意のハイキックでダウンを奪った城戸選手の作戦勝ちという
印象でした。
尾崎選手は体が大きい方ではないので、相手との対格差が大きい時の
戦い方を考えるべきではないかと思います。
TATSUJI VS 前田宏行
TATSUJI選手は自信を持って打ち合ったと思いますが、効かせる
パンチは前田選手の方が一枚上手だった印象です。
ハンドスピードはそれほど変わらない感じだったので、パンチへの
体重の乗せ方が違うのでしょうか?
ボクシングファのしては前田選手の快勝は嬉しいところでしたが、
TATSUJI選手が負ける寸前に解説者のどちらかが「まずいな」と
つぶやいたのは印象的でした(スター候補が消えるから?)。
HAYATO VS 龍二
HAYATO選手の実力が一枚上だと思っていましたが、ダメージを
深く与えているのは龍二選手だったのは間違いなかったです。
執念でHAYATO選手がダウンを奪って勝利しましたが、この試合の
ダメージが後の展開にかなり影響したと思います。
また、万全の準備ができたときは龍二選手は相当な実力をもっていると
感じました。
準決勝
HAYATO VS 前田宏行
序盤はHAYATO選手がコンビネーションで前田選手を突き放し、
徐々にローキックを効かせ始めたように見えましたが、前田選手の
パンチは強烈でした。
HAYATO選手の倒れ方、表情からするとダメージは深刻で、何とか
立ち上がったものの、あのまま2ラウンドに突入していれば、恐らく
KO負けだったのはないかと思います。
今回はパンチ殺しの定番のミドルキックで負けましたが、前田選手の
TATSUJI戦、カラコダ戦で奪ったダウンは偶然ではなく、K-1
ではどの距離でパンチを有効に使えるのか理解していると思います。
アンディ・オロゴン VS 城戸康裕
山本戦でのローキックのダメージを冷静に見取った、城戸選手の作戦
勝ちに感じました。
K-1では、序盤からスパートをかけないと判定で不利になることが
多いのですが、不要なダメージをさけ、勝負所で弱点を突いていくのも
有りなのかなと思いました。
アンディ選手は、才能は誰もが認めるものの、またもトーナメントでの
経験不足を露呈する結果になってしまいました。
決勝戦
HAYATO VS 城戸康裕
今まで慎重な試合ぶりだった城戸選手がいきなり打ち合いに応じ、
強烈なダウンを奪ったのは驚きました。
最初のダウンでほとんど勝負は決まっていたと思いますが、2度の
ダウンの後、あきらめず打ち合ったHAYATO選手がダウンを
奪い返したのは、今までと違い精神面の弱さを克服しつつある証だと
思います。
試合直後は前の2戦のダメージを冷静に見取った城戸選手が勝負を
かけ、見事な優勝を遂げたと思いましたが、後のインタビューで
実は1回戦で足を痛め、決勝では蹴りが使えない状態でパンチで
勝負をかけるしかなかったということ聞いて驚いたところです。
これで、城戸選手は開幕戦の切符を手に入れたわけですが、世界で
勝っていくには、相手のミスを待つだけでなく、自分で試合を作って
いく必要があると感じます。
一つ一つの技のレベルは低くないのですから、作戦次第で十分に
世界レベルの選手と戦えると思います。