散歩道で自然観察

自宅周辺の散歩道で出会った動物、野鳥、昆虫、植物の写真を撮っています。

虫たちが一気に這いだしてきましたー2

2024年04月16日 | 昆虫など

今年はトホシテントウが少ない

多分、食草のカラスウリが刈りに刈り取られたからかもしれません。

とはいえ、さらに一個体の前蛹を見つけ、

あっという間に蛹化しました。

 

見つけた二個体目の「トホシテントウ」前蛹

何やら赤いのははじめダニかと思っていましたが、結局わからず・・・

 

で、翌日には蛹化

 

翌日(今日)には模様が浮き出てきました

 

これはカエデの幹に産まれた「ナナホシテントウ」の卵と思われます。

 

法面で目立つ「ナナホシテントウ」

 

食事中の「ナナホシテントウ」

メニューはアリマキ(アブラムシ)でしょうか?

見た目と違って肉食!

 

ナナホシテントウの幼虫もちらほら

 

こちらは「ナミテントウ」

 

拡大すると意外にメカっぽい!

 

イタドリの葉で「イタドリハムシ」

撮りなおそうと思ったらポロリと落下

彼らの生きるすべ・・・忘れてた!

 

黄金に輝く「スゲハムシ」

 

ボロボロのイタドリの葉・・・テントウムシに似た幼虫??

なんの幼虫でしょうか?

どうも「コガタルリハムシ」の幼虫のようです

 

で、周囲に目立つ「コガタルリハムシ」

交尾している個体がそこら中に目立ちます。

イタドリの葉はたちまちレースのごとくスカスカになってしまう

 

見ぃつけたっ!「マルカメムシ」

 

「シロヘリクチブトカメムシ」

 

「チャバネアオカメムシ」

 

「ホシハラビロヘリカメムシ」

カメムシの仲間も数を増してきました

 

草原では「ツチイナゴ」

 

「ヤブキリ」の幼生

 

相変わらず目立つ「モモブトカミキリモドキ」

 

モモが太いのがオスで、モモが細いのがメス

虫たちは気温の上昇とともに数を増しています(^^;


虫たちが一気に這いだしてきましたー1

2024年04月13日 | 昆虫など

愛犬との散歩道だった里山歩きで、数日前から一気に虫たちの姿が目立つようになりました。

春告げトンボの「シオヤトンボ」、春告げ蝶の「ミヤマセセリ」など・・・

アブの仲間は同定すら難しいんですけど種類も、数も多い

 

「シオヤトンボ♀」

トンボの仲間も発生時は雌型が多くてぱっと見オスメス判別が難しいですね。

この個体は、胴体が端まで太くて交尾器からメスだとわかりました。

 

スミレで吸蜜する「ミヤマセセリ」

 

「ミヤマセセリ♂」

 

白帯が目立つ「ミヤマセセリ♀」

こういうわかりやすい種は大好きです(笑)

 

「ベニシジミ」

 

菜の花で「ベニシジミ」

川原ではいま一番目立ちます。

 

「モンキチョウ」

 

タンポポで吸蜜する「キタテハ」

 

さーて💦申し訳ありません「アブの仲間」

 

ハナアブの仲間も多く見受けられますが、私には判別不能です

 

こちらは「ホソツヤヒラタアブ」かと思われます

近づくと意外に美しい・・・んですけど

 

お分かりになりますでしょうか?

腹がパンパンに膨れてぎっしり詰まった「卵」が透けて見えます。

 

ハエの仲間でしょうが、ネット検索始めると同じような画像が多くて、

アブハエや、ハエトリグモに精通されている方は本当にすごいと思います。

こちらも少しアップ

これをグロイとみるか・・・面白いとみるかはひとによって違うと思います。

 

こちらは「ガガンボ」の仲間でしょうか?

胴体部分は1cmほどです。

 

少し近づいてみましたが、

古希過ぎてからのマクロ撮影は血圧に良くないと思った一瞬でもあります(笑)

 

 

 


セミやカメムシの仲間って、昆虫界の最大派閥なの?

2023年09月13日 | 昆虫など

久しぶりにフィールドに出ると。

セミや、カメムシといった親戚関係の仲間との出会いが多い

セミの仲間はひょっとして昆虫界の最大派閥ではないかと思えるほどです。

 

ぼちぼち勢いがなくなってきた「アブラゼミ」

 

「ヒグラシ」

今年はセミヤドリガの被害者が少ないと思う

 

「ツマグロオオヨコバイ」

んっ!

 

白く透き通るのは「ツマグロオオヨコバイ」の幼虫でした。

 

「スケバハゴロモ」

 

「アオバハゴロモ」

 

「ツマグロスケバ」

 

ここからカメムシの仲間「クサギカメムシ」

 

「チャバネアオカメムシ」

 

「クモヘリカメムシ」

 

マユミの木を観察していると、

「キバラヘリカメムシ」のタマゴ

 

マユミの若実に「キバラヘリカメムシ」の幼虫発見

 

少し育った個体

 

こちらは成虫のようです

 

名前の通り、腹が美しい

 

カメムシの仲間はセミなどと一緒で

植物に害を与えるので農家には嫌われるが、

色彩に富んで美しい

 

 


「アリグモ」の仲間

2023年06月14日 | 昆虫など

少し前の画像になります。

「クモハンドブック」は持っていましたが

更に「ハエトリグモハンドブック」購入しました。

で、感想は「なんだこれえーっ!」でした。

種類の多さ、未同定(新種候補)の多さにぶっ飛びです。

素人がハンドブック片手に相手ができるものではないと😞

しかし、無謀な挑戦は続く・・・!

 

愛犬との散歩道で見つけた「アリグモ♀」

話がそれますが、以前「ヒメハギ」という花が咲いていると教えていただき、

図鑑で見たイメージで必死に探しましたが・・・

見つけたときにびっくり!図鑑のIMAGEの1/10ほどの大きさでした。

アリグモもそんな感じです。

 

アリグモもぼーっと眺めていると「アリ」にしか見えません。

こんなに身近にいるものだとは思っていませんでした。

 

赤いのはダニです。

アリグモのメスはよくよく観察しないと!

脚がアリと違って4対、眼が多いのでルーペを使えば

その違いは明らかです。

 

で、ほかの場所で見つけた「アリグモ」のオスです。

上あごが巨大なので見分けがつきます。

また、メスと違って頭胸部側面に白線がありません。

正面から見るとひょうきんですねえ

 

イケメンなので枚数がかさみました💦

 

こちらは「ヤガタアリグモ」のメスかと

姿はアリで、体色が赤いので猛毒のヒアリと間違えられて殺されることが多いそうです。

可哀そう(´;ω;`)蜘蛛はおおむね益虫だと理解しています。

外から来たセアカゴケグモなどは別として・・・

ちなみに赤みの無い個体もいるそうです。

 

こいつもわずか数ミリでした。

ハンドブックでは7mmとなっていましたが若い個体なのか?

その半分ほどでした。

 

で、こちらは「ヤガタアリグモ」のオスかと

やはりアリグモ同様上あごは長いです。

ですが、アリグモほど巨大ではありません。

また、長さに個体差があって顎の長さは同定の根拠としては不向きのようです。

雄としては多種と異なり、頭胸部側面に白線があるのも特徴のようです。

これは別個体ですが、上あごの長さが前の個体より長いです。

平面画像なので形状も良くわかりますが、アリグモに比べると

腹がくびれて細長いのが良くわかります。

 

で、これは自宅の壁面で見つけたのですが、

背景が白くて画像は不鮮明ですが・・・

「ヤサアリグモ」のメスでしょうか???

特徴を見るとこれも「ヤガタアリグモ」の赤くないメスのようです。

 

 

私の住む近辺には「アリグモ」「ヤガタアリグモ」

「ヤサアリグモ」「クワガタアリグモ」の4種は見ることができるようです。

最近、草が茂って一面緑となった原に移動してしまったのか?

見つけにくくなってしまいました。

 

 

 


梅雨入り

2023年06月09日 | 昆虫など

愛犬の様子を見ながら散歩する日が続きますが

そうこうしている間に「梅雨入り」

愛犬は一日寝ている時間が長くなって

食欲はあるのだが、私の手からでないと食事ができなくなって

大好きだった散歩もできなくなってきました

庭の日陰で前脚を伸ばして気持ちよさそうに寝ているように見えますが、

咳は収まっているものの

お腹が激しく動いて呼吸は苦しそうです。

あばらが浮いて見えるようになってつらいです😔

 

梅雨時と言えば、「カノコガ」が元気

 

 

ひらひら飛ぶ姿や、

命をつなぐ姿が良く見られるようになりました。

 

日向では「ニホントカゲ」も目立つように

 

こちらは少し成長した個体のようです。

 

尾が鮮やかな色彩の若い個体

夏休みに父母の実家に出かけると見ることができました。

東京ではカナヘビは原っぱで大量に見ることができましたが

ニホントカゲはなかなか見られなかったと思います。

私はそのころ、この金属光沢のあるトカゲを「金(かな)蛇」だと思い込んでいた。

 

「コカブト雄」初見

カブトムシの近縁種だそうです。

背中に大きなくぼみがあって、

オスには少し大きめの角があるらしいのですが

この画像ではほとんど目立ちません。

背中のくぼみは何らかの形で傷付けられたものだと思ったら

この種の特徴とのことでした。

 

「ヤマトシジミ」

 

「ヒカゲチョウ」

 

久しぶりに出かけたウマスズクサでは「ジャコウアゲハ」の幼虫がうじゃうじゃ!

数株あったウマスズクサもやはり心配していたとおり、
根元の茎を食いちぎって枯らしてしまうという自殺コースに突入。
残っている株も良く見ると茎をガシガシかじっている幼虫が見られました。
蛹化準備に入ったものや、蛹化して羽化への準備が整ったものも見ることができました。
蛹化したものはまだ「お菊虫」の特徴が出ておらず蛹化したばかりのようです。
幼虫は自ら食草を枯らしてしまうというアホな行動に出てしまって
何頭が羽化まで進むことができるのでしょうか?
 
糸はジャコウアゲハのものではなくて、
蜘蛛の糸と思われますが、少し前にここで「ゴミグモ雄」を撮りました。
雌の画像も欲しいと思って観察しているのですが
この巣はゴミグモのもののようではないようです。
 
近づくレンズに驚いて角を出して威嚇してくる。
 
食欲旺盛!
 
既に何株も残っていないのに
ここでも根元の茎を食いちぎってしまう幼虫。
なぜか?根元から20cmほどのところを食いちぎってしまいます。
もう少し上なら株全体が枯れてしまうことも無いのですが、
既に数株が枯れてしまい、残り僅かなのに何でこんな行動に出るのか?
ジャコウアゲハの幼虫の数が増えてうじゃうじゃというレベルなので心配😔
食草を枯らしてしまうメリットがあるとは思えませんが
毎年これがあって、ウマスズクサ全滅の年もあります。
 
 
枯れた株を捨てて、まだ葉の残った株に向かって必死に這ってゆく幼虫。
 
 
こちらは尻を固定して帯糸をかけて蛹化に入る個体。
 
こちらは更に蛹化が進んでいるようです。
 
葉裏に見つけた蛹。
まだ、蛹化したばかりのようで色が黄色一色で透き通るようです。
お菊虫と言われる特徴の赤い模様などは見えません。
 
この幼虫を見て、戦中世代が当時食わされたサツマイモを連想してしまうと言っていました。
もっとも、サツマイモでも食えるだけましだったという・・・
 
チョウの蛹を見つけるとワクワクします。
羽化に出会うことができると素晴らしく幸せな気分になります。
ので、まだまだ通ってみようと思います。10日ほどで羽化すると思われます。