追加
羽笠
いかに見よと難面うしをうつ霰
樽火にあふるかれはらの 松 荷兮
とくさ苅下着に髪をちやせんして 重五
檜笠に宮をやつす朝露 杜國
銀に 蛤かはん月は 海 芭蕉
ひたりに橋をすかす岐阜山 埜水
いかにみよとつれなくうしをうつあられ 羽笠(発句 霰:冬)
たるひにあぶるかれはらのまつ 荷兮(脇 冬)
とくさかりしたぎにかみをちやせんして 重五(三句 秋)
ひがさにみやをやつすあさつゆ 杜国(四句目 秋)
しろがねにはまぐりかはんつきはうみ 芭蕉(五句目 秋)
ひだりにはしをすかすぎふやま 埜水(六句目 雑)