流星の使ひきれざる空の丈 (鷹羽狩行) 命惜しいのち惜しとて鉦叩 (稲畑汀子) 新涼や豆腐驚く唐辛 (前田普羅)わがよはるわがよはるとてきりぎりす「我が世」と「我が夜」、「弱る」と「よ春」の掛詞。本歌きりぎりす夜寒に秋のなるままに弱るか声の遠ざかりゆく(新 西行)