新古今和歌集の部屋

筆道稽古早学問 瀟湘八景 平沙落雁 蔵書

 
 
 
  平沙落鴈
 
 
古 字 書 空 淡 墨 横


幾 行 秋 鳥 下 寒 汀
 
 
蘆 花 錯 作 衡 陽 雪
 
 
誤 向 斜 陽 刷 凍 翎
 
 
まづあさるあしベのともに
 
 
さそはれてそら行かりも
 
 
またくだるなり
 
 
 
平沙落雁
       玉澗
古字書空淡墨横 古字空に書して淡墨横たふ。
幾行秋雁下寒汀 幾ばく行(かう)ぞ秋鳥〔雁〕寒汀に下る。
蘆花錯作衡陽雪 芦花錯(あやま)って衡陽の雪と作(な)る。
誤向斜陽刷凍翎 設(ま)た斜陽に向かひて凍令(とうれい)を刷(かいつくろ)ふ。
 
 
       冷泉為相
まづ漁る芦辺の友に誘はれて空行く雁もまた下るなり
 
 
 
 
 
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