捨てちまえ

君の未来の物語は

たったいまはじまった

過去の物語なんか

捨て去ってしまって

これからさきに始まる

心おどる話を

これからは

語っていけばいいんだよ

過去の物語は

もう終わったんだ

世界が今もまわっているように

未来の物語は

いつでもいまから

はじめることができるんだ

捨てちまえ

過去のトラウマ

悲しい話

捨てちまえ

小さなプライド

心の傷

簡単にはいかないけれども

これから未来だ

今からが未来だ

未来の話をしよう

今から未来の物語を

創っていこう

ワクワクドキドキ

胸ふくらむ

未来の物語を創っていこう

ない

種もない

金もない

いいとこなしの

おいらなのに

妻がいる

病気で

障害をもってて

いいとこなしの

おいらなのに

妻がいる

これは

感謝しないといけないぞ

これは

感謝しないといけないぞ

いいとこなしのおいら

種がほしい

金がほしい

なんなんでしょう

真実

時間とともにひとはかわるか

真実は時間とともに明らかになる

いくら隠してだまして作っても

真実からは逃げられない

時間とともにひとはかわるか

そう簡単にひとはかわらない

年をとればとるほどに

その人の本質が浮き彫りになる

真実が時間とともに明らかになる

逃げても隠れても無駄だ

そのままの姿をさらしたほうが

いっそいさぎよい

真実にはそういうちからがあるからだ

おっさんの５０

前回の２週間の入院の後

３か月後に管をとる処置をしに

１週間の入院をすることになった

管を留置したことで

胆道が広がっている

また口から器具が入ってくる処置だ

処置の間は麻酔がかけられている

口から器具が入り

ゴネゴネとしている

そして管をとり胆道の乳頭を切る

胆道に石が詰まっているから

それをとる

なんと石が５個くらいあったらしい

処置が終わって

しばらくして看護士が来たとき

急におなかが痛くなり

痛み止めの点滴を入れてもらった

この処置のための入院が１週間で

食事はあったけど

処置の前はなかった

処置の後も水分も禁止となっていたから

すごく口喝の状態になり

大変だった

処置前の日と後の水分禁止の時は

精神科の薬すら飲めなくなっていた

おっさんの５０は胆石のため

散々な一年になった

でも頻繁におなかが痛くなっていたのが

なくなった

そらぁそうだなぁ

あの痛みは胆石のために起きていたのだから

おいらはしょっちゅうおなかを壊すなぁと

思っていたのだけど

危うく死ぬところだったわけだ

笑えない

おっさんの５０

入院してすぐに点滴が始まり

その日から食事がなくなった

大腸の検査をするとなって

便を出すために何かを飲んだ

きゅるきゅるいって便が出た

大腸検査をした

切痔がすごく切れてると言っていた

その大腸検査が終わり

今度は胃カメラを飲むことになった

また食事はない

点滴で済ましている

妻は毎日のように見舞いに来ていた

そしてまたこんどはＭＲＩの検査になった

血液検査も都度行われた

そして

病気の説明が始まった

妻とともに聞いた

胆のうに石が詰まっていて

その石が胆道のほうに来ている

胆道をふさいでしまうと

胆汁がたまって逆流したりもする

ちょうど炎症反応や胆のうが大きく腫れてることから

胆道が詰まってしまうと

死んでしまうかもしれない危険がある

胆道に石が詰まらないように

胆道を大きく広げる処置をするとのことだった

そうしてまた胃カメラみたいなのを飲むことになった

胆道に石が詰まってしまっていたら

死んでいたらしいのだ

エコーで石の状態も見た

処置が終わり

胆道に管が入った

管は３か月まで留置できるらしく

管を入れて胆道拡張をして

退院となった

３か月後に管をとる処置をすることになった

食事はこの入院２週間で５度くらいしかなかった

１日と２回の食事だ

食事を口からとることのありがたみを知った

妻は毎日のように真夏の暑い中に見舞いに来て

途中で倒れてしまったりもしていた

痛みは今までになかったかを聞かれ

あったけど我慢できたといった

大きな石が胆のうにあるらしく

それは十年くらいかけてできているようなものらしかった

胆のうは切除しないことにした

そして３か月後

また入院を１週間ほどすることになった

おっさんの５０

おっさんの５０の誕生日の３日後

突然の腹痛

いつもの痛みではない

深夜０時を回り

妻は寝ている

しかし朝まで我慢ならない

妻を起こし

救急車で病院を探す

救急車の時間が長い

痛みは増す一方

やっとのことで見つけた病院

おなかが痛いことを言うと

ＭRIを受けることになる

結果から言うと

胆石が胆道に詰まっているとのこと

帰って近くの病院に行くか

このまま入院するかといわれた

帰るなんて痛みから考えると無理

このまま入院するといった

痛みのため寝ることができない

痛み止めを出されるが

どうしようもないのだ

ゆがめられた未来

この時空がゆがんでいる

なにかの衝撃なのだろうか

みらいが変えられた

おいらに起こるべきことが

起きないでいる

何かが変わって

世界が変わった

妄想の世界にダイブはしない

薬を飲んで対処する

だからエヴァのように

世界がわけの分からないものにはならない

この世界で起きていることと

自分に起きていることを区別する

世界のほうが変わった

おいらには何も起きなかった

奇跡が起きるはずだった

世界がゆがんだ

でもそれは妄想

この世界にはダイブしない

日記

今日　酒を飲みながら

浜田省吾のライブを聞いていた

MONEYが流れてきたとき

なんとなく泣けてきた

浜田省吾は学生時代に聞いていた

ちょうど時代はバブル景気のころ

ビリヤードに深夜に行って

家路に向かうとき

チャリンコで二人乗りをしながら

同級生と歌っていた

今思うと　なつかしい

現実には

MONEYの曲のように

ビッグマネーをたたきつける相手もなく

たたきつける金もなく

この歌と対極にあるような幸せを

なんとなくかみしめている今

この歌を聴いていたら

泣けてきたのだった

懐かしい思いとか

いろいろが沸き上がり

泣けてきたのだった

浜田省吾のライブ

泣けた今日だった

誰が為に鐘はならん

お～い　じいさんや

あんた　わたしのために

ここにいるんかいの

だれのために

ここにいるんかいの

せけんのため　せけんのため　いうて

はたらいておったが

わたしのためには

いっこうにならんかったの

だれのために　はたらいとったんかの

せいかつできるのは

わしのおかげや　いうとったが

わたしひとりなら

そんなことなく　いきていけとったよ

ただかたわらにいる

わたしのことを　どうおもってたんかいの

わたしのばあさんは　一隅を照らすと　

よういうとったが

かぞくをかえりみないで

いちぐうをてらすことなんて

できんわなぁ

ここにえがおがないと

せけんさんにえがおはできんわなぁ

ひとのためいうて

じぶんのためにしとったんよ

じぶんのため　ひとのため

そういうて

はじめて　やっとひとのための

はじっこに　のるんじゃね

あんた　わたしのため

おもうんやったら

どんなことになっても

わたしをみててほしかったの

むりなことはあまり　いわんで

わたしのことを　みててほしかったの

じいさんや

そばにいる　それでよかったんじゃ

かいしゃなんて　やまほどあるけど

わたしはひとりやからの

あぁ　なつかしい

ありがとう

あぁ　なつかしい

いただきます

あぁ　なつかしい

ただいま

あぁ　なつかしい

ごくろうさま

あたりまえのように　すごしている

このじかんに

あんた　わたしのすがたを

しっかりと　みてたのかいのぉ

わたしのこえを

しっかりと　きいていたんかいの

まぁええ

わたしは　あなたが　すきやけん

天に捧げるハッピーストーリー

この物語は

誰にも語られません

ただ天のために捧げられた

本当のストーリーです

はじめはつらいことが多かった

でも

途中から幸せがふえていき

ハッピーを感じることになる

この物語は

妻と暮らす実話

でもその話は書きません

天に捧げるためにです

天の本棚の一つを借りるわけですから

幸せははんぱないですよ

この物語の断片は

ここの文章で知ることができるでしょう

でも語りません

天に捧げるためにです