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精神科病棟

2015-09-05 22:45:43 | 精神科病棟
大部屋が相談所になっていった

からだ中の顔に至るまで

自分で刺青をした人がいた

こんなからだにしてしまったら

雇ってもらえないと言っていた

そんなに絵を描くのが好きなら

絵を描くことで仕事にするとか

そういうことはできないのかなぁと

言って

誰かの退院のときにもらった色鉛筆を

その人に渡した

彼はしばらくしていなくなったのだけど

どこに行ったのだろう

すぐに居なくなってしまう人とかがいた

キャバ嬢をからだを売る風俗に勤めさせる人もいた

その人はそういう相談に乗っているうちに

正直な自分のほうが耐えられなくなったようだった

人間には生まれもって良心がある

両親から生まれてその影響を受け

良心ができあがる

そしていくら良心を騙しても

結局からだは反応してしまう

自分を騙そうと思っても騙せないのだろう

警察に送られる人も入院していたみたいだった

だから薬物の講座もあった

病気で入院している子がこういっていた

私らは病気で幻聴・幻覚を見る

彼らはわざわざ薬を飲んで幻聴・幻覚を見ると

確かにそのとおりだ

しかし病気になって飲んでいる薬も

似たようなものじゃないのかなぁと思った

医者は毎日のように診察してくれていた

外泊ができるようになり

引越し先を探さなくてはいけなくて

頻繁に外泊をするようになっていた

最初のうちは誰か送り迎えに来ていた

付き添いが居ないと外泊ができなかったのだ

送り迎えを必要とした

また不動産屋をめぐり家を探した

ようやく古いマンションではあるけども

広い部屋を見つけた

ユニットバスなのがいやだったが

1LDKだからいいかと思った

役所との交渉をして

引越しの日付も決めた

そうして病院に戻ったら退院の日が決まった

医者が入院当初の話をする

なぜ血だらきになっていたのですか?

それは私もわからない

全身に痙攣がおきて倒れることが3度くらいあった

その痙攣のたびごとに誰かの犠牲になっているという

感覚が襲ってきてそれを受け入れていた

隔離されているとき寝て起きなかったですよね?

いや寝ていないんだよ

目は閉じたままだけど意識が働いていたんだ

記憶が十分でないけど

意識を失っているときは寝たように見えたかもしれない

意識を失うときは死を覚悟していた

何度も知事の入院の書類を読み返したんだよ

意識のないときに警察の尋問か医者の診察か

何かわからない映像の記憶だけあるんだけど

あれは実際にあったのかなぁ?

意識がないから何を応えたのかもわからないんだ

退院の日

引越しの準備を始める日でもあった

引越し完了でもって退院する案を医者は出していたらしい

しかし長期間の外泊の後の退院は認められないと

引越しの準備の段階で退院となった

結局、病棟の外は自由には出られなかった

入院期間はおよそひと月だった

素っ裸で入院してきるものもなかった隔離からだった

氏名 不詳

年齢 40代

その書類がまだ残っている

精神科病棟

2015-09-02 03:32:12 | 精神科病棟
ある部屋が水浸しになっていた

その部屋の人が叫んでいた

人権がないやないか

トイレにティッシュをつめて

溢れさせたみたいだ

看護師が大勢出てきた

看護師の部屋に出入り口がある

この混乱の中で

その人は看護師ルームに走りこみ

出口へと向かった

看護師がその人を捕まえて

落ち着かせようとしていた

人権がないやないかと叫んでいた

それからどうなったのかわからない

しばらくしてその人は

弁護士と連絡をしたいといっていた

自分は病気ではないといっていた

なぜ薬を飲むのかときくと

わからないという

そしてしばらくして

落ち着いたようになっていた

話を聞くといくら寝ても寝ても眠い

寝すぎで余計眠くなっているという

じゃぁ起きている時間を作ればといった



大部屋になってから

自転車をこぐマシーンで

体を鍛え始めていた

自転車をこぎながら

小さな声で歌を唄っていた



外泊ができるようになり

引越し先を探しに不動産屋に行った

姉と父が付き添ってくれていた

なかなか物件が見つからず

1回目の物件探しはからぶった



引っ越すようにいわれたマンションに戻り

大家にもう少し時間がかかるといった



外泊中だけはタバコが吸える

入院中に禁じられたタバコを吸った

入院施設には喫煙ルームはない

それが病院に補助金が下りるためのルールだ



病院に戻り薬についての一般的な講座を受ける

なんかいかその講座を受けなくてはならない

入院する人は薬を断薬したりしている場合が多い

そして薬についての講座を受ける

よくよく考えると

タバコを吸うし酒も呑む

からだに悪いことはしているのだ

薬がどうしていけないのだろうか

ふと自分の固執した考えに気がついた



トレーニングルームと化した大部屋が

今度はよろず相談所みたいになってきていた

なにやら世間話から相談所みたいに

みなで相談している

なんなんだろうか

不思議な空間になってきていた

精神科病棟

2015-08-31 21:13:15 | 精神科病棟
大部屋に移ってしばらくしてから

耳の不自由な人も同じ部屋になった

私の向かいの人が耳の不自由な人に怒っていた

理由がわからなかった

向かいの人はしばらくして退院して

シャワーをかけてきた子が向かいのベッドに来た

その子も耳の不自由な人に怒ってる

聞くと大部屋の扉を寝ているときに

思いっきり開け閉めしていたらしい

そのたびに起こされていたそうだ

耳が不自由だからと言って

思いっきり扉を開け閉めしたら

大きな音になることくらいはわかるだろう

それにそういう行為をするということは

何か思いがあるから思いっきりするのだろう

そう言って男の子が怒っていた

それを聞いて最初ははてなだったけど

納得いった

思い切りちからを使うということが

どういう感情をともなうかを考えた

音がわからないというから

耳の不自由な人に筆談で聞いてみた

わかっているみたいだった

わざとやっていたみたいだった

耳の不自由な人は部屋を移された

この耳の不自由な人と将棋をしていたが

自分の持ち駒を移動させてごまかすこともしていた

いろいろと注意してみると

ごまかしたりしていたみたいだった

将棋のごまかしにも気がついたら

これは音が聴こえないからおおめにみてもらうみたいな

そういうのが病気になっているのではないかと

なんとなく思うようになった

耳の不自由な人とは関わらないでいようと思った

将棋や卓球をしようというときはするけれども

関わらないようにしはじめた

シャワーをかけてきた子が大部屋にきてから

大部屋はトレーニングルームとなっていった



そういえばわけのわからない年配の人がいた

なにが気に入らないのかみんなの悪口を小声で言うのだ

聴こえそうで聞こえない悪口を言っている

気持ち悪いので直接本人に年配だから人気のない朝に

あまりトラブルになりそうなことはしないでくれといった

しかしそれが気にさわったらしく

聴こえそうで聞こえない悪口を言われる羽目になった

でも、しばらくしたらその人はいなくなっていた



幻聴が聴こえているのは病人はみな知っている

それを逆手に悪意を働かせる人も中にはいる

それをもわかっている人が大勢いる

そういうことがわかってないのだろう



ソーシャルワーカーさんが

インターネットで物件を探してくる

外泊も始まろうとしていた

病棟から外に自由に出られることなかった

精神科病棟

2015-08-28 00:25:08 | 精神科病棟
大部屋に移された

私は家を引っ越さなければならなくなっていた

どうしたらよいかわからない

ソーシャルワーカーさんを依頼した



お風呂に入っていると

若い男がシャワーの湯をかけてくる

なんだろうと思い見ていた



耳の不自由な人が入院してきた

病院に通訳みたいな人が来ていた

何か入院患者のエネルギーを吸い取れ

みたいなことをいっていたので驚いた

私は少し手話ができるんだけど・・・



耳の不自由な人と筆談した

なぜ耳が不自由でも病気になるのか疑問だった

これは明らかな私の偏見だ

筆談していくうちに音によるものだと

なんとなく感じてきた

耳の不自由な人は魔法といっていた

しかし明らかに音だとわかった



大部屋に移動して

病棟内はいつでも出ることができ

部屋のベッドで寝ていても

なんとなくいつでもでれるという安心で

落ち着いてきていた



病棟といっても2階建ての1階だけ

出口は看護師の部屋のところにあるのと

隔離室に緊急に入院するときの入り口だけだ



そういえば話すことを禁止されている人がいた

なぜなのかわからない

その人が話をすることでややこしくなるのだろうか

医者から話をすることを禁止されている人がいた



オリンピックは相変わらず続いており

もう後半戦になっていた



共同のトイレは扉が下半分がない

アメリカの映画に出てくるような

下が開いているトイレになっている

日本のトイレはだいたい

扉として下から上まで閉まっている

しかしここのトイレは

ひざ下から上までしか隠していなかった



いろいろな人が入院している

あの子はおしっこが陽性反応が出たら

警察が連れて行くらしいよ

えっ?



措置入院なんてたいしたことがないのかな?



あの人はヤクザなんですよ

あぁ


しかし怖そうでも悪そうでもないのになぁ

看護師のガタイがいいのにはびっくりするけれど・・・



大部屋の奥の窓のところが私のベッドだ

そして、退院していく人から色鉛筆をなぜかもらった

精神科病棟

2015-08-26 15:25:59 | 精神科病棟
夕方まで病棟に入れるようになった

病棟内では運動の変わりに

ダンスをしている人がいた

けっこうな時間ダンスをして

汗をかいているようだった

お風呂にも入れるようになっていた

大部屋では大麻の吸える外国の話を

している人がいた

大部屋のソファーで横になっていた

ずっといすで座っていることができなかった

そういえば隔離されているとき

オリンピックの柔道の話を聞いていた

日本が負けてばかりだった

看護師の詰め所をのぞき

ホワイトボードに数字が書いてあるのが見えた

病棟内の患者の数が書かれていた

二十数名の患者が病棟内にいた

男女合わせてたった二十数名なのだ

こんな人数でいがみ合ったりしても仕方がない

誰がどうだといっても仕方がないと感じた

電話はプリペイドカードで家族に連絡した

月に一度の散髪があり

頭を坊主にしてもらった

おやつの買い物のリクエストカードがあり

毎朝リクエストカードにおやつをリクエストした

おやつは自分の予算に合わせて買わなくてはならない

おやつパーティーも開いているみたいだったが

参加しなかった

食事の席はほぼ決まっていた

老人が食べるのが遅く介助されていたので

その人が食べ終わるまで席を立って

食器をかたずけるのをやめることにした

作業療法(OT)と言うのがあり

塗り絵をしたり、体操をしたりという

作業をすることで何かなる治療?があり

積極的に参加した

卓球台は自由に出せるから

かなり卓球をしていたような気がする

そうしていると大部屋への移動が決まった


精神科病棟

2015-08-25 04:48:56 | 精神科病棟
朝に顔を洗えるようになってから

午前中の顔を洗う時間だけ

隔離が解けるようになった

別棟から病棟内に洗顔のときだけ入れる

それがなにを意味しているのか

わからなかったが

病棟内の人にこんな人がいると

知らせていたのだろうか

洗顔が終わると隔離室に戻された

しかしこの状態は2・3日で終わる

隔離室から保護室への移動が決まる

部屋を移動するとき

ベッドからムカデが出てきた

あっと思ってみていると

看護師がムカデを踏みつけて殺していた

あなたは虫も殺さないんですね

そういわれた

私はただスリッパだったのと

刺されたらいやだなぁと言う思いだったと思う

保護室の隣の部屋は四六時中独り言を言っている

起きたときから寝る瞬間まで

独り言を話している

それが壁を伝って聞こえてくる

静かにしてくれるようにいったが

聴いちゃぁいない

ここに移動して午前中は保護室から

病棟にいることが許されるようになった

朝食はみなと一緒にとれる

しかし私が措置入院であったためだろうか

みな距離をとっていて疎外感を感じた

昼からは夜の寝るまえまで

隣室の独り言を聞かなくてはならなかった

意識を失いそうになった

そうして悟りが起こりそうになった

悟ってはいけないと

悟りがおきそうになるたびになんとかした

隣の独り言がいった

どの道良くなるねんからな

後で知ったがZ1からZ4というのは

病棟内に自由にいれる時間を段階分けしてあり

最終的に大部屋に移動した時点で

病棟内の自由が最大になるらしい

それまでは保護室におり制限を受ける

自由といっても病棟内に入れるというだけで

病棟の外に出られるということは

退院間際までない

病棟内に自由に入れる間は

将棋をするかテレビを見るか大部屋で休むか

自転車をこぐマシーンに乗るかくらいしかない

卓球台もあったかな

おじいさんがいて将棋をしたら

きみは将棋をひとりでしてるね

相手の駒がどう動いて

どう攻めてくるのかを注意深くみていないと

指摘を受けて

そうなんだよなぁ

自分の駒をどう動かすかしかみてないんだなぁ

どう攻めようっていうことばかり考えてる

相手の攻めに対する守りとか

いろいろ考えてないよなぁ

改めて考え方の癖を確認した

部屋に戻ると相変わらず独り言が聞こえていた

朝を迎えると扉の窓から病棟をのぞいた

病棟内自由になっている人が

朝早くから行動を開始していた

それをうらやましそうにみていた

朝食の時間になってようやく外に出られるのだ

おじいちゃんはすぐにいなくなった

退院したのだろうか

病棟を移動したのだろうか

わからない

独り言は気にならなくなりつつあった


精神科病棟

2015-08-23 14:46:02 | 精神科病棟
隔離室は病棟の別棟のところにある

隔離室の中はトイレも用意されている

トイレの敷居はない

監視カメラは別段ついていないようだが

鉄格子のようなものがある



私は拘束されているときに

鉄格子の向こう側から点滴のようなものを

足のところに入れられていた



ジャンボ宝くじのコマーシャルが繰り返し流れる

どこかの部屋から当たるわけないやんと

言っている声が聞こえる

ある程度落ち着いてきたころ

どこかの部屋で歌っている声が聞こえ始める

私はその歌が気に入らなかったのか

対抗して歌い始める

それも愛していると言うフレーズだけの歌を

唄っていた



拘束がとれるころ

朝に洗顔と歯磨きに連れて行かれた

私はそれまであまり目を開けていなかったので

鏡を見ようとしてもまぶしくて

目が開かなかった

鏡の中の自分の姿が見れないのだった



トイレは使っていなかったから

頭がおかしくなりそうになると

トイレに頭を突っ込んで流した

お風呂は入れない状態だった

トイレに窓がついていて

紙でふたをされていたが

そこにZ4~Z1と書いたものがあり

それぞれに時間が書いてあった



入り口の窓のところも

紙でふたをされていた

なぜだろう

外から中が見えないようになっていた

中からも外が見えないのだ

意識を失ってしまうことは減っていた

食事もとるようになっていた

薬も飲むようになっていた



ときおりふたをした紙をどけて

看護師が中をのぞくのだけど

それを確認すると

看護師が部屋の中に入ってきていた

どういうシステムになっているのか

不思議だった

目が合えば入ってくるのだろうかと

思い始めていた



少しずつわけのわからない妄想が

解け始めていた

幻覚のような映像も収まっていた

はっきり聞こえていたわけのわからない音も

だんだんと聞こえなくなっていた

近くの部屋の声はそれとわかった

隔離室でどれくらいすごしたのかはわからない

どんな病院に搬送されたのかもわからない

ただここは病院であることには違いなかった

精神科病棟

2015-08-22 15:34:39 | 精神科病棟
意味不明になり留置所から

措置入院をした

措置入院とは

都道府県知事の許可のもと

強制的に入院することだ

隔離室に搬送される




書類を持ってくる

氏名 不明

年齢 40代男性

知事の許可のもと入院(隔離)を行います



私の意識はあった

からだは動かなかった

医者はこのとき私が眠りこけていたと言う

しかし私はからだが動かないだけで

意識は働いており

寝ていない状態だった

逆に寝てはいけないと思っていた

頭はおかしなことになっており

妄想が支配していた

この眠りこけているとき

私は血だらけの状態だったと

医者があとで私に話してきた



私はしばらくして

自分が拘束されているのに気がついた

両手首、両足首、腰を縛られて

ベッドに括りつけられていたのだ



記憶が定かではないが

何日かは縛られていなかった

寝ているときに

からだをねじると死ぬのではないかと言う

妄想に支配され始めたとき

看護師がたくさん部屋に入ってきて

注射のようなふりをして

括りつけていったように思う



太ももに数字が書かれる

なんの数字なのかわからない

ときおり起きているのに映像が流れる

空中に映像が流れる

寝ているのだろうか

起きているのだろうか

映像が流れている



毛布が血を吸い取ったような色になっている

大変貴重な毛布をかぶっていると思った

たくさんの人がこの毛布にくるまれたのだろう



できるだけ寝ないようにしたけれども

まぶたはなかなか開かない

意識を失っては回復していた

妄想が支配するから

薬を飲んだふりして吐き出したりもしていた

食べ物には毒が入っていると思い

全部は食べなかった

最初に無意識の状態のときに

父母が来ているのを感じた

そして診察か尋問かを受けているような気がした

しかし意識がないから

私はなにを話したのかはわからない

隔離室に拘束されていた

精神科病棟

2015-01-28 20:31:24 | 精神科病棟
入院してから2週間くらい経過して

付き添いでの外泊が許されるようになった

彼女と父が迎えに来て

彼女のいる家に帰る

実家には帰らない

外泊が終了すると

父と待ち合わせして病院にいく

このころ医者は退院するまで

自由になることはないと宣言した

つまり入院中に開放処遇になることはないといった

付き添いでの外出に

付き添いでの外泊以外に

病棟から出ることはないということだ

また医者は週に1回しか診察しないといい始めた

こうなったら退院するしかない

退院するしかない

外泊をくりかえして退院する

そうすることに決めた

医者もそれを無言で言っているのだろうか

医者は退院という言葉は出さない

でも週1回しか診察する意思はない

外泊は付き添いながら許されている

外泊ができるようになると退院が通常近い

あとは後見人である父の気持ちしだいになった

入院は彼女と同棲しはじめていたので

長引かせたくはなかった

こんな私についてくれるだけ感謝していた

通常は入院まですると別れる場合が多いのだ

外泊が終わり病院に帰る

持ち物を検査され薬のチェックを受けて

病棟に入る

また病棟から出られない生活だ

このころ大部屋に移される

大部屋にくるということは退院が近いということだ

医者は退院という言葉をはかなかった

退院が決まるその日まで退院という言葉をはかなかった

父が退院させるといったのだ

もう大丈夫と父が決め

そして退院することになった

医者は一切の保障も何もしなくて良い

大丈夫とも言わないし

ダメだとも言わない

こうして私は退院することになる

これが最後の入院でありますようにと退院をする

彼女はいま妻になり私の横にいる

感謝している

愛しています


精神科病棟

2015-01-26 12:50:53 | 精神科病棟
意味不明の状態は隔離室で

拘束されているうちになくなっていく

拘束されることで

世界が自分に戻るのだろうか

解放されるころには

意味不明ではなくなっている

意味不明でなくなっている入院は

ほとんど薬の管理だけでいい

薬の調整をしていく

病棟外のOTに参加した

カラオケを選択した

病棟外の別の棟に行き

カラオケ装置がありカラオケをした

そこには卓球ルームもある

音楽の楽器などもある

音楽の楽器は教えてもらえるのだろうか

カラオケを唄っていると

カラオケのコーナーが盛況になっていた

みなが歌い始めたのだ

どうしたんだろう

以前にはこんなことはなかったのになぁ

園芸というOTもあるらしい

病棟内OTと違い

他の病棟の人も来ているから

他の病院で知り合った人とも出会うことがあった

OTはおよそ2時間くらいだろうか

それが終わると看護師が迎えに来て

病棟に戻る

OTの棟は鍵がかかっている

看護師が来て解放されて

集団で移動する

隔離室や保護室で監禁されているときは

看護師のことを糞のように感じるが

監禁から解放されると

そんなことは忘れてしまう

それを仕事でやっているんだから仕方ない

専門の単科の看護師の資格を持っているのだろう

看護師は患者を好きになることってあるのだろうか

転移?か転位?か知らないけど

向き合っているうちに気持ちが移ってしまうことが

よくあるらしくそれを否定するということを

しなければならないのだろうか

他の科の入院なら看護師と患者が付き合うことがある

精神科では患者は社会復帰も難しい場合があるから

そのような不毛な?ことは

否定しないといけないのだろうか

ある病院で私のために

看護師をやめた人がいたらしいが

なぜ私のために看護師をやめたのかが疑問だ

その看護師仲間の人から言われたのだけど

私には理由がわからないし思い当たらなかった

OTからいつもの病棟に戻ると

少しは時間を共有したから話しができるようになる

何やかやと少しは話しは可能になる

しかし私はいままでの入院の経験から

入院で仲良くなった人とは同じようなタイミングで

また同じように入院しているという

経験則があるから

積極的に仲良くなろうとは思わなかった

なぜだろう

この経験則はけっこうな確率で

また入院したときに仲のよい人に

出会ってしまうのである

そんなこんなで8回も入院してしまった

そのうち何回かは仲良くなった人と同じ期間に

同じように入院して再度出会っていた

私は入院中にはあまりかかわらないようにした

当たり障りなくすごそうとした

この入院のときも再度出会った人がいた

そんな感じで入院が続いていく