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しあわせ

2022-11-05 00:10:36 | 入院顛末記
幸せは感じるもの

朝起きておはよう

そこにしあわせがある

ご飯を食べる時にいただきます

そこにしあわせがある

こちそうさま

そこにもしあわせがある

いってきます

いってらっしゃい

そこにもしあわせがあり

こんにちは

こんばんわ

にもしあわせがある

ありがとう

にもしあわせがあり

すみません

にもしあわせがある

しあわせはどこにもいっぱいあり

感じることができるかどうか

ただそれだけの違いだ

それがしあわせだと

気がつくかどうかの違いだ

あなたがあなたであることも

不幸そうに見えることも

それらもぜんぶ

しあわせにつながっている

そうしあわせなんだ

そう思えたとき

宗教を超えることが可能になる

僕の入院の話をまとめました

2020-05-14 07:12:34 | 入院顛末記
OGPイメージ

僕が精神科に入院するまでのほんとうのこと~入院顛末記~

精神科病棟入院の顛末とそのはなしおいらは精神科の病院に8度入院したそれは多いほうだろうか。わからない。直近の三度の入院の話をしよう。モノロー...

STORYS.JP

 


STORY.JP というサイトに

自分が精神科に入院するまでの

心の中で起きたことを中心に

話を書きました

退院直後に記録していたものを

集めて書いているため

より鮮明に描いていると思われます

話は16話まであるのですが

切りのいいところで区切っています

アクセスは少ないほうです

自分の恥ずかしい話ですが

こんな状態になるんやって

わかったら

違う角度で精神科の病気について

知ることになると思われます

入院顛末記

2015-01-03 18:53:11 | 入院顛末記
実家に帰り入院の準備を両親がしようとしていた

私は自宅に行って衣服を用意すればいいと思った

入院は実家に帰った翌日だった

彼女のことが心配だった

家賃のこと、生活のこと、入院のこと

いろいろと話をしないといけない

幸いにも彼女がいたから私は助かったのだ

彼女は仏さんか神さんに思えてきた

翌日の入院を控えて風呂でシャワーを浴びた

風呂の水周りの配管が壊れていた

私はそれが異様に気になった

風呂の床を掃除し始めた

実家の風呂を一通り掃除して

配管を早く直してほしいと母にお願いした

私に幸運の矢が降ってきたと思った

それを父に向けて発射しようとしたが父はよけた

自宅にいるときにも同じような現象があり

幸運の矢を彼女に発射した

私のまわりで何年かに一度の幸福がおきる

私は最後でいいと思った

なぜなのだろう?

いつも自分を後回しにしてしまうのだ

幸運に真っ先に飛びつかないのだ

それでいながら幸運を望むのだ

私は翌日入院した

診察のときにわけのわからない話は終了したといった

妄想や幻覚で見る世界の話が終了したのだ

そして隔離室にどの道入れるならば

最初から入れてくれとお願いした

わけがわからなくされてから

隔離室に入れられるのはごめんだった

この物語の最初の病院に再度入院したのだが

ここはなんだか異様な感じがしていたのだ

入院の細かな話はやめておこう

入院するまでの顛末をこの物語では書いている

そして入院中は彼女が何度も見舞いに来てくれ

そして誕生日を病室で祝った

彼女は絵と文章とケーキをもってきてくれた

彼女のおかげで私は死ななかったのだろうと

今はなんとなく感じている

そして彼女は私の妻になった

今でもこの3度の入院はなんだろうと整理して記録する

物語が妻のいるほうに向かっているのだろうと

そしていろいろの何かに導かれていく

宝くじが当たると毎回幻聴におちょくられるのだが

毎回小さな当たりがありそれを借金の返済に充てている

入院のたびに小額が当たっているのだった

光が現れるということがたびたびあるのだけど

自分の目でも実際にみたし

鏡の世界の話はよくわからないが昔話でみたような

そんな何かがあるのだろう

パケラッタの妄想と悟りや即身成仏や無我の世界は

私は拒否したからどんなものだかわからない

一度は悟ったんだけど死神にとりつかれたからね

何度もやり直すリピートや無限のときを感じたやつは

あれはあれで何なんだろう

パラレルワールドの話も

いまの自分の存在から離れられないのさ

宇宙については幻覚や妄想の末にいろいろ学んだけど

それがどうのというわけではない

宗教に関してはお経は読めるがどこぞの信仰はない

ここの話は私が妻とどうして結ばれたのかという

そういうことなのだろう

わけのわからない世界を旅して

ついぞ傍らにいたのは妻だったということなのだろう

わけのわからない世界にいたのに

びびる事も偏見で見ることもなく傍らにいてくれた

覚悟を決めて私の横でいてくれたのだろう

せめてこんな妻に幸運が届くといいのだけど

一番最後にあとまわしでいいことなんてないのだ

私は私たちにもし子供ができたら

その子供の名前を決めている

未来だ

未来との対話もあったのだけれども

ここの物語には書ききらなかった

わけのわからない世界はもはや終わったのだろう

入院顛末記はココで終了します

入院顛末記

2014-12-28 09:06:13 | 入院顛末記
私はこの部屋で鍛えられる

ただ部屋に篭り

人間の境地を

悟りから即身成仏そして無我にいたるまで

私はただ鍛えられる

部屋から出るときは食事の買い物のときだけ

虎の穴のように鍛えられるのか

欲がなくなっていく

疲れきってなのだろうか

彼女が横で横になっている

私はこの世界は違うと感じた

いや違うのはおいらの妄想だろう

しかし耐えられない何かがある

私はいったん実家に帰ろうとした

家を出て自転車に乗ろうとしたが

自転車はないだろうと勝手に決めた

とりあえずきるものを着て

自宅を出た

そして地下鉄の駅に向かい

切手を買って電車に乗った

実家に向かうはずだった

地下鉄に乗り

掲示板を見ていた

電光掲示板になぜか

going my way と見えた

えっ?と思った

この電車は違う

何かが違う世界に入っていると思った

私は次の駅ですぐに降りた

隣の駅で降りて外に出ようとした

隣の駅は知っている

知っているけど何か違う

私は駅を出て地上に上がった

道を歩いていた

ホームレスがゴミ箱をあさって何かしている

ホームレスも働いているんだよ

何者かの声がいった

私は歩いていたが

わき腹がいように痛くなってきた

わき腹の痛さが半端なくなって

私はついに道端に倒れた

痛すぎるのだ

倒れてわき腹を押さえていると

誰かが救急車を呼びましょうかといってきた

お願いした

救急車はしばらくして到着して

私を救急車の中にいれ

暑いなぁと救急隊員は言ったまま

なかなか動こうとしない

幻聴が聞こえる

こいつはこんなに強くなるまで回しているのに

こいつの両親はまだ気がつけへんのかなぁ

ひとかどの人間にするとかいうてたけど

こいつは舞台を用意されてないだけで

思いっきり回したから

半端なく強くなってるんやけどなぁ

救急車が動き始めた

隊員が知り合いのように感じられた

救急車は右へ右へと右折を繰り返した

私は途中で意識を失った

意識が戻ったとき

救急車は建物の前で

警察とトレーナーのような人がいた

病院ではないのか?

なんで救急隊員がいないんだ

何の暴力だ?

私は混乱した

トレーナー風の男が手を伸ばしたので

その手をねじった

トレーナー風の男はわめきだした

それを見た警察が

おおげさやねんみたいに

トレーナー風の男を見て

いらだったように

ホルスターに手が触れた

私はビビッた

ホルスターに手が触れたからだ

警察にアカンでといった

やめてくれアカンで

その言葉を繰り返していた

警察は何もしないというそぶりを見せた

アカンでといって

私は警察の防弾チョッキを殴った

わかるでしょう?

そういった

しばらくして看護婦が着て何かを注射したようだった

私は意識を失った

救急車は警察署に向かった

そして私は留置書に担がれた

私はトレーナー風の男に引っかかれ

留置所に入る前には

小指の根元を切られていた

ベルトははずされて

毛布を用意された

しばらく正座をしていたが

意識が遠のいていく

しかしこの眠りで死んでしまうのではと

なんとなく感じた

眠りをどうにかしようとした

警察と役所の人が来た

尋問が始まった

今日、何曜日、いつ?

この質問に「てにをは」を

ばらばらにして何度も質問された

そして今度は

いつ、薬を飲んだか

この質問をばらばらに混ぜながら

質問を繰り返した

私はいい加減にしてくれといった

警察は何度も質問をしてから

やっと去った

部屋に誰も来なくなった

ブブブブブブという小さな音が鳴っていた

彼女は私の捜索願を出したらしく

私はそれを知らずに彼女が警察署に来てると感じて

私はココにいるよと

扉が半分開いたと気に入った

警察は彼女に電話で警察署にいることを伝えたようだ

しばらくして

私は眠りそうになり

死んでしまうかもしれないと感じて

眠らないように動き回った

誰かが私を探している映像が頭によぎった

親父が私を狙撃しようとしている映像が浮かんだ

殺されてもかまわないと思った

私は何度か人生をやり直している

何人目の自分なのだろう

眠い

頭を鉄格子にぶつけた

この調子の自分が一番ましで

この先何人目の自分か知らんが

駄目な自分になっていくんだ

鉄格子に頭をぶつけた

すると両親が来ていた

両親が警察まで来て

そして警察と両親とで

病院へと向かった

私の頭の中で浮かんだ映像は

リアルに彼女のことも

両親のことも察知していたのだ

警察の車に載り病院に向かった

診察まで待たされて

診察をした

私は医者に実験台にするのは

やめてくれといった

医者は戸惑っていた

警察も診察の様子を見ていた

診察が終わり

警察と別れ

実家に向かった

これで入院できると思った

彼女のことが心配になった

突然家を出て警察にいて

そのまま何も告げずに実家にいるなんて

それは彼女を心配させると思った

実家について彼女に電話をした

警察も彼女に連絡を入れていたらしいが

電話を自分からもした

入院顛末記

2014-12-24 10:02:19 | 入院顛末記
自分の行動を他から制御されている状態から

開放されるまでかなり時間がかかった

そこに何者かがいてそうなったのかはわからない

それからわけのわからない妄想なのか

夢なのかが現れた

セミはその生涯を繰り返す

その生涯を何度も繰り返し

即身成仏したとき

次の生涯のときにパケラッタできる

セミはパケラッタしてなにになるのだろう

人間は悟り即身成仏し無我の境地に至る

そのとき人間は次の生涯で何かになるのだろうか

生と死は隔てられたものではない

この生の側面から見ると死の側面は見えない

ただそれだけのことだ

死の側面を迎えたとき

魂はパケラッタするか

同じ魂を引き継ぎ

新たに生まれ変わるかするのだろう

魂自体は消えることなく

引き継がれて存在する

死は肉体の滅びにすぎず

魂は滅びたり生まれたりしない

存在としての魂は増えたり減ったりしない

きれいも汚いもない

この体が滅するだけで存在は

パケラッタしたりして継承される

私にだんだんと欲がなくなってくる

疲れきってなのだろうか

なんとなく欲がなくなってくる

穏やかな時間がすぎようとしていた

私はわけのわからない状況から逃れたくなった

欲がなくなるなんていけない

悟りや即身成仏や無我なんて状況にいるなら

それはいらない

生きている人間の魂でありたい

何か違うと思った

部屋がまぶしかった

私は真っ暗なユニットバスにもぐりこんだ

ユニットバスの中は扉を閉めると真っ暗なのだ

真っ暗なユニットバスに入ると

しばらくして幻覚のなのかなんなのか

ユニットバスが箱になる感じがした

出口がなくて

自分のからだのサイズの箱になっているのである

彼女が近くを通った

水を入れられると思った

窒息死はいやだと思った

しばらくして

空間が広がった

真っ暗なはずのユニットバスが

少し明るくなってるように思った

ユニットバスの便器が見えた

元に戻ってきたのだろうか

私はユニットバスから外に出て

彼女にこういった

土に戻るか

彼女は覚悟してうなずいた

私は今すぐにじゃないよといった

私の頭の中で

私の生涯を何人もの人間がやっていると思った

そして私が何人目かで

何人もの自分がどこかでだめになる

私はこの存在をなぞっているだけなのだろうか

私は前の入院のとき

時間をいうなという幻聴の言葉を思い出し

自分の生年月日を叫んでみた

何も起こらないことはわかっていた

ユニットバスにもぐって暗闇に潜んだのが

まるで神話のようだと思った

しかしこうも思った

もうひとつの別の次元の存在が

それをしたのだろう

そしてその次元も問題を抱えており

同じようにしたのだろう

その次元は問題を解決したのだろうか

次の自分はユニットバスからやり直すだろう

そいつがどうするかはわからない

何人目の自分が採用されて反映されるか

それもわからないが

それぞれの存在はそれぞれに続くのだろう

それはパラレルワールドだ

別の次元の存在はどうなったのだろう

私は彼女の横に寝そべった

彼女が一音ずつ私に話しかける

一音に対して一音返す

そしてそれはソワカの遊びを思い出す

ソワカをしてはいけない

意味のないものにしないといけない

私は意図的に的外れな一音を出した

彼女の顔がいろいろな色に光ってるように見えた

私にもできるんやで

幻聴がそういった

この部屋で私は鍛えられているのか

私はこの世界は違うと思った

彼女は台所に行ったあと

ソワカのようなことをして眠りについた

ただそれだけだった

私はユニットバスにこもり

出てきてソワカのようなことに付き合い

そして妄想を起こしながら

彼女の横に寝そべっていた

私は完全に狂っていたから

この間何日がすぎたのかもわからない

薬をカレンダーに入れていたから

二日分の薬を飲んでいないのが

あとからわかるだけなのだ

途中までは確実に薬を飲んでいた

おかしな状態になりながらもだ


入院顛末記

2014-12-21 11:40:37 | 入院顛末記
布団の中で色とりどりの光に包まれたとき

何者かが即身成仏したなと言った

しばらくしてから工事の音が聞こえてきた

工事の音は妄想をかきおこし

私の部屋の扉をコンクリートで

閉ざしていっていると感じた

だんだんと暗くなる部屋で

私たちは取り残されたと思った

部屋は閉ざされた

私はだんだんとわき腹が痛くなってきた

この痛みはなんだろうと思っていると

それは悼みによる痛みだと何者かがいった

私は痛みに耐えていた

しばらくして私は何者かに

ハッキングされたかのように

意思とは関係なく体が動き始めた

そしてそれに抵抗することもなく

動くように動いた

ココで抵抗すればどうなるのだろう

一瞬頭によぎったが

それをするのも疲れていたのか

何者かの操るがままに動いていた

わき腹は痛かった

動かされるままだった

私は痛みにもだえながらも

動かされるままに動いた

このとき私はおそらく無我になっていた

悟りの境地は何とか避けようとしていた

機械の音がいった

悟ったような悟らんような

そうこの中途半端な状態になればいいのか

機械の音はなおも言う

売り言葉に買い言葉の意味を知れ

なにを言っているのだろう

私は操られながら夜をすごした

柱や箪笥に頭をぶつけていた

入院顛末記

2014-12-20 10:52:05 | 入院顛末記
ある昼私は座椅子に座っていた

座ってボ~ッとしていた

すると映像が浮かんでくる

母方の爺さんだ

母方の爺さんは

私が生まれたときにはもう亡くなっていた

写真だけ見て知っている爺さんの

映像が浮かび微笑みかけてくる

鏡の呪術は失敗したのに

なんで映像が浮かんでくるのだろう

思わず涙が流れた

しばらく時が過ぎた

夜になって私は憤怒の感情がわいてきた

私は地獄の釜のふたを開ける思いで

その憤怒を誰にぶつけるでもなく発散した

2度ほど憤怒して

夏なのに口から白い湯気が出るほどの

憤怒を爆発させた

何者かはこういうだろう

お前の憤怒ごときで世界が変わるわけがない

お前の憤怒ごときで地震が起きたら

世界は大変なことになる

私の憤怒ごときで世界が変わるわけがないのだ

彼女が実家に行くことになった

ある意味救いなのか何なのかわからない

私はもう入院しないといけない状態だった

わかっていたけどどうしたらよいのかわからなかった

彼女が実家に帰った

私に何者かが振ってきはじめていた

この部屋の何かに何かを告げていた

この部屋の夫婦は妻が子供を産み

旦那のことを気遣わなくなった

洗濯物は山済みになり

彼女はひとり子育てに追われた

旦那は子育てについて知らないから

仕事から疲れて帰ってきて

何も家事がなされていないことに不満を感じ

そしてこの夫婦はすれ違いそして別れた

私はひとり部屋にのこり

窓から隣の家の屋根を眺めた

鳩の死骸がある

私は般若心経を唱えた

そしてブレーカーを落として

スマートホンで音楽を聴いた

歌を唄っていた

そして眠たくなってきたのか目を閉じた

まぶたのところに光が宿り始めた

光が全身を包むように願った

そのとき悟ったようなと聞こえた

光が全身を包むのをやめた

何か光の存在が近くにいるのを感じた

そっちの世界の話はそっちで解決してください

そう願って光の存在を見ようとしなかった

そして布団にもぐりこみ

目を開けた

布団の中が赤・オレンジ・緑・紫・青などの

光の塊がちらちらと輝いていた

なにが起こったのかわからなかったが

あまりの美しさにしばらくじっと眺めていた

この景色をみんな見たのだろうか

私は布団から出た

彼女の母親から電話が鳴った

彼女の母親と電話をしているが

私は意志の疎通ができない状態になっていた

彼女の母親はアカンなあと思ったらしい

電話の最中に私は押入れに引き込まれた

押入れに何者かに入れられていた

電話が終わり

押入れの中で何者かが

これが苦だと言った

お前の人生は苦だ

私はすごく悲しくなった

しばらくして

何者かがお前がどんなけ動くかで暑さが変わる

地球の暑さは運動量で変わるんだよ

そういわれた

私は部屋を出て階段の上り下りをはじめた

上から下まで会談を往復して

熱くなったら休憩する

すると涼しい風が吹く

休憩が長引くと暑くなる

また階段を上り下りして

疲れて何階かでとまった

そして倒れこんで地面の涼しさを感じた

部屋に戻ろうとしたが階がわからない

案内板が消えているのだ

私の目に階の案内板が映らない

ココだと思う階の自分の部屋のあるところにいく

何かが違う

そしてココだと思うところに

私は玄関のチャイムを鳴らした

彼女が部屋に戻ってきていて泣いていた

窓を開けて唄っていたから

飛び降りたのか心配していたらしい

泣いて私を迎えた

どこに行っていたのか聴かれた

私はココにいると言った

彼女には意味がわからなかったのだろう

階段を上り下りしていたことの意味なんてわからない

どこに行っていたのか聴かれて

私はココにいるよとしかいえなかった

言葉が通じないのだ

完全に狂った世界に入っていた

入院顛末記

2014-12-19 17:56:01 | 入院顛末記
ものから声が聞こえ始めて戦い始め

彼女との会話もできなくなっていく

彼女はそれでも絵や文字で

私に伝えてくれていたが

私はわけのわからない世界へと入っていく

私はまだ私を持っていたのだろうか

私がわけがわからなくなったら実家に帰るように

彼女に言った

私は夢を見たのだろう

真っ暗な空間にそいつは存在していた

そいつは存在していることを真っ暗な中で知った

そして何かに触れた感じがした

どこが何かに触れたのかはわからない

何かに触れた

そして違う存在があることを知った

違う存在は自分とどうなんだろうと

自分を確認しながら

他者を確認した

そしたら形が違うことを知った

形が違うその存在と交流しようとした

交流が行われた

ある日光を手に入れてなんだか見えるようになった

なんだか見える他者と自分を確認した

ふれあいが続けられた

ふれあいをしているあいだに

二人の世界だけでなく周りの世界が見えるようになる

周りの世界は問題を抱えているようだった

そいつは問題を探しいろいろ旅に出た

大きな存在から小さな存在まで

すべてをみたらすべてがつながっている

小さな存在から大きな存在まですべてがつながり

問題の所在も明確になってきた

これが問題なのかと覗いた時

空に目が現れる

自分がのぞいたように大きな存在が覗いてきたのだ

私は何かの思いで

夏になる季節の暑い中

ブレーカーを落とした

彼女は暑いのが苦手で

しかし抵抗するもなかった

暗い部屋でへったっている彼女の存在を忘れていた

私は暗い部屋で夢のように何かが存在するのではと

手を伸ばした

何かに触れた

なんだろうと思った

彼女だった

彼女がブレーカーを上げて電気をつける

私はある夜

ある儀式を行おうとした

無言の行である

朝まで無言の行ができれば何とかなると思った

しかし朝まで無言の行は続かなかった

夜中突然私に何かがとびうつる

いまから奇跡を行います

今日汝は夢である人に会います

その人によって何代目かを知ることができるでしょう

誰も見なかったら

あなたは初代です

と言って彼女に抱かれて横になる

無言の行をします

そういって彼女に抱かれる

彼女がヨシヨシとしてくれるが

いっこうに眠れない

もうおかしくなっていたのだ

彼女は眠りにつき私は起きている

鏡に向かい鏡を向けて汝はなにものぞ

と問うた

そして鏡の光を大切な彼女や自分の部屋などに向けた

夜は長かった

しかしいつしか眠りについていたのだろう

携帯がバージョンアップしていると思っていた

わけのわからないメールが来ていた

元気にしている?

意味不明のメールを削除した

眠りがいい加減になってきて

夜か昼かわからなくなり始める

幸いに今おかしい状態である

食事は途中からとっていたのかどうかもわからない

薬は二日分だけ抜けていたのだ

入院顛末記

2014-12-14 09:07:41 | 入院顛末記
この3回の一連の入院は

たぶんストーリーがつながっていて

妄想や幻覚や幻聴がつながっており

ストーリーを収束させたことで

私の症状も治まってくるのだろうと

なんとなく思っている

そして3回目の話をします

薬は害であるとする医者の話を信じ

薬を減らすことを目的に

急激に薬を減らす強硬手段に出た

薬の減らす速度が速かったのか

それとも薬が不用というのが嘘なのか

私にはわかりかねるが

そんなことはタバコも酒もやっているのに

薬だけがなぜイカンとなって悟ったときでもあった

薬を急激に減らしていくうちに

お守りにおいてある般若心経から声が聞こえた

般若心経のお守りが般若心経を唱えているのだ

あれっと思った

でもあるかとも思った

しばらくして観音経のお守りからも

観音経を唱える声が聞こえた

あれっと思った

それでもあるかと思った

しかし私のばあい物から声が聞こえ始め

やがて断食が始まり

そしてブレーカーを落とす段になると

もうその段階で入院したほうがよい状態に

なっているんだけど

この兆候は簡単にスルーされた

薬を急激に減らすうちに

物から声がし始めたのだけど

それをいとも簡単に

それはあるかとスルーしてしまったのだ

幻聴がひそかに始まっていたのだ

そしてそういうことはあるのだろうと

私の中で解釈して

病状が悪化しているという認識がなかったのだ

しばらくして

扇風機が話し始めた

扇風機の回転の音が声にきこえはじめたのだ

毎晩扇風機に声をかけられ始めた

祭りの囃子が家の近所を通ったとき

何度も家の前を通るのだけど

その音をクーラーの音がリピートしていた

わけのわからない声たちに

少しずつ違和感を感じていた

状態がおかしいから薬を変えてもらおうとしたが

私の要求は薬を減らすことになっていた

状態がひどいときの頓服は出された

私は状態が悪くなることを予感した

そのころ家には彼女と一緒に暮らしており

彼女が同棲の形で住んでいた

彼女には状態が悪くなっても

絶対に手を出したり危険なめにはあわせないと

宣言していた

悟れていない扇風機から声が聞こえる

うるさい声が毎晩聞こえる

彼女が寝たら私はしばらく眠りにつくまで

声と戦わなければならなくなり始めていた

彼女が起きている間は戦えない

しかし彼女が寝たら声と戦い始めるのだ

状態は悪化していた

明らかに悪化していたのだ

しばらくして彼女との会話が成り立たなく

なり始めていた

彼女は絵で私の心に訴えかけようとした

どんなことが会っても一緒にいるよとか

絵と文章で表現してくれていた

ある日私は彼女の文章で亡くなった知人を思い出し

涙していた

感情が溢れて涙が出ていた

感情の横溢が始まっていた

私は彼女が寝たのを待って

ご先祖さんに救いを求めた

鏡の呪術をやろうとしたのだ

鏡に向かいご先祖さんを探そうとした

しかし次の瞬間

私は鏡から吹き飛ばされていた

えっ?と思った

みなそれぞれに鏡の世界で生きている

他人の鏡に映る自分と自分の鏡にうつる自分

そういうものを確かめ合いながら

人というものはなんとなく生きている

しかし私はいま鏡の世界から吹き飛ばされた

私はこれからどうなるのだろうと思った

鏡の世界に入ってしまったのか

鏡の世界から出てきてしまったのか

わけのわからない世界が顔を出し始めた

彼女は起きているときは絵を描いて文章を添えて

私をどうにか支えようとしていた

私はそれに応えたいと思っていた

しかしわけのわからない世界が

だんだんとその存在を大きくしていった

彼女には霊感があり

そんなある日天井に子供の霊を見て

驚いて恐れていた

彼女の霊感は時々何かを見た

私のわけのわからない世界と呼応するかのように

霊的存在を感じていたようだった

霊的存在やわけのわからない存在を

それはそれであるんかと受け入れてしまうと

わけのわからない世界に引き込まれてしまう

その世界と一定の距離を置かないといけないのだ

必要なとき意外は見ないほうがいい世界だ

私の状態は悪化していく

入院顛末記

2014-12-13 10:00:54 | 入院顛末記
この入院のとき

隔離されているときにオリンピックがあり

オリンピックの柔道の試合結果を

毎回看護師さんが報告してくれていた

今日はどうだったとか

この歳のオリンピックの男子柔道は

最悪の結果を迎えていた

保護室もどきの部屋に入って

しばらくしたら

大部屋に移動になった

大部屋に移動するようになると

自宅に帰れるようになったんだけど

引越しするように家主に督促され

別に無理してまですむようなマンションでもないので

新しい引越し先を探しに

不動産屋を回るはめになった

外泊が許され

その都度不動産屋をまわり

家を探すということをしていた

入院の状態では

聾唖者の人と将棋をしたり

自分の大部屋が相談部屋兼

トレーニングルームになっていた

外泊はできるけれども

外出を短時間すると言うことはできなかった

その病棟が閉鎖病棟であるため

病棟を自由に外出することは許されなかった

退院の準備をするのに

外泊は許されていた

聾唖者の人がなぜ病気になったのか

うすうす理解できた

聾唖者も音で障害が起きるのだ

聞こえないはずの音を聴き

その騒音の害で障害になっているようだった

いろいろな人が入院しているため

退院して北海道に移住した子もいた

入院途中で警察にいく子もいた

閉鎖病棟のため体がなまるから

だいたいの人がトレーニングらしきことをするのだけど

自由に創作ダンスを踊って

からだを動かしている人なんかもいた

自分の処遇が差別的だと訴えて

逃亡を図る人もいた

隔離室のときは小さな窓が現われ

そこに馬車が宮殿に入る映像が現れたり

アスキーアートで映像が送られたりして

こんなことで確認しないと

証拠が集められないんだよと

わけのわからないことをいっている

声が聞こえたりした

映像を脳に送り込んでいたのだろうか

将棋は少しは上達したように思う

老人が私に自分の手ばかり考えずに

相手がどう動いてどうするか

棋譜を覚えておきなさいと

指導してくれたので

相手の手をじっと見る癖が少しついて

聾唖者の人と将棋を指すときに

駒を入れ替えてインチキをしているのもわかったし

その人の将棋を指す癖もわかったりした

将棋の基本の攻めとか定石とかは知らないけど

ある程度はできるようになっていた

引越し先が確定して

役所に手続きをして

そして退院も確定した

退院は妄想が解けて安定すると早くなる

しかしこの妄想と幻聴と幻覚が

治まってくるのにはまだ

ストーリーが終わっていなかったようなのだ

この入院の一年後にまた入院することになるのだ

その入院はこのストーリーの最初の病院への

再入院という形になる