映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ヴィム・ヴェンダースpresents Rain レイン』

2008年01月03日 | Weblog
よい

マイケル・メレディス 監督
ドン・メレディス、ピーター・フォーク、エリック・アヴァリ、ライル・ラヴェット 、ペネロープ・アレン、ブライス・ダナー、ロバート・キャラダイン、ヘザー・カフカ、ジェイソン・パトリック、マックス・パーリック、ウェイン・ロジャース、ケア・デュリア、マーク・フォイアスタイン 出演

雨が降る三日間に、さまざまな悲劇が起こる。

いったいこのタイトルはなんだ。カタカナだけ読めば「ヴィム・ヴェンダース レイン」、エイゴも読めば「ヴィム・ヴェンダース プレゼンツ レイン レイン」となる。エイゴだけ読めば「プレゼンツ レイン」、まあこれはないな。
そして監督はマイケル・メレディス。

雨によりつきからどんどん見放されていくタイル職人、アルコール依存症の父と子どもの話、息子を亡くしたタクシードライバー、判事に弱みを握られたジャンキーの娘、鉄道会社で働く知的障害の青年、あることをきっかけに妻との決定的な違いを意識する裕福な男、これらの話が入り乱れて綴られていく。

そしてそれらの人々とすれちがっていくさまざまな人々、クライアントや、同居人や、乗客や、保護監察官や、親会社の管理官や、ニューススタンドのおじさんが印象的に描かれ、話は進んでいく。

ほとんどのエピソードにエンディングらしいものはなく、とりあえず雨の三日間の様子が淡々と表現されているだけである。

しかしそこにリアルを感じさせる。