OUR HOME ISLAND - いおうとう(硫黄島)

戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

2012年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(76) 噴出孔

2013年06月11日 | 硫黄島・小笠原村
この写真の場所は、硫黄ヶ丘とは別の場所です。まだ、ほとんど紹介されていない場所だと思います。

本当ですと、これまでの硫黄島の訪問では、行かなかったりして撮れなかった写真で今回の訪問で初めて
撮影できた写真を紹介しないといけないと思っているのですが、
こんなに紹介が遅れてしまいました。

この場所がどこであったか覚えていませんが、海岸からそれほど遠くない地点だったような記憶があります。
昨年の6月の私たちの訪問の前には、硫黄島の沖合いでも水蒸気噴気がありましたが、
この写真の場所も、私たちが行ったちょっと前に、急に新たな噴出孔ができて、噴気が始まった場所だそうです。

この写真では、大きさが分かりませんが、かなり大きい穴が、ぼこぼこと深いところで噴出をさせていました。
上から覗き込んでも下までは見えませんでした。
囲いのロープがあるわけでもないので、皆で、危険のないように、おかっかなびっくり、近づいていくしか
ありません。

ちょうど、これ以上は進めないぐらいまで近づいて、この写真を撮影した直後に
急に音が変わって、激しく白い水蒸気の噴出が始まりました! 
音が変わったときに、後ずさりをして離れましたし、それ以上に大きな噴出にはならなかったので、
危険はありませんでしたが、タイミングが、私たちの見学を歓迎しているようだったので、驚きました。

今でも活発な活動があって隆起していて海岸線が変わっている話や、このような噴出や地熱の話などについては、
硫黄島への帰島を本気で考えて活動をしている諸先輩方は、「火山活動が活発なことも、島民が住めない理由の
一つにされているのだから、あまり、まわりには言わないように。」と言う方も中にはいらっしゃいますが、
私はそうではないと考えています。
事実は事実として、今でも近くの海や硫黄島内で、このような新たな噴出があったりするということも
考慮した上で、どのようにしたら、帰って安全に住めそうなのかというポイントも含めてオープンに協議して必要な対応策を
考えたりすることが確実な次への一歩として必要だと考えます。
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2012年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(75)  硫黄島の砲台

2013年06月11日 | 硫黄島・小笠原村
硫黄島には、いくつかの砲の跡がありますが、今は、むき出しになっている砲も、当時はコンクリートの壁で覆われていたそうです。
この写真の砲は、今でも、上の覆いが破壊されずに残されています。
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2012年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(74) 水平砲

2013年06月11日 | 硫黄島・小笠原村
この写真は、砲台跡にある、水平砲です。
よく訪れる場所で、前にも照会をしたことがありますが、この大きさには圧倒されます。

いよいよ、今年の小笠原、硫黄島訪問への出発が、明後日になりました。
台風が来ていて、それも進みが鈍く停滞しそうという予報で、心配です。
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