OUR HOME ISLAND - いおうとう(硫黄島)

戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

2013年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(2) 硫黄島旧島民慰霊祭

2013年06月19日 | 硫黄島・小笠原村
例年通り、上陸してすぐに、全員参加で、硫黄島旧島民平和祈念墓地公園での旧島民慰霊祭が行われます。全体としては例年になく涼しい時間が多かった今年の訪問でしたが、この慰霊祭の時間には気温
が上がっていて、特に日光の強さが厳しい時間帯でした。
前の方に来賓の方々もいる私たち旧島民が後ろ半分にいるメインのテントは、テントで日差しが遮られている面積に比べて席数が多過ぎて、全体が覆われていなくて、しかも、時々刻々と太陽の位置が変わるので大変でした。最前列が直射日光を受けると全体で開式直前に移動しましたが、今度はすぐに最後列が日差しを避けられなくなりました。
ただ、気温は高く日差しは厳しかったのですが、式の半ば辺りから、さわやかな風が吹き始めて、かなりの心地よい涼しさをもたらしてくれましたので、かなり楽になりました。あの風がなかったら大変だっただろうと思います。

来賓の挨拶に続き、父島と母島の中学生の言葉がありました。今年の生徒たちも、戦争と硫黄島のことを本当にしっかり勉強してくれてきていました。平和を考える重要性を知って、これからも成長していってくれる前途有望な中学生たちだと思いました。

中学生たちをメインに、みんなで声を合わせて、「故郷の廃家」を歌いました。ことしは、ややバックに流れる伴奏音のペースが遅くて、ゆっくりと合わせるの苦労をして歌が先に行ってしまうところがありましたが、大きな声で、歌うことができました。

硫黄島で、昭和20年に若い命を落とした兵士たちが声を合わせて歌っていたというこの歌を、年に一度、硫黄島で私たちが歌います。

写真は、中学生たちと、列席者とで献花をした後の献花台です。
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2013年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(1) 父島 海洋センターの コータ君

2013年06月18日 | 硫黄島・小笠原村
本日、硫黄島への慰霊墓参の旅から帰りました。
天候に恵まれて上陸、宿泊することができました。

今年はいつもの年ほどは、硫黄島は暑くなかったです。

直前の台風が心配されましたが、行きも帰りも、小笠原丸はほとんど揺れませんでした。

今年の報告の投稿の最初は、やっぱり、海洋センターのコータ君です。

元気に、今年も、まってくれていました。
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2012年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(77) 夕日と摺鉢山

2013年06月12日 | 硫黄島・小笠原村
毎年、小笠原丸は、硫黄島を離れるときに、島を一周してくれます。その時間に、犠牲者を悼んでの献花もあります。ちょうど、日が沈む時間です。この写真は、島の東側に小笠原丸が回り込んだ時間に撮ったものです。この後、この写真で夕日が沈むあたりに向かって行って摺鉢山の南西端を回って島の西側に出てから、北上して、硫黄島を離れます。
硫黄島での全活動が終了したことが実感される時間帯です。

明日、今年の硫黄島訪問の出発ですので、2012年の訪問の時の写真はの紹介は、これが最後になります。

戻りましたら、今年の写真を紹介しますので、これかれも引き続き、よろしくお願いいたします。
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2012年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(76) 噴出孔

2013年06月11日 | 硫黄島・小笠原村
この写真の場所は、硫黄ヶ丘とは別の場所です。まだ、ほとんど紹介されていない場所だと思います。

本当ですと、これまでの硫黄島の訪問では、行かなかったりして撮れなかった写真で今回の訪問で初めて
撮影できた写真を紹介しないといけないと思っているのですが、
こんなに紹介が遅れてしまいました。

この場所がどこであったか覚えていませんが、海岸からそれほど遠くない地点だったような記憶があります。
昨年の6月の私たちの訪問の前には、硫黄島の沖合いでも水蒸気噴気がありましたが、
この写真の場所も、私たちが行ったちょっと前に、急に新たな噴出孔ができて、噴気が始まった場所だそうです。

この写真では、大きさが分かりませんが、かなり大きい穴が、ぼこぼこと深いところで噴出をさせていました。
上から覗き込んでも下までは見えませんでした。
囲いのロープがあるわけでもないので、皆で、危険のないように、おかっかなびっくり、近づいていくしか
ありません。

ちょうど、これ以上は進めないぐらいまで近づいて、この写真を撮影した直後に
急に音が変わって、激しく白い水蒸気の噴出が始まりました! 
音が変わったときに、後ずさりをして離れましたし、それ以上に大きな噴出にはならなかったので、
危険はありませんでしたが、タイミングが、私たちの見学を歓迎しているようだったので、驚きました。

今でも活発な活動があって隆起していて海岸線が変わっている話や、このような噴出や地熱の話などについては、
硫黄島への帰島を本気で考えて活動をしている諸先輩方は、「火山活動が活発なことも、島民が住めない理由の
一つにされているのだから、あまり、まわりには言わないように。」と言う方も中にはいらっしゃいますが、
私はそうではないと考えています。
事実は事実として、今でも近くの海や硫黄島内で、このような新たな噴出があったりするということも
考慮した上で、どのようにしたら、帰って安全に住めそうなのかというポイントも含めてオープンに協議して必要な対応策を
考えたりすることが確実な次への一歩として必要だと考えます。
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2012年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(75)  硫黄島の砲台

2013年06月11日 | 硫黄島・小笠原村
硫黄島には、いくつかの砲の跡がありますが、今は、むき出しになっている砲も、当時はコンクリートの壁で覆われていたそうです。
この写真の砲は、今でも、上の覆いが破壊されずに残されています。
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2012年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(74) 水平砲

2013年06月11日 | 硫黄島・小笠原村
この写真は、砲台跡にある、水平砲です。
よく訪れる場所で、前にも照会をしたことがありますが、この大きさには圧倒されます。

いよいよ、今年の小笠原、硫黄島訪問への出発が、明後日になりました。
台風が来ていて、それも進みが鈍く停滞しそうという予報で、心配です。
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2012年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(73) 摺鉢山

2013年06月09日 | 硫黄島・小笠原村
昨年の6月に撮影した、硫黄島の鎮魂の丘からの、摺鉢山の写真です。
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2012年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(72)鎮魂の丘(3) 折口信夫の歌碑

2013年06月09日 | 硫黄島・小笠原村
硫黄島の、鎮魂の丘にある 釈迢空(民俗学者の折口信夫氏)の歌碑の写真です。
きれいな花が咲いている場所にあります。

この歌碑については、検索すると由来についてなど書かれているのが見つかります。

私も、このブログで、2009年10月6日の投稿で、この碑の歌について書いています。
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2012年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(71)) 鎮魂の丘(2)

2013年06月08日 | 硫黄島・小笠原村
これは、鎮魂の丘の碑の全景です。この写真の中央の碑の後側が、島の南西端の摺鉢山の方角です。水不足の時には乾いているときもありますが、中央の碑石をとりまくように水がはられていて、そこから、入り口付近に水が流れています。水が極度に不足する中での壕に入っての激しい戦闘で犠牲者が多く出た島ですので、慰霊碑は、水を意識したものが多くあります。
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2012年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(70) 鎮魂の丘(1)

2013年06月08日 | 硫黄島・小笠原村
いよいよ、今年の硫黄島訪問が、来週の木曜日と迫ってきました。昨年の写真は、とうとう、全部、紹介できませんでした。 今年は、できるだけ、帰った直後から、特に、これまでにない写真が撮れたら、それらを中心に紹介をするようにしたいと思っております。

この写真は、鎮魂の丘の、入り口付近にある、銃弾痕の碑です。
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