灯台もと暗し。
地元の「レストラン コヤノ」にも言えるが、「ビーフマンバル西麻布店」においては尚言えよう。
元LA35のチャチさん、タカさんがいる店。知るのが遅すぎた。但馬牛を出す店ではないか。身近な友達で牛に強い店があるとはうかつだった。夜のオープンということで18時半前後に行った。チャチさんがいて奥にはタカさんがいる。いきなり、但馬牛を頼むのもなんだから、前菜としてシーザーサラダを頼んだらこの量。おつまみとしては十分過ぎる。次に但馬牛のイチボを頼む。一応、座布団、というかサイコロステーキサイズなのでステーキという扱い。さっぱりして何もつけなくても上手い。これが和牛。そんな味だった。
せっかくなのでランプでも但馬牛を頼んだ。イチボよりかはあっさりしてて、上手いが、ハラペニーニョの辛さが効くよね。
なんだかんだ飲んで食って結構な額を払うがまあ、たまにはいっかという感じ。居心地いいし。
但馬牛の上手さは当然ながら、居心地の良さでもイイネ!
★★★★★☆
普通の人だったらラーメン食べ歩きならラーメン屋に行くし、カレー食べ歩きならカレー屋に行くだろう。
けどさ、それって安定・確実・無難な路線だよね。餅は餅屋と言うように、ステーキ屋のステーキが不味かったら泣いちゃうよね。つまり、まあまあか当たりなんだよ、だいたい。
それじゃつまらない。「サイゼリヤ」にステーキがあるっていう方がインパクトあるじゃん。そういう発想さ。
ということで、「ハードロックカフェ」。
基本的には飲みとハンバーガーが中心で、何回か行ったことがあるけど、他のメニューなんか気にしたことがなかった。で、探してみると、ちゃんとあるんだな、これが。
ランチメニューに200g1500円のランチステーキがあるのと、グランドメニューに340g3800円のニューヨークカット・サーロインステーキがある。一見前者の方がコスパがいいように見えるが、340gのニューヨークカットのステーキって六本木のWやBだと倍の値段はする。ということで、実は高くはない3800円のステーキと赤ワインを頼んだ。
で、来たのが写真のステーキ。ここまでは予想通りだった。ミディアムにしては切りやすく、柔らかい。どこ産のどういうステーキかは書いてなかったが、味からするとUSアンガス牛とみた。しかし、そのわりには脂身の乗り方が雑ではない。脂身はちゃんとある。が、「いきなり!ステーキ」錦糸町店のUSアンガス牛みたいなしつこさはなく、本当、適度にある。念のため店員に訊くがアメリカ産という答えしか返って来なかった。アンガス牛には違いないが、明らかに「いきなり!ステーキ」より質・焼きは上。ステーキソースなしでも食べられ、牛そのものの味で勝負しているが、黒毛和牛と比べると淡白なんだよね。細かい種別はともかく、アンガス牛だな、これ。
ま、3800円は相応だが、ドライエイジングを謳ってる六本木のWやBのニューヨークカットステーキと比べてみたいね。
★★★☆