ステーキ漂流記
10月29日2軒目「ビッグシェフ」黒毛和牛サーロインステーキ200g(新越谷)
昼間食べた「camaro’sダイナー」の黒毛和牛サーロインステーキは久しぶりに衝撃的だった。もう、何度スリランカ人のおじさんに「美味いよ!」を連呼したかわからない。あまりの感動に映画関係者用の名刺を渡す始末。
それから午後の試写に行ったけど、映画を見終わった後も黒毛和牛の余韻が残ってる。映画(『サンバ』)も悪くなかった。が、やっぱりね、黒毛和牛についていろいろ考えちゃうよ。もう、電車の中では黒毛和牛、和牛、国産牛について大、大、大勉強大会。黒毛和牛のルーツからね。ブランド牛、等級もね。
それで、新越谷(=南越谷)について直ぐに駅ビルの4階にある「ビッグシェフ」へ。そう、今日は29日。この店では肉の日(29日)にちなんで全品目29%オフだという。狙いは黒毛和牛サーロインステーキ。
ところが、だ。
な、なんと、黒毛和牛サーロインステーキだけは対象外というではないか!!!!
まあさ、それだけ普通のステーキとは差があるんだよ。それは昼間に改めて思い知らされた。……だからこそ、サービス外でも頼んだ。
するとどうだ。
確かに黒毛和牛特有の旨味はある。これ、黒毛和牛には間違いないが、みずみずしさ、さらにはわざわざミディアムレアにしたにもかかわらず昼間よりほんの少し硬い。うーん、でもとりあえずは黒毛和牛。
同じ黒毛和牛でも明らかに昼間のそれとは差がある。なので、近くにいる地味な女の子の店員に訊いてみた。等級とか産地とか。ちゃんとコックに確認してでた答えは…………
宮崎産のA4。
確かに宮崎牛はブランド牛の一つ。黒毛和牛には間違いない。等級もA3~A5までの中で真ん中を使っている。
しかし、だ。
昼間のあおもり和牛(黒毛和牛で倉石牛、田子牛、十和田湖和牛、東通牛のどれか)は実はA3。
ん、A4の方が濃厚なハズでしかも宮崎牛はかなりのブランド牛のハズ……
な、なんなんだ、これは?
昼間のスリランカのおじさんの腕前が凄かったのと、
「ビッグシェフ」新越谷店のコックたちの腕に問題があるのか……。
またまた教えられたよ。
黒毛和牛、等級には踊らされない!
牛を生かすも殺すも料理人の腕次第!
とりあえず、今回は無駄金ではなかったハズだ…………と思いたい。
ぶっちゃけ、この店は1000円前後のサイコロステーキで十分なりぃ~。
★★
ステーキ漂流記
10月29日「camaro’s ダイナー」黒毛和牛サーロインステーキ150g+牛ヒレステーキ100g(両国)
結果を先に言う。
美味すぎてKOされた!!
一応言うけど、黒毛和牛のステーキは初めてではない。A5もA3も食べたことがある。
なのに、だ。
確かに最近、複数の店で疑惑の国産牛や和牛を食べてた。これ、オーストラリア牛じゃないの?って感じのをね。
A3の黒毛和牛サーロインステーキを目の前にしても「それ、ひょっとして、黒毛和牛?」って思っちゃった。
ところが、一キレ食べた瞬間に黒毛和特有の濃厚な味が俺の舌を襲った!!
これだ!
これぞ黒毛和牛!
切りやすさ、味わい、凄まじき。しかも、150gでも少なくは感じさせない。店内、オールディーズがかかってて「リベラ」みたいな雰囲気にも関わらず、はっきり言って10倍以上うまし!
あんまり美味すぎて、牛ヒレステーキも追加注文。こちらはヒレらしく落ち着いた味。
そうなるとだ。俺はA3からA5の黒毛和牛orブランドステーキが出てくる度にKOされるか?それともこの店のスリランカのおじさんが凄いのか?
今のところ、ぶっちぎり暫定1位のステーキ。今後の黒毛和牛との戦いの一つの指標となったね。
もう、この店を見逃していたことが恥ずかしい。次回行く時はがっつり300gの黒毛和牛を食べたい!
今回は文句なしの↓
★★★★★